データ復旧のアドバンスドテクノロジー

ReadyNASの復旧|NETGEAR製の機器に故障や障害が発生した時には

ReadyNASの復旧|NETGEAR製の機器に故障や障害が発生した時には

NETGEAR製のReadyNASは企業向けから個人向け等、豊富なモデルを展開しており、データの保存や共有のための機器として多くの人に利用されています。ReadyNASには「ReadyCLOUD(リモートアクセス機能)」や「回数無制限スナップショット」、「X-RAID」など便利な機能が付いている一方で、採用しているファイルシステムが特殊である事もあり、ReadyNASが故障したりデータに関するトラブルが生じたりした場合には対応に困るかもしれません。ここでは、ReadyNASを使用している時に発生する故障や障害例とともにデータ復旧の方法についても紹介していきます。

ReadyNASに生じる故障や症状例とは


NETGEAR製のReadyNASに生じる故障や症状には下記のようなものがあります。

  1. ReadyNASが起動しない
  2. 共有フォルダやデータにアクセスができない
  3. エラーのメッセージが表示されて使えない

↓共有フォルダにアクセスができず、お困りの方はこちら

ReadyNASが起動しない原因例


NETGEAR製のReadyNASが起動しないといった症状が出た時には下記のような原因が推測されるものです。

  1. 本体(筐体)の故障や電源ケーブルの損傷
  2. アクセスの過多による不具合の発生
  3. 内蔵HDDの故障や障害の発生
  4. 基板の故障

1.本体(筐体)の故障や電源ケーブルの損傷
ReadyNASが起動しない時には、まず電力供給に問題が無いかを確認しましょう。電源ケーブルが抜けていないか・抜けかかっていないか・曲がっていないか等も目視することも重要です。起動できない場合にはケーブルの抜き差しを1回だけ行ってみて、問題が改善するかを試してみましょう。何度も試すことは避けた方が良いものです。本体(筐体)が壊れている時や壊れかかっている際にケーブルの抜き差しを行うことで状態が重篤化してしまう事も多く、注意が必要となります。また、筐体だけでなく電源ケーブルやLANケーブルが損傷したことによって起動できなかったりアクセスができなかったりと不具合が出ることもあります。
2.アクセスの過多による不具合の発生
ReadyNASにアクセスが集中してしまうと起動しないといった症状発生に繋がります。ReadyNASをWEB用のサーバーとして利用していた場合にWEBサイトへ多くのアクセスが起きた時など、処理ができない程の負荷がかかるとサーバーの動きが停止してしまうことも起こりえます。アクセス過多によって処理スピードが追いつかないようなトラブルが起きた時にはメモリやCPUなどの増設やサーバーも複数用意するなどの対応を考える必要も出てきます。
3.内蔵HDDの故障や障害の発生
ReadyNASが起動しない場合には、内蔵されているHDDに故障や障害が生じたことが原因でトラブル発生に繋がっていることが多いものです。
①HDDに論理障害が生じている
ReadyNASに内蔵されているHDDに論理障害(システムやOS部分の異常やデータの破損)が生じると起動しないといったトラブルが起きる事に繋がります。論理障害が発生している場合にはファイルシステムの修復やデータの解析など、深い専門知識を持った上で復旧作業を行う必要が出てきます。
②HDDに物理障害が生じている
ReadyNASに内蔵されているHDDに物理障害(ディスクが機械的に壊れている・部品などが物理的に破損している)が生じると様々なトラブル発生に繋がります。HDD自体が消耗品であり経年劣化によっても物理的に故障してしまうことも多いものです。物理障害が起きた時にはHDDの中のプラッタ(データが保存されている円盤状の部品)と磁気ヘッド(データを読み取るための針のような部品)の調整や交換をクリーンルームなどの専用環境で行うことが必須となるため、データの復旧が必要な場合には専門の業者に相談することを優先しましょう。個人で対応は難しく、万が一、どうにかしようと操作や作業を続けてしまうと取り返しのつかない状況に陥ってしまいます。
4.基板の故障
ReadyNASに内蔵されているHDDだけでなく機器本体の基板が破損したり故障してしまったりすることも起こりえます。その場合には機器が起動できない・データへアクセスができないといったトラブル発生に繋がります。基板の故障が考えられる時にはケーブルを外して通電されないように努めましょう。

↓NASの故障時に修理することを考えた方はこちらも参照ください。

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ReadyNASにエラーのメッセージが表示された時の意味と対処方法


ReadyNASにトラブルや障害が生じた時にはディスプレイ・LCDパネルに表示されるエラーのメッセージの内容もチェックしましょう。エラーのメッセージによってReadyNASの故障の箇所や障害内容の他、対処方法が変わります。エラーメッセージが出た時には慌ててしまうことも多いものです。保存しているデータが大事なもの・無くなると困ると少しでも考えた時には無理に作業や操作を進めることは避けましょう。故障箇所や不具合が出ている部分は1つで無いことも多く、対応を間違ってしまうとデータが失われてしまう危険性も高まります。

表示されるエラーのメッセージ 故障の箇所や意味 対処方法例
btrfs_merge_bio_hook+a0 ディスク内のデータに問題が生じている・ファイルシステム関連のエラーのメッセージ ブートメニュー→ReadOnlyモードで起動ができるかを確認。難しい場合や中のデータが大事な方は復旧会社へ連絡を優先。
btrfs_merge_bio_hook+a4 同上 同上
_raw_spin_lock_irq+8 プログラムを実行させるための領域「エントリーポイント」が多く存在している 機器にアクセスができない場合には1回だけ再起動を試す。問題が解決できなかった場合には復旧会社へ連絡を優先。
mv_xor_status +88 カーネル上の処理で競合している 同上
__percpu_counter_add+20 Kernel 内での処理エラー 同上
kmem_cache_alloc+5c メモリが不足している 機器のシャットダウンを行う→起動できない場合には電源ケーブルを抜いて5分程度放電した後、メモリ不足の原因を確認するためにログを取得。
out_of_memory メモリが不足している バックアップやスナップショット、アプリやウイルスソフトなどが動いて処理過多になっている事が推測される。ログを取得し、メモリ不足の原因を探る。
Kthread_data+B Btrfs(ファイルシステム)のエラー
※BtrfsはReadyNAS以外のNASではほとんど使用されていないファイルシステムです。
管理画面のログを確認。OSの領域rootがfullになっていないか→root, md0がfullになっている場合にはログを取った上で復旧会社に相談。
do_exit+8d8 ARM ベースのデバイス(RN102/RN104/RN202/RN204/RN212/RN214/RN2120)でシャットダウン時に問題が生じた場合に表示される 電源関連やパワータイマーの設定を無効にして問題が改善されるかを確認。
(null)+ffff88040 a494558 通常プログラムを実行するためのユーザースペースに関するエラー アドオンに問題が出ている。一度アドオンを削除→問題が改善されるかを確認。

・ログの取得方法
①設定ファイル
管理画面にログイン→システム→設定→設定のバックアップ→設定ファイルをダウンロード
②システムログ
管理画面にログイン→システム→ログ→ダウンロードログ

↓NASにアクセスができず、お困りの方はこちらも参照ください。

ReadyNASのデータ復旧・症状が出た時の対処法


ReadyNASが起動しない・電源が入らない・アクセスができない等の症状が生じた時には下記のような復旧方法や対処法があります。

  1. 電源部分や周辺機器の確認
  2. エラーのメッセージの他にもステータスランプの点灯を確認
  3. HDDを交換する方法
  4. データ復旧の専門業者へ相談する方法

1.電源部分や周辺機器の確認
NETGEAR製のReadyNASなど、機器が起動しない場合には電源ケーブルが抜けていたり抜けかかっていたりして電力供給に問題がある・周辺機器が正しく接続されていないことが原因で動作しない事も多いものです。まずは落ち着いてケーブルや周辺機器を差し直すことから始めましょう。何度も抜き差しを行ってはいけません。電流が流れる操作は機器に負担がかかり状態を重篤化させてしまうことも少なくありません。データが失われてしまう危険性も高まる行為のため、接続のし直しは1回だけに留めておきましょう。
2.エラーのメッセージの他にもステータスランプの点灯を確認
使用しているReadyNASに不具合や症状が出た時にはエラーのメッセージの他にもステータスランプの点灯の仕方も見て状態の確認を行いましょう。ディスクLEDが点滅している時には注意が必要です。データを無くしたくない方は電源を切って状態の悪化を防ぐことを優先しましょう。
・ReadyNAS・ストレージシステムのステータスランプ表示例

ランプの種類 ステータス例 備考
電源ボタンとLED 点灯:電源が入っている
点滅:起動中orシャットダウン中
消灯:電源が入っていない
ReadyNASの電源を入れたい時には電源ボタンとLEDボタンを押す
ディスクLED(1・2) 点灯:電源が入っていてディスクが正常に動作している
点滅:ディスクが取り出された状態・エラーの発生・再同期中のいずれかを示している
消灯:ディスク部分が空・入っていない
機器の正面部分に設置されている・ディスクの状態を示すLED。
ディスクアクティビティLED 点灯:ディスクが存在している
点滅:ディスクがアクティブになっている
消灯:ディスクが存在していない
NASに内蔵されているディスクの動作の状態を示すLED

3.HDDを交換する方法
ReadyNASに内蔵されているHDDに障害が生じたり、壊れてしまったりした際にはそのHDDを交換することで機器が起動できる・動作可能な状態に戻る事が見込めます。しかしながら、HDDに障害が発生している時に交換を行うとRAIDのリビルド(再構築)がかかってしまい、データを失ってしまう危険性を伴う作業でもあります。機器が動作できるように戻すことよりも保存しているデータが大事な方・データを取り出したいと考えている方はHDDの交換は行わない方が良いものです。HDDを交換してしまったがためにデータが全て消えてしまうことも起こりえます。注意しましょう。
4.データ復旧の専門業者へ相談する方法
ReadyNASに障害や不具合が生じた時には慌ててしまう事も多いものです。機器に保存しているデータが大事な方・取り出せないと困ると少しでも考えた方はデータ復旧の専門業者に相談する方法を選択しましょう。ReadyNASの場合、他のNASではあまり使用されていないBtrfsというファイルシステムを採用している事もあり、データの復旧が必要になる時には深い専門知識や高い技術力も必須となります。NETGEAR製のReadyNASのトラブルで困った時に業者を選ぶ際には復旧実績の有無も確認しましょう。

ReadyNASの復旧が必要になったら・業者の選び方とチェックすべき項目


データ復旧の会社は数多く存在しており、どこの業者に相談したら良いのか悩むかもしれません。ReadyNASの場合、Btrfs(ファイルシステム)の他にもシン・プロビジョニングという特殊なRAIDで構成している事も少なくなく、X-RAIDと呼ばれるNETGEAR製の機器に搭載されている独自の自動ボリューム拡張機能がある等、使用時には便利な機能であっても不具合が起きた時にはReadyNASの障害に対応できる復旧業者を選ぶ必要が出てきます。万が一、技術力が低かったり実績がなかったり知識が無い復旧業者に出してしまうとデータの取り出しができないだけでなく、状態が悪化してしまう事も起こりえます。ReadyNASからデータを復旧したいと考えた時には下記のような項目もチェックして業者を選びましょう。

  1. 技術力が高い業者か(独自技術やAI技術を持っているか)
  2. 復旧作業や対応にかかるスピードはどれくらいか
  3. 復旧料金やプランなどホームページに費用の記載はあるか
  4. 情報の管理・守秘義務は徹底しているか
  5. ReadyNASやRAIDの復旧実績は豊富か

復旧業者ごとの技術力やデータ復旧サービスの内容には大きな差があります。少しでも悩んだ時には「独自技術」や「AI技術」を持っているデータ復旧業者かを確認しましょう。技術力の高い業者を選ぶ基準となり、技術力が高いからこそ、作業にかかるスピードが早く、費用も抑えたデータの復旧が可能となるものです。どこの会社でも同じように復旧ができるわけでもありません。機器に保存しているデータが大事なものの場合には最初に相談する業者選びも重要です。検索して上に出てきたから・家や会社から近いからと安易に選んでしまうと後悔してしまう結果にも繋がってしまいます。

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ReadyNASからデータを復旧したい場合に注意したい事

ReadyNASからデータを復旧したい時には下記のような事に注意しましょう。

  1. 電源のオン・オフや再起動は繰り返し行わないように
  2. HDDの入れ替えや交換は避ける・リビルドの危険性
  3. 単体でHDDをパソコンに繋ぐことはNG
  4. データ復旧用のソフトの利用は避ける

1.電源のオン・オフや再起動は繰り返し行わないように
NETGEAR製のReadyNASに限らず、データが保存されているHDDに対して電源のオン・オフや再起動等は気軽に試せる操作である一方で機器にとても負担がかかってしまう行為であることも認識しておきましょう。HDDに障害が発生している場合に電源のオン・オフや再起動を行ったがために状態が重篤化してしまう・データ復旧作業の難易度が上がる・復旧自体が難しくなってしまうことも起こりえます。同様に負担がかかる電源ケーブルの抜き差しも繰り返し行わない様に注意しましょう。
2.HDDの入れ替えや交換は避ける・リビルドの危険性
NETGEAR製のReadyNASに入っているHDDに障害が生じた時にはHDDの入れ替えや交換は避けた方が良いものです。HDDを取り出してしまうとRAIDのリビルド(再構築)がかかります。リビルドは失敗してしまったり途中で止まったりしてしまう事も多く、RAID崩壊や他のHDDも壊れるなど新たなトラブルを誘発してしまう事も少なくありません。データを取り出したかったはずが逆に復旧が難しくなってしまうことも起こりえます。どうしてもHDDの交換やリビルドを行いたいと思った時にはプロのデータ復旧会社に相談してから進めましょう。

↓RAIDのリビルドとは?危険性と失敗例を下記では詳しく紹介しています。

3.単体でHDDをパソコンに繋ぐことはNG
NETGEAR製のReadyNASに入っているHDDはRAIDを構築しているため、取り出して単体でパソコンに接続させても中のデータを見ることはできません。また、繋いだ際に「フォーマットしますか?フォーマットする必要があります。」等のエラーのメッセージが表示されることも多く、慌ててフォーマットしてしまうと保存されているデータは消えてしまいます。また、HDDを単体でパソコンに繋ぐだけでもデータが上書きされてしまう・状態が悪化してしまうことも多くデメリットだけが目立つ行為となります。注意しましょう。
4.データ復旧用のソフトの利用は避ける
データ復旧用のソフトは軽い論理障害にしか対応していません。障害の種類や程度(軽度なのか中度なのか、重度なのか)を個人で判断することは難しく、RAIDを構成しているHDDの場合にはソフトを使ってもデータが上書きされてしまったり状態が悪化されてしまったりすることの方が多く、注意が必要です。どうしても復旧ソフトを使ってみたいと考えた時にはプロのデータ復旧会社に相談した上で進めましょう。

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NETGEAR製のReadyNASの代表的なシリーズとRAIDレベル例

ReadyNASには下記のような種類があります。

シリーズ名 モデル
ReadyNAS 210シリーズ RN21200- 100AJS・ RN21400- 100AJS
ReadyNAS 420シリーズ RN42200- 100AJS・ RN42400- 100AJS・RN42600- 100AJS・ RN42800- 100AJS
ReadyNAS 520Xシリーズ RN524X00- 100AJS・ RN526X00-100AJS・RN528X00- 100AJS
ReadyNAS 620Xシリーズ RN626X00- 100AJS・ RN628X00- 100AJS

・NETGEAR製のReadyNASで使われている主なRAIDレベル例
RAID0/RAID1/RAID5/RAID6/RAID10(1+0)/RAID50(5+0)/RAID60(6+0)
・HDDの搭載可能な台数例
2台/4台/6台/8台

まとめ・万が一困った時には

NETGEAR製のReadyNASを使っていて機器が起動しない・データにアクセスできない・エラーのメッセージが表示される等の不具合やトラブルが起きた時には一旦、機器の使用を止めることから始めましょう。本体(筐体)やHDDに障害が発生している時に電源のオン・オフや再起動、通電を続けることは大変危険です。簡単にできることを行った結果、データが無くなってしまう・復旧自体が難しくなってしまう事も起こりえます。NETGEAR製のReadyNASのデータ復旧や問題を解決するには深い専門知識や高度な技術力も必要となり、相談する復旧会社選びも慎重に行う必要が出てきます。アドバンストテクノロジーは独自技術やAI技術を持っており、高い技術力でReadyNASや多くのRAIDサーバーやNAS、HDDなど様々な記録媒体のデータ復旧の実績があり、安心です。万が一、困った時には無料のデータ復旧相談から始めてはいかがでしょうか。

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