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LANDISKに接続できない時の対処方法

LANDISKに接続できない時の対処方法

会社の部署内や家庭内でデータの共有にI-O DATA製のLANDISK(ランディスク)を使用されている方も多いのではないでしょうか。異なる端末から同時にデータへのアクセスや使用、ファイル保存が可能となるNASは便利な記録装置の1つです。その一方でトラブルが発生してしまった時には一人だけではなく複数人に影響が出てしまい、業務への支障が大きくなってしまうこともありえます。ここでは、I-O DATA製のLANDISK(ランディスク)に接続できないトラブルが発生した時に早く改善ができるよう、エラー内容や対処方法などを紹介していきます。

LANDISK(ランディスク)とは

LANDISKとは、株式会社アイ・オー・データ機器(I-O DATA DEVICE, INC.)製のNASのことです。

NASとは

NASとは、Network Attached Storage(ネットワークアタッチドストレージ・ネットワーク接続ハードディスク・ネットワークに接続された記録装置)を略してNAS/ナスと呼ばれています。NASはネットワーク上で複数のパソコンやスマートフォン、タブレットなどの端末から直接接続を行う事やデータを共有する事が可能な機器で、会社内や家庭内で複数人が同時に使用出来る外付けハードディスク(HDD)のことです。接続は無線でも有線でも可能でネットワークHDD・ファイルサーバーと呼ぶ人も多いものです。

LANDISKに接続できない時の症状とは

LANDISKに接続できない時には下記のような症状が発生していることが考えられます。

1.起動しない
2.NASにアクセスできない
3.Windows10に移行後、共有フォルダにアクセスできない
4.エラーが表示される

1.起動しない

通電しているのに起動しない・アクセスランプが点いている状態なのに起動しないなど、LANDISKが起動しない際にはランディスクに内蔵されているハードディスク(HDD)の故障や内部部品が壊れてしまっていることが推測されます。

2.NASにアクセスできない

複数のパソコン(Windows/Mac)や端末からLANDISKに接続できない際にはランディスク本体に障害が発生してしまっていることが推測されます。複数のパソコンや端末からランディスク・NASにアクセスできないトラブルが生じている時には下記にて対処方法を紹介しています。

↓NASにアクセスできない際の解決方法はこちら

3.Windows10に移行後、共有フォルダにアクセスできない

パソコンのOSをWindows10にバージョンアップした後、今まで使えていたLANDISKにアクセスできないといった症状が出ることがあります。ネットワークの問題・セキュリティ上の問題や古いプロトコル(SMBプロトコル)が原因で生じることもあります。ネットワーク設定・SMB(Server Message Block)設定、セキュリティ設定を行うことで解決出来ることがあります。(SMBとは、LAN接続上でファイル共有やプリンター共有のための通信プロトコルのことです。主にWindowsのPCで使われています。)

↓Windows10で共有フォルダにアクセスできない時の対処方法はこちら

4.エラーが表示される

LANDISKにトラブルが生じると様々なエラーが表示されます。エラーのメッセージが出ると不安になってしまうものです。慌てずに確認にして対応していきましょう。

LANDISKに接続できない時のエラー表示の種類

「ネットワークエラー」
「¥¥192.       にアクセスできません」
「名前のスペルを確認しても問題がない場合は、ネットワークに問題がある可能性があります。ネットワークの問題を識別して解決するには、[診断]をクリックします。」
「ネットワーク名が見つかりません。」
「安全ではないためファイル共有には接続できません。」
「組織のセキュリティポリシーによって非認証のゲストアクセスがブロックされているため、この共有フォルダにアクセスできません。」
「エラーを特定できません」
「LAN DISKコネクト警告」
「LAN DISKが見つかりましたが、パソコンとセグメントが異なるためLAN DISKと通信できませんでした。」
次に表示される「IP設定」画面から、LAN DISKのIPアドレスを変更してください。
「LAN DISKと通信できませんでした。IP設定を先に行ってください」
「¥¥landisk         が見つかりませんでした。ネットワークに問題がないかご確認ください。」
「このネットワークリソースを使用するアクセス許可がない可能性があります。アクセス許可があるかどうかこのサーバーの管理者に問い合わせてください。」
「同じユーザーによる、サーバーまたは共有リソースへの複数のユーザー名での複数の接続は許可されません。サーバーまたは共有リソースへの以前の接続をすべて切断してから、再試行してください。」

発生しているエラーのメッセージが上記の中で見つからない時には「MagicalFinder」をインストールしてみましょう。MagicalFinder(マジカルファインダー)とは、I-O DATA製のLANDISKなどネットワーク機器において、ブラウザの設定画面やIPアドレスの設定画面を表示し、各ネットワーク設定が出来るソフトです。問題を示すエラーが上記に無い場合はこのソフトを使って再アクセスしてみましょう。

接続できない時の原因とは


LANDISKに接続できない原因は下記のようなことが考えられます。

内蔵ハードディスク(HDD)の異常
基盤や電源部分の不具合や不良
LANDISKのRAID構成トラブル(複数のハードディスクでRAIDを組んでいる場合)
接続しているパソコン側の問題
ネットワーク上の問題(ルーター・ハブ・ケーブル等のトラブル)
ネットワーク上のエラー・ネットワーク上でLANDISKが発見できなかった
LANDISKは見つかったもののアクセスができなかった
パソコンのセキュリティ設定によって共有フォルダへのアクセスがブロックされている
パソコンとLANDISKのネットワークセグメント・ネットワークのグループが異なっている
アクセス権限の設定が行われた共有フォルダにユーザー名・パスワードを入力後、接続を試みた際に異なるアクセス権限が設定されている共有フォルダへアクセスしようとした

ランディスクに接続できない時の対処方法


ランディスクに接続できないトラブルが生じた時には下記の順番で確認・対処を行っていきましょう。

1.LANDISK本体の状態を確認
2.パソコンなど接続台数を確認
3.接続できない端末数を確認
4.ネットワーク(LAN)の問題の時には
5.LANDISK本体に問題が生じている時には
6.接続できない時に試せる一番簡単な方法
7.内蔵ハードディスクの状態確認
8.ファームウェアのアップデートを行う

1.LANDISK本体の状態を確認

アクセスランプの点灯は正常か・正しく電源コードは差し込まれているか・機器の内部から異音が発生していないかを確認しましょう。会社や部署の引っ越しなど機器の設置場所を変える際には接続トラブルが発生しやすいものです。また、NASの中のハードディスクが故障すると異音が聞こえることもありえます。「カチカチ」「カタカタ」「カリカリ」「カラカラ」「カツンカツン」「カコンカコン」など普段と違う音が鳴った際には要注意です。異音が鳴っている際に通電を続ける・再起動・電源の入り切りを繰り返し行うと状態が悪化していまいます。ハードディスクの機械的な故障が疑われる際には本体の電源を切って、早めにプロのデータ復旧会社に相談することを検討しましょう。また、通電しているはずなのにモーター音などがしない等、普段聞こえる音がしない際にも機器の故障が考えられます。

2.パソコンなど接続台数を確認

会社でLANDISKを使用されている際には接続するPCなどの端末台数も確認しましょう。
・クライアント設定…最大ユーザー数:90
・Windowsパソコン推奨接続端末数:16(同時接続可能台数、制限なし)
・Mac OSパソコン推奨接続端末数:8(同時接続可能台数30)
ネットワークが安定して運用可能な台数は10台より少ないものです。同時に20台以上の端末から接続を行う際にはネットワークが安定しないために接続できないといったトラブルが生じることとなります。会社内や法人でランディスクを使用する際には接続する端末台数もチェックしましょう。

3.接続できない端末数を確認

ランディスク本体ではなくクライアントPC(NASサーバーからサービスを受けるパソコンの事)に問題があるケースもありえます。LANDISKに接続できないパソコンが何台あるのかを確認しましょう。複数のPC等でアクセスできない・LANDISKを認識できない際にはランディスク側もしくはネットワークに原因があることが考えられます。1台のパソコンだけアクセスができない際にはセキュリティソフト・セキュリティ設定・無線or有線のアダプターにトラブルが発生していることが推測されます。

4.ネットワーク(LAN)の問題の時には

LANDISKにアクセスできない・メールやインターネットを見ることにも障害が出ている・複数台の端末で同時に障害が発生している時にはネットワーク(LAN)側に問題があることが推測されます。ハブやルーターの故障・有線ネットワークケーブルの断線などでトラブルが生じることがあります。機器の周辺部品もチェックしましょう。

5.LANDISK本体に問題が生じている時には

1~4の確認を行っても問題の特定が難しい場合、LANDISKに問題が発生していることが推測されます。ランディスク機器の外側の問題か、内蔵されているハードディスクの問題かを考える必要が出てきます。トラブル発生の原因の多くは内蔵ハードディスクの故障によるものです。また、LANDISKの基盤や電源部分の故障が原因の事もありえます。機器にホコリや塵が溜まっている・停電があった・落雷の影響を受けた等で機器に障害が生じるケースがあります。これはNAS(buffalo製のTeraStation(テラステーション)・LinkStation(リンクステーション)/ I-O DATA製のLANDISKに限らず、RAIDを組んでいる機器)全体で起こりえるケースでもあります。

6.LANDISKに接続できない時に試せる一番簡単な方法

LANDISKに接続できない際、一番簡単な復旧方法は電源を一度切って、再度入れ直す事です。障害が軽度な場合はこの対処方法で改善が出来る事があります。ここで大事なことは電源の入り切りは一回だけに止めておくことです。1度試してみて改善されなかった場合は障害が重度である状況も考えられる為、保存しているデータが大切な方は通電や使用を続けることをしないように心がけましょう。

7.内蔵ハードディスクの状態確認


LANDISKに内蔵されているハードディスクに障害発生の原因が考えられる際には、ハードディスクを取り外してパソコンに繋ぐことでHDDの状態をチェックできます。確認を行うにはハードディスクを①USBの外付けケースに入れる②SATAケーブルを使う方法の2種類があります。しかしながら、NASに内蔵されているハードディスクはファイル形式(ext2等)の違いから直接、パソコンに繋いでも中に保存しているファイルやフォルダにアクセスができない・データの中身を見ることができないため注意が必要です。(ハードディスクのアクセスが可能なOSには制限がありますが、OSがLINAXの場合は使用可能です。)OSがWindowsのパソコンを使用されている方はランディスク内のHDDを直接PCに繋いだ際、管理画面上でハードディスクが認識された時には「GPT保護パーテーション」等と表示が出ます。この状況ではファイルシステムは認識ができないものとして判断されデータの中身を見る事はできません。この状況でファイルシステムを変更してしまったりすると状態が悪化してしまうため注意しましょう。HDDが認識できているかをチェックしたら速やかにハードディスクをPCから取り外しましょう。HDDが認識できていない場合、異音がしていない状況でも物理的な障害や故障が発生してしまっていることが推測されます。電源を切って、状態が変わらないように努めることが大事です。

8.ファームウェアのアップデートを行う

1~7の項目をチェックしても状況の改善が見込めない時には、ファームウェアのアップデートを行うことでトラブルが解決できることがあります。6.の項目で①ハードディスクが故障しておらず認識できている②RAIDを構成していない状況であれば、ファームウェアのアップデートを行ってみましょう。RAIDを構成している時には注意が必要です。ファームウェアのアップデートを行う事でRAID崩壊へと繋がってしまうことがあるためです。RAID崩壊が起こるとデータが壊れてしまいデータの復旧が難しくなってしまうことがあります。

↓RAID崩壊とは?/RAIDのトラブルを解決したい方はこちらから


JBOD (ジェイボド)にてNASの実装を行っている場合もRAID構成を行っている時と同様に注意が必要です。RAIDとは複数のハードディスク(HDD)の組合せによって1つのドライブのように認識させる技術のことです。JBOD (ジェイボド)とはJust a Bunch Of Disksを略したもので、複数のHDDを連結することで容量を合計でき、大容量での利用が可能となる技術のことです。JBODはスパニングとも呼ばれています。RAID0を除いてRAIDは容量が少なくなっても信頼性や冗長性を確保するために使用されるのに対し、JBOD (ジェイボド)は容量を大きく取ることを目的としており信頼性や冗長性の確保は考えない作りです。構成の仕方は似ていていますが、使用目的は正反対となるものです。このJBOD (ジェイボド)にてNASを構成している場合にもファームウェアのアップデートは行わないようにしましょう。

LANDISKに接続できない際に行ってはいけないこと・注意したいこと

1.電源の入り切りや再起動の繰り返しを避ける・通電を続けない
2.リセットボタンは押さないように
3.フォーマットをしないように
4.障害が改善した時にはバックアップを取るように

1.電源の入り切りや再起動の繰り返しを避ける・通電を続けない

ランディスクに接続できない状況になった際には、ハードディスクの故障や破損、制御システムの破損、不良セクタの発生によるもの等、原因は様々です。記録媒体に問題が起きている際に原因がわからないまま通電を続けてしまうと不良セクタが保存データを破損させてしまう事やハードディスクや部品に故障が生じている時には状態が悪化してしまうケースもありえます。保存しているデータが大事な場合は通電を続けない・再起動の繰り返しなどは極力避けて電源を切ることが最善の方法の一つです。

2.リセットボタンは押さないように

LANDISKの背面にオレンジ色のボタン(リセットボタン)を不用意に押さないように注意しましょう。このリセットボタンは問題が生じた時に使用するものではありません。装置を使わなくなった時や初期化、初期設定に戻したい時に使うボタンです。データを保存している時には間違って押さないように注意しましょう。

3.フォーマットをしないように

LANDISKに内容していたHDDを直接、PCに繋いだ際に「フォーマットしますか?」と表示されることがあります。慌てて「はい」を押したり、フォーマットしてしまったりしないように注意しましょう。フォーマット=初期化作業を行ってしまうと保存していたデータが消えてしまいます。

4.障害が改善した時にはバックアップを取るように

電源の入り切り等を行った結果、症状が改善した際にはすぐにデータのバックアップを取るようにしましょう。一度、障害や症状が発生した機器はいつ、不具合が出てしまう状態となるかわからないものです。不安定な状態で運用を続けないようにしましょう。データのバックアップが取れるうちに取っておくように心がけましょう。

NASのメリットとパソコンのファイルシステムの違い

NASを使うメリットはネットワーク上で複数のPCやスマートフォン(iPhone・android)、タブレットなどで同時にデータの共有が可能になる点と共有を行うPC等のOSの種類が違っていても運用が出来る点です。

OS例 ファイルシステム例
Windows Me/Windows 98/Windows SE FAT32
Windows XP/Windows Professional/Windows 2000 /Windows 7/Windows 8/Windows 10 NTFS
Mac OS X以降 HFS+

NASを使うデメリットは1つのハードディスク(HDD)を複数台のPCや機器から読み書きを行うため、その分、HDDに負荷がかかってしまい壊れやすくなってしまう点です。

LANDISKの種類一覧

種類 モデル例

LANDISK LAN-iCN・LAN-iCN2・HDL-WxxxU・HDL-xxxU/HDL-UR/HDL-AV・USL-5P・HDL-Fシリーズ
GigaLANDISK HDL-G・HDL-GX/GXRシリーズ
LANDISK Tera HDL-GT(個人向け)・HDL-GTR(企業向け)・HDL-GTR2Uシリーズ
LANDISK XR(企業向け/HDL-GTRの上位機種) HDL-XR2U・HDL-XR/TM3
LANDISK Home HDL4-G・HDL2-G・HDL-GS・HDLP-Gシリーズ・HVL4-G

ラインナップ変更による分類の変化

個人向けモデル
スタンダードモデル 高性能モデル
LAN DISK C・LAN DISK CE/CESシリーズ HDLP-S・HDL-S・HDL2-S・HDL-A(H)・HDL2-A(H)シリーズ
法人向けモデル
HDL-Zシリーズ

まとめ・それでも困った時は余計なことをせずに復旧会社へ

 
ここまでI-O DATA製のLANDISKに接続できない時の対処方法を紹介してきました、対応できそうな項目から作業を進めてみましょう。機器本体や内蔵HDD、設定などの見直しや電源の入り切りを行っても症状が改善しない・トラブルが解決できない場合はそのままランディスクを使い続けること・通電し続けることはリスクがあります。中に保存しているデータが重要・大事な方はプロのデータ復旧会社に相談することを検討しましょう。どのデータ復旧会社を選択したらいいかわからない等、会社の探し方に悩んだ方はAI技術を持っている会社を探しましょう。AI技術を持っている会社は技術力の面でも安心です。下記の会社はAI技術を持っていてデータ復旧の費用も抑えられます。まずは連絡をしてみることから始めてはいかがでしょうか。

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