データ復旧のアドバンスドテクノロジー

NASのデータ復旧・復元方法|自分で試せる対処法と注意点も紹介!

NASのデータ復旧・復元方法|自分で試せる対処法と注意点も紹介!

NASは会社や学校など、複数人で使っていることが多い機種の一つで、突然、NASが起動しない・データにアクセスができない・共有フォルダを消してしまったなど、NASのデータが使えなくなってしまうと、とても困ってしまう事態に陥ってしまいます。会社でNASを使っている際にトラブルが起きてしまった時には業務に大きな支障が生じてしまうことも起こりえます。個人でNASを使用されている方も家族の写真や動画データを保存されている方が多く、NASが壊れてしまうと大切な思い出が無くなってしまうことにも繋がりかねません。NASや内蔵されているHDDはある日突然、故障してしまうことも多いものです。ここでは、NASのデータ復旧が必要となる症状や障害内容、自分でできる復元方法について紹介していきます。

NAS(ネットワークHDD)とは

NASとは、複数のデバイス(パソコンやタブレット、スマートフォンなど)から直接、ネットワーク上で接続を行い、データやファイルを共有することが可能な機器の事を指します。正式名称は、Network Attached Storage(ネットワークアタッチストレージ)であり、頭文字を取ってNAS(ナス)と呼ばれているネットワークHDDのことです。
・NASの用途
TeraStationやLinkStation、LANDISKなどのNASは会社や学校を始め、家族間や個人でもパソコンのデータの共有やバックアップ用途して幅広く利用されています。NASはネットワークを経由してデータを転送しており、ポータブルの外付けHDDのように直接パソコンに接続しなくとも同時に複数のデバイスからデータの保存や共有、読み出し等が可能で簡単にデータにアクセスができるものです。

データ復旧とデータ障害

データ復旧とは、NASが起動しない・NASにアクセスができない等のトラブルが発生して機器が故障したり、共有フォルダ内のファイルやフォルダを誤って削除してしまったりした時に機器からデータを救出して復旧する作業のことを指します。
データ障害とは、NASやHDDなどの記録メディアにトラブルが生じた事によってデータの読み書きが正常にできなくなった状態のことを指します。

NASのデータ復旧が必要になる障害の種類と原因例


NASのデータ復旧が必要になるトラブルが発生してしまう原因は主に下記2つの障害のいずれか、もしくは両方の障害が生じたことによって引き起こされるものです。

  1. 論理障害
  2. 物理障害

1.論理障害
NASに生じる論理障害とは、機器本体やHDDは故障していないものの記録されているデータやファイルシステムの破損、データの誤削除などのヒューマンエラー・プログラム上の問題発生、ウィルス感染などによって生じる障害のことを指します。
・NASに論理障害が生じる原因例

  1. 間違ってデータや共有ファイルを消した/新しいNASを設置した際、古いNASにデータを上書きしてしまった/複数のNASのデータを同じものにしてしまった/誤ってフォーマットした・初期化してしまった/ファイルのインデックス情報が消えてしまった/NASの起動中にケーブルを抜いた/ファイルシステムやプログラムファイルの損傷または破損/経年劣化/誤動作によるデータやファイルの削除や上書き/パーティションのサイズを誤って変更した/EMモードなどのエラーメッセージが表示された/RAID崩壊が生じた/ウィルスに感染した・感染したことによってプログラムが破壊された/停電の後の故障や不具合の発生/ファイル名やフォルダ名が変わっている/ファイルやフォルダが開かない/文字化けしているなど

2.物理障害

NASに生じる物理障害とは、記録メディアが物理的・機械的に故障、部品が破損したことによって生じる障害の事を指します。落下や衝撃、振動などが加わった時や機器の水没、停電や経年劣化によっても引き起こされることが多いものです。
もし、NASに物理障害が生じていると少しでも推測される場合には電源の入り切りや再起動など簡単にできることを行っただけでも取り返しのつかない状況に陥ってしまうことも多いため注意が必要です。保存しているデータが大事な方は専門のデータ復旧・修理業者に相談すべき事態でもあります。
・NASに物理障害が生じる原因例

  1. NAS本体やHDD、SSDの故障/内部部品や基板の破損や故障、HDD上に傷が発生/停電/落雷/経年劣化/静電気/転倒や振動/引っ越しなどNASを動かした時に衝撃が加わった/NASが動いている時にケーブルを抜いてしまった/NASに違うケーブルを誤って挿してしまった/ショートした/異音が聴こえる・異音が鳴る/熱暴走/ランプが赤点滅・赤点灯になる/Eから始まるエラーコードやエラーメッセージが表示される/煙が出たなど

NASからデータを復旧するために・今すぐ行いたい対処法5選

NASが起動しない・共有フォルダにアクセスできない・ファイルを間違って消してしまった等のNASのデータ消失に繋がるトラブルが起きた時には、まず下記5つの対処法を行うことから進めましょう。

  1. ケーブルやランプの点灯・点滅などNAS本体の確認から
  2. エラーメッセージやエラーコードの確認
  3. バックアップ機能のチェックを行う
  4. ゴミ箱機能のチェックを行う
  5. NASの使用を止める

1.ケーブルやランプの点灯・点滅などNAS本体の確認から

NASが起動しない・動作しない等の症状が発生している時にはケーブルがしっかりと刺さっているか・電力供給に問題がないかチェックすることも重要です。引っ越しや配置転換の後にケーブルが抜けてしまった・抜けかかっていることも多いものです。また、NASの場合、データにアクセスができないなど症状が出た時には本体ランプの色が青や緑、白などの正常色ではなく赤色や橙色などの色で点灯や点滅がされるようになり、異常の発生や状況の把握が可能となります。何かしらトラブルが起きた時にはランプの色と点滅状態も確認するようにしましょう。
※機種によっては電源ランプ以外にもINFO・ERRORランプ、ファンクションランプ、ACアダプターランプ、LINK・ACTランプなどのランプが搭載されているモデルもあります。
2.エラーメッセージやエラーコードの確認

TeraStationやLinkStation、LANDISKなどのNASを使っている場合に異常が出た時にはエラーメッセージやエラーコードを確認することでNASの状態を把握することが可能となるものです。エラーメッセージやエラーコードは複数表示されることもあるため、見逃さない様に注意しましょう。本体の液晶部分に表示されるモデルの場合は横のボタンを押す事でエラーメッセージやエラーコードの切り替えができるため、複数の異常が起きていないかもチェックし、内容をメモに取るようにしましょう。エラーメッセージやエラーコードごとに対処方法は変わるものです。
3.バックアップ機能のチェックを行う
NASを使用する際には外付けHDDや他のNASに定期的にデータのバックアップを取るように設定を行っている事も多いものです。問題が発生した時に限らず、日頃から設定状況とデータのバックアップがきちんと取れているかもチェックしておきましょう。バックアップ設定が正しく行われていれば、データを間違って消してしまった・フォルダやファイルを誤削除してしまった等のトラブルが起きた時にはバックアップ部分からすぐにデータを復旧できる可能性があります。
4.ゴミ箱機能のチェックを行う
NASの種類によってはゴミ箱機能が搭載されているモデルもあります。ゴミ箱機能が付いていて、設定が有効になっていれば、誤削除などのヒューマンエラーによるデータ消失が起きた時にはすぐに復旧ができ、問題が解決できる見込みがあります。
5.NASの使用を止める
NASに何かしらの症状やトラブルが起きている時には機器の使用を止めることから始めましょう。NASの電源を切らずに通電し続ける・電源の入り切りや再起動を繰り返す・新たなファイルやフォルダを作成するなど普段通りに使おうとする行為は状態の重篤化やデータの上書きを進めてしまう危険な行為となります。復旧の難易度を上げるだけでなく、復旧自体が難しくなってしまう事も起こりえるため、データが大事なもの・早く安く復旧したい方は機器の使用は止めましょう。

自分でできるNASのデータ復旧方法を紹介


下記はNASに症状が出た時に自分で試せるデータ復旧・復元方法です。

  1. NASの型番、HDDの本数・RAID構成を確認する
  2. NASからHDDを取り外す
  3. NASに対応した復旧ソフトを探してダウンロードする
  4. HDDを直接PCに繋ぐ
  5. 復旧ソフトの画面に従って操作する
  6. 復旧作業が完了

1.NASの型番、HDDの本数・RAID構成を確認する
NASの型番やモデル名は筐体(外側のケース)に記載されています。HDDの本数やRAID構成(レベル)によって対応も変わる為、確認作業から始めましょう。
・NASの型番・モデル例

  1. バッファロー製NAS:LS-210D・LS-410D・LS720DN・LS411DX・LS-HGL/LS-VL/LS-YL/LS-WVL/LS-QVL/LS500/LS200シリーズ・‎TS3220DN・TS3420DN・TS5200D・TS6400RN・TS5210DN・TS3410D・TS5410DNシリーズなど
  2. IODATA製NAS:HDL-A・HDL-C・HDL-S・HDL-CES・HDL-FMなど

・RAIDの種類(レベル)例
NASに複数のHDDが搭載されている場合にはRAIDの種類(レベル)も確認しましょう。

  1. RAID例:RAID0(ストライピング)・RAID1(ミラーリング)・RAID5・RAID6・RAID01・RAID10・RAID2・RAID3・RAID4・RAID50など

2.NASからHDDを取り外す

NASからデータ復旧を行うには内蔵HDDを筐体から取り外してSATAケーブルやUSB変換ケーブルを利用して外付けHDDのように使えるように準備する必要があります。NASに内蔵されているHDDはRAIDを構築していることがほとんどで、トラブルや不具合、故障が生じた時に筐体からHDDを取り外して元の位置に戻そうとするだけでRAIDのリビルド(再構築)がかかってしまい、データが消失してしまう・復旧自体が困難となってしまうケースに繋がることも多いものです。失敗したくない方・保存しているデータが大事なものの場合にはHDDを取り外す前にプロのデータ復旧業者に相談することを優先しましょう。
※ケースからHDDを個人で取り外すだけでメーカー保証の対象外になってしまうことも多く、注意も必要です。
3.NASに対応した復旧ソフトを探してダウンロードする
復旧ソフトは数多く存在しており、OSやRAID構成に適したソフトを探す必要があります。

  1. 対応OS例:Windows 11・10・8・7・XP・Vista/Mac OS X 10.6~10.15/Linux
  2. 対応メディア例:外付けHDD・SSD・NAS・RAID・SDカード・USBメモリなど各種フラッシュメモリ
  3. RAID構成例:RAID0・RAID1・RAID5・RAID6
  4. その他、確認すべき項目:暗号化されたNASにも対応しているか

※暗号化されたデータの復旧を行うためには深い専門知識と高度な技術力も必須となるものです。暗号化に対応しているソフトも流通していますが、無料ではなく有料ソフトである事や、ソフトを使っても復旧が難しいケースの方が多く、データが大事な方・失敗したくない方・費用を抑えたい・早く問題を解決したい場合には早い段階でプロのデータ復旧業者に相談することを検討した方が希望する結果に繋がるものです。
・NASが暗号化されているかを確認する方法

Buffalo製のNAS:NAS Navigator→管理画面で確認
IODATA製のNAS:MagicalFinder→管理画面で確認
・NASに対応している復旧ソフト例
EaseUS Data Recovery Wizard/NAS-RESUCEシリーズ/復旧天使/Recoveritなど
4.HDDを直接PCに繋ぐ

ソフトを使って自分でNASのデータ復旧を行いたい場合には筐体から内蔵HDDを取り外し、パソコンに直接ケーブルで接続してからソフトを使う必要があることがほとんどです。パソコンに接続させた際、HDDがWindowsのディスク管理画面で認識できない場合には物理障害が生じていることが推測され、ソフトを使う行為自体が状態を重篤化させてしまう作業となります。物理障害が起きていることが少しでも疑われる時にはソフトは使わずにその場でプロのデータ復旧業者に相談すべき事態です。
※NASから取り出したHDDをパソコンに接続した際には「フォーマットしますか。フォーマットする必要があります。」とエラーメッセージが表示されることがありますが、慌てて「はい」を押さない様に注意しましょう。フォーマットしてしまうと中に入っているデータは全て消されてしまいます。
※Linuxなどで起動した場合、「fsck」や「xfs repair」などのコマンドを実行してしまうとデータやファイル構造が変更されてしまうことがあるため注意が必要です。
5.復旧ソフトの画面に従って操作する
ソフトのインストールができ、HDDもパソコンに接続終わった後には、実際にソフトのプログラムを開きNASからデータを復旧するための手順を踏む段階となります。
・ソフトを使ってNASのデータ復旧を行う流れ例
①ファイルを保存する場所を選択
②パーティション検索とスキャンを行う
③「ファイルの選択と復元」等のボタンを押す
④復旧されたデータを確認する
※復旧可能な場合には自動で読み込みができたドライブやパーティションをクリックすることで復旧希望のデータにアクセスができる事が見込めます。
※ネットワークを介して使用可能な復旧ソフトの場合にはNASのリモートアクセス用のポートを表示した上でリモート設定を記録させる必要が出てきます。「コントロールパネル」→「ターミナルとSMAP」→「SSHサービスを有効にする」にチェックを行う等で設定の変更を行いましょう。IPとポートが自動的に検出されたらユーザー名とパスワードを自分で入力して接続させ、スキャンを実行する形です。
※ソフトの画面で復旧したいNASが自動的に検出されない場合には「手動で接続」などのボタンを押しましょう。
※NAS内のHDDが機械的、物理的に故障している場合には復旧ソフトは使えません。万が一、使ってしまうと状態の重篤化を招く・データの上書きを促進してしまうため、経年劣化が疑われる際や異音がする時にはソフトは試さない様にしましょう。
6.復旧作業が完了
NAS上で紛失してしまったファイルや削除してしまったフォルダなどが復旧できていることが確認できれば作業完了です。
※復旧ソフトを使っても欲しいファイルの復元が限定的だったり一部しか復旧されていなかったり、破損した状態で復旧されてしまうことも多く、失敗したくない方・データが大事な方は試さない様にした方が良いものです。
※ハードディスクなどの記録メディアが壊れかかっている時にスキャンを行ってしまうと機器が完全に壊れてしまうことも少なくありません。注意しましょう。
※自分でどうにかしようと復旧ソフトを安易に使ってしまうとソフトを使わなければ早く安く復旧できたものが復旧不可能な状況に陥ってしまう事も多く起こりえるため、不安な方・データが大事な方は作業を進める前にプロの復旧会社に相談することを優先しましょう。

NASのデータ復旧が必要となる症状例


NASのデータ復旧が必要になる症状は様々です。下記のようなトラブルが起きた時にはデータが失われてしまうリスクがあるため、慎重な対応が求められます。

  1. NASが起動しない・電源が入らない
  2. NASにアクセスができない・接続ができない
  3. 共有フォルダにアクセスできない・データを見ることができない
  4. 共有フォルダのデータを消してしまった・誤って削除した
  5. RAID崩壊が起きた
  6. EMモードやIやEから始まるエラーコードやエラーメッセージが表示されている
  7. NASのランプが赤く点滅している
  8. 内蔵HDDやSSDが壊れた
  9. NAS本体が故障した
  10. データのバックアップが取れていなかった

1.NASが起動しない・NASの電源が入らない
TeraStationやLinkStation、LANDISKなどのNASが起動しない・電源が入らない場合には、①筐体本体やボタンが故障した②NAS内のHDDやSSDなどの記録メディアに物理障害が発生した③電源ケーブルの破損など電力供給の不具合や接続不良が発生している事が考えられるものです。③の場合にはケーブルの抜き差しを行うことで問題が改善されることもありますが、1回試して解決できなかった時にはそれ以上試すことは止めておきましょう。NASが起動しない場合にはほとんどの場合、②記録メディアに物理障害が発生したことによって引き起こされていることが多く、通電し続ける・電源の入り切りや再起動を繰り返すだけでも状態が重篤化してしまうことも少なくありません。
2.NASにアクセスができない・接続ができない
NASは起動できている・ランプも付いている・動作音も聞こえる・電源は入っているのにも関わらず、ネットワークを介してNASにアクセスできない・接続ができない時にはNAS本体ではなく、ハードディスクやSSDなどストレージ側の故障やファームウェア上に異常が発生してしまっていることが多いものです。NASにアクセスできない・接続ができない場合に保存しているデータが大事・無くなると困る・業務に支障が出るかもと少しでも頭をよぎった時には、電源を切って状態を悪化させないようにしましょう。通電を続ける事や無闇に操作を進めてしまうとデータが取り出せなくなったり、復旧が難しくなったりすることにも繋がります。よくわからないまま電源の入り切りや再起動を繰り返すだけでも取り返しのつかないところまで状況が悪化してしまうケースも起こりえます。
3.共有フォルダにアクセスできない・データを見ることができない

NASが起動でき、ネットワーク上でフォルダなどは見ることができる状態であっても、クリックしたら本来は入れるはずの共有フォルダにアクセスができない・接続ができない・ファイルが開かない・中のデータを見ることができないといった症状が出ることも少なくありません。NASの中の共有フォルダにアクセスができない場合にはハードディスクやSSDに論理障害あるいは物理障害の発生、もしくはその両方の障害が起きていることやファイルやデータの破損が生じていることが推測されるものです。共有フォルダにアクセスができない・接続ができないなどのトラブルが起きている時にどうにかできないかと操作を続ける・機器に通電を続ける・電源の入り切りや再起動を何度も行うことは大変危険です。復旧の難易度が上がるだけでなく、データ復旧自体が難しくなってしまう事態も起こりえます。まずは電源を切って状態が悪化しないように努めましょう。
4.共有フォルダのデータを消してしまった・誤って削除した
パソコンに保存しているデータを削除した場合はゴミ箱に入るため、すぐに対応すれば復旧は難しくないものの、NASで共有しているデータを消してしまった・間違って削除してしまった場合には、ほとんど場合、データはゴミ箱に入らずそのまま消えてしまうため注意が必要です。NASに保存するデータは共有で使うものが多く、重要なものであることも少なくありません。共有フォルダのデータを消してしまった時には業務上に大きな支障を与えてしまうことも起こりえます。万が一、データを消してしまったり削除してしまったり、フォーマットしてしまった時には、一旦、手を止めてNAS自体を使わない様にすることが最優先となります。何かしら操作を続ける・新しいデータを作るなど、使い続けることでどんどんデータは上書きされていってしまいます。復旧の難易度が上がり、二度と復旧ができない状況まで状態が悪化してしまう事もありえます。NAS内のデータを消したことに気づいたらプロのデータ復旧業者に任せることを検討しましょう。
5.RAID崩壊が起きた
NASは内蔵されている複数のハードディスクやSSDなどのストレージを使ってRAIDを構築しており、使っているとRAIDが崩壊してしまうことがあります。(RAIDとは、複数のストレージを1つのドライブとして認識させる技術の事)RAID崩壊が起きるとデータの読み書きやアクセスができなくなる・ディスクの何番が故障したなどのトラブルが発生してしまいます。RAID崩壊が起きた時にはデータが失われてしまう危険な状態であることが多く、特に注意が必要な状況です。NASの中のデータを安全に取り出したい方・早く安く復旧したい方はプロに任せてしまった方が良い症状でもあります。
6.EMモードやIやEから始まるエラーコードやエラーメッセージが表示されている
TeraStationやLinkStationなどのNASがEMモード(スタンバイモード・復旧モード)になるとファームウェアの損傷や異常の発生・ハードディスク等のストレージの故障・NAS本体の故障や基板の破損などによってNASが正常に起動できない・NASにアクセスができないといった症状が出る事があります。EMモードになった時にはNASに重篤な障害が発生していることも多く、注意が必要です。データを無くしたくない方はまずNASの電源を切って状態が悪化しないようにしましょう。EMモードの他、TeraStationやLinkStationなどのNASにトラブルが生じた際にはEやIから始まるエラーコードやエラーメッセージの内容でNASの状態や故障の原因を推測することが可能となります。何か不具合が起きた時には落ち着いて表示された内容を確認し、早い段階でプロの復旧業者に相談することを優先しましょう。
7.NASのランプが赤く点滅している

多くのNASは障害や不具合が生じるとランプの色で状態の把握が可能となります。ランプが赤色や橙色で点滅・点灯している時には注意が必要となります。NASが壊れた状態やディスクの故障、RAID崩壊などが起きていることを示していることが多く、慎重な対応が求められます。
8.内蔵HDDやSSDが壊れた
共有フォルダやファイルにアクセスができない・NASが起動しない・エラーコードやメッセージが表示される・ランプが赤点滅になるなどNASに生じる症状は様々ですが、それらが発生してしまう原因はハードディスクやSSDの故障であることが少なくありません。データは全て内蔵ストレージに保存されるため、ストレージに不具合が生じたり壊れてしまったりするとデータが失われてしまうことにも繋がります。使っているNASに何かしら症状やトラブルが起きた時には内蔵ストレージが壊れたと思って慎重に行動しましょう。ハードディスクやSSDが故障した場合には電源の入り切りや再起動の繰り返し、通電を続けることだけでも状態がすぐに重篤化してしまうことも多いものです。データが大事な方はNASの電源を切ってプロの復旧業者に連絡することを優先しましょう。
9.NAS本体が故障した
筐体が壊れてしまった時にもNASは使えない状態となります。筐体のみを交換してみることで問題が解決できる場合もあるものの、NASからディスクを取り出して、他のNASに差し替えるとRAIDの再構築(リビルド)がかかってしまうことがほとんどで、ハードディスクが壊れかけていた場合にはRAIDの再構築によって取り返しのつかないところまで状態が悪化してしまう・完全に壊れてしまうことも起こりえます。また、万が一、ディスクの順番を間違えてしまった時にはプログラムやシステムの情報が崩れてしまい、データが上書きされ、復旧が難しくなってしまう事にも繋がりかねません。NAS本体が壊れたのか・ディスクや部品等が壊れたのかを個人で判別することは難しく、少しでも困ったり悩んだりした際にはプロのデータ復旧業者に相談してから操作や作業を進めましょう。トラブルが起きた時には筐体だけでなく内蔵ディスクや中の部品が同時に壊れてしまっていることも少なくありません。
10.データのバックアップが取れていなかった
大事なデータのバックアップを取るためにNASを使用している方も多いのではないでしょうか。しかしながら、RAIDを構築しているストレージがいつの間にか壊れていて途中からバックアップが取れていなかったという事態も多く起こりえるものです。RAIDを構築しているハードディスクが1台壊れてしまった時には他のハードディスクも同じように故障してしまうことも多く、RAID機能を過信しすぎることは危険です。NASの中のハードディスクが故障してデータのバックアップが取れていない事に気づいた際にはNASの電源を切ってストレージの状態が悪化しない様に努めましょう。通電を続ける・電源の入り切りや再起動を行うことで状況が重篤化してしまうことも起こりえます。
※RAID0でNASを運用している場合には内蔵されているディスクが1台でも故障してしまうとデータが読み出せなくなってしまうため、異常に気付いた時にはプロに相談することを優先しましょう。

NASのデータ復旧・復元方法の選択肢を紹介

NASに症状や障害が発生してしまった場合には慎重な対応が求められます。NASの中のデータは不要で機器が使えるように戻れば良い・筐体の修理だけ希望される方は「購入店やメーカー」に相談する方法を。NASの中のデータを復旧したい・取り出したい方は「データ復旧業者」に相談する方法を選択しましょう。

  1. 購入店やメーカー修理に出す方法
  2. データ復旧業者へ相談する方法

1.購入店やメーカーに相談する方法
NASに保存されているデータは不要で筐体の修理だけ希望する・機器が動くように戻れば良いと考えている方は「購入店やメーカー修理」出す方法を検討しましょう。購入店やメーカーに依頼した場合には機器の修理を主に行っており、ディスクに入っているデータは保証されず、初期化されて消えてしまう事が多いものです。修理作業はデータ復旧作業とは違い、故障や不具合が出た機器に対して部品交換や調整を行って再び使えるように戻す事を目的にしています。購入店やメーカーで復旧サービスを行っていたとしても論理障害のみの対応で物理障害に対しては対応を行っていない場合や行っていたとしても依頼した後で復旧が難しいと断られてしまうケースも少なくありません。また、一旦出してしまうと対応に時間がかかってしまう事や機器が戻ってくるまでに長期間かかることも多く、その間に業務が滞ってしまうことも起こりえます。早く問題を解決したい・業務への支障を最小限にしたいと思った時にはまずはデータ復旧業者に相談する方法を選択しましょう。
2.データ復旧業者へ相談する方法
NASに保存しているデータが大事な方・早く安く確実にデータを取り出したい方はプロのデータ復旧業者に相談する方法を選択することが問題解決への近道となります。NASに生じる症状やトラブルは様々です。個人でよくわからないまま操作や作業を進めてしまうと、取り返しのつかないところまで状態が悪化してしまうことも起こりえます。データ復旧の専門業者に相談した場合には高度な技術力や専門知識によって症状やトラブルが発生してしまった原因や障害の種類、障害箇所の特定ができ、論理障害もしくは物理障害、あるいはその両方が生じた場合でも対応が可能となります。しかしながら、データ復旧業者の数も多く、どこの会社を選んだら良いのかわからない等、困ってしまうことも少なくありません。業者選びで悩んだ場合には「独自技術」や「AI技術」を持っている会社であるかを確認しましょう。技術力の高いデータ復旧業者を選ぶ基準となります。高度な技術力を持った会社が復旧作業を行って初めて早い対応と費用を抑えたデータの復旧が可能となるものです。依頼をすればどこの会社でも同じように復旧ができるわけではありません。データ復旧業者ごとに技術力やサービスの内容には大きな差もあります。万が一、技術力の無い会社に出してしまうとデータの復旧が難しかったり時間がかかったり、状態を悪化させてしまうことも起こりえます。そのため、最初に依頼するデータ復旧の業者選びはとても重要となるのです。

データ復旧業者の選び方

NASに症状や障害が発生した時には慌ててしまうことも多いものです。少しでも不安に感じたり困ったりした際にはプロのデータ復旧業者の無料相談を利用することから始めることを考えましょう。どこの会社に相談したら良いのか悩んだ時には下記のような点を確認すると選択がスムーズになります。

  1. 高度な技術力を持っているか(独自技術やAI技術を持っているか)を確認
  2. 復旧にかかる作業時間や対応スピードは早いか
  3. 復旧費用・料金プランなどがホームページに記載されているか
  4. クリーンルームなど、専用の環境で作業を行っているか
  5. 情報の守秘義務、セキュリティ管理は徹底しているか
  6. 復旧事例・実績の有無

NASのデータ復旧をしたいと考えた時に依頼する業者はどこでも良いわけではありません。検索してみて上に表示されたから・会社や家から近かったなど、あまり考えずに選んでしまうと後悔してしまう結果に繋がりかねません。NASに大切なデータが入っている・消えたり無くなったりすると困る・データが取り出せなくなると取引先に迷惑がかかる・早く直したい・早く元の様にデータが使えるようにしたい・復旧費用が気になる・復旧料金を抑えたいなど、1つでも当てはまる場合にはデータ復旧・修理のプロ、アドバンスドテクノロジーの無料相談を利用する事から始めましょう。アドバンスドテクノロジーは独自技術やAI技術を持っており高度な技術力でNASのデータ復旧や機器の修理を行っています。高度な技術力があるからこそ、復旧作業にかかるスピードや納品までの時間が早く、低価格でのデータ復旧・修理も可能となるのです。情報の守秘義務やセキュリティ管理も徹底しており、クリーンルームも完備しています。NASやRAIDサーバー、ハードディスクなどの論理障害・物理障害を問わず、データ復旧や修理に多くの実績もあり安心です。

NASからデータを復旧したい時に注意したいこと

NAS本体や内蔵ディスクに故障が疑われる・障害や不具合が発生している時にデータを復旧したい・データを取り出したいと考えた時には下記のようなことは行わない様に注意しましょう。安易に操作や作業を進めてしまった結果、早く安く復旧可能だった状態が復旧不可能な状況に陥ってしまう事も多く起こりえるものです。

  1. 通電し続ける・電源の入り切りや再起動を繰り返すことはNG
  2. NASからHDDを取り出してパソコンに直接繋ぐ行為は危険
  3. 内蔵HDDの交換や順番の入れ替えは避ける
  4. RAIDのリビルド(再構築)は危険
  5. ファームウェアのアップデートやOSの再インストールは行わないように
  6. 分解や修理作業を個人で進めることは危険
  7. 万が一、操作や作業を進めてしまった時には

1.通電し続ける・電源の入り切りや再起動を繰り返すことはNG
NASにトラブルや不具合が発生した時には機器の電源を切って、状況が悪化しない様に努めることが最善の対処方法となります。ケーブルを繋いだまま機器に通電がされ続けてしまうだけでも状態の悪化やデータの上書きを進めることも少なくありません。まずはケーブルを抜き、電流が通らない様にすることが重要です。
NASが起動しない・エラーコードが表示される・ランプが赤点滅になる・共有フォルダにアクセスができない等、何かしら症状が出ている時には電源の入り切りや再起動を行うことが頭に浮かぶかもしれません。しかしながら、電源の入り切りや再起動はハードディスクや内部部品に大きな負荷がかかる行為の1つです。特にデータが入っているハードディスクに故障や損傷が発生していた場合に電源の入り切りや再起動を繰り返してしまうとデータが保存されているプラッタと呼ばれる円盤状の部品に傷や溝ができる・RAIDコントローラの誤作動を引き起こす・他の障害や損傷を併発させるなどデメリットばかりが目立つ行為となります。簡単に行える操作を行った結果、行わなければ早く安く復旧可能だった状態が復旧不可能な状況に陥ってしまうことも少なくありません。少しでも悩んだり困ったりした場合にはプロのデータ復旧業者に相談した上で操作を進めましょう。間違いがありません。
2.NASからHDDを取り出してパソコンに直接繋ぐ行為は危険
NASに入っているハードディスクはRAIDを構築しているため、取り出して単体でパソコンに繋いだとしても中のデータを見たり、ファイルやフォルダにアクセスしたりすることはできません。そればかりか、ディスクを取り出してパソコンに繋ぐことでデータの上書きやデータの破損を引き起こしてしまうことも起こりえます。新たな障害の併発や、「フォーマットする必要があります」などのエラーメッセージが表示されることもあります。RAIDを構成していたハードディスクを取り出してパソコンに繋ぐこと自体がリスクを伴い、デメリットだけが目立つ行為です。どうしても筐体からディスクを取り外したいと考えた時には、プロのデータ復旧業者に相談してから進めましょう。
3.内蔵HDDの交換や順番の入れ替えは避ける

NASに内蔵されているハードディスクなどのストレージは複数のディスクでRAIDを構築しているため、ディスクの交換や順番の入れ替えを行ってしまうと保存されているデータの規則性が乱れ、壊れてしまいます。その状態のまま使用を続けるとデータは破損されたまま、どんどん上書きが進んでしまい、データ復旧の難易度が上がる事や復旧自体が難しくなってしまうことも起こりえます。交換しようとしてディスクの場所を間違えてしまう・わからなくなることも多いものです。ハードディスクの交換はリスクのある行為の一つです。また、ハードディスクが故障した際に入れ替えを行うと自動的にRAIDのリビルド(再構築)がかかってしまうことも多く、注意も必要です。困ったり悩んだりした際には作業を進める前にプロのデータ復旧・修理業者に相談することを優先しましょう。
4.RAIDのリビルド(再構築)は危険
RAIDのリビルド(再構築)とは、NASなどRAIDを構築しているディスクのうち1台が故障してしまった際に他の故障していないディスクからデータを復元・再構築し直す作業のことを指します。しかしながら、RAIDのリビルド(再構築)はとてもリスクのある行為の1つです。リビルド(再構築)を行うことでディスクの状態を悪化させてしまう事やリビルド(再構築)自体も失敗してしまう事の方が多く、リビルドを行ったがために取り返しのつかない状況に陥ってしまうことも少なくありません。また、NASに搭載されているディスクは同時期に製造されたものがほとんどで、1台故障した際には他のディスクも壊れかかっていることがほとんどです。リビルド(再構築)を行った結果、ハードディスクの故障本数が増えてしまう事の方が多く、リビルド(再構築)作業自体も簡単ではないため、少しでも困ったり不安に感じたりした際には無理に進めることは止めましょう。
5.ファームウェアのアップデートやOSの再インストールは行わないように
TeraStationやLinkStationがEMモードになったり、NASがRAID崩壊モードになったりした時にはファームウェアのアップデートを行ってもトラブルが解決できる事は少なく、アップデートを行ったがためにデータの上書きやデータ領域を初期化してしまう事も多く起こりえるため、実施しない様にした方が良いものです。NASが立ち上がらない・起動しないといった時にファームウェアのアップデートやOSの再インストールを行うように促されることもありますが、エラーや不具合が起きている時には機器の電源を切ってプロのデータ復旧業者に相談すべき事態と言えます。安易に操作や作業を進めてしまうと復旧の難易度を上げるだけでなく復旧自体が難しくなってしまうケースにも繋がりかねません。
6.分解や修理作業を個人で進めることは危険

NASが起動しない・データにアクセスができないなど、何かしらトラブルが発生してしまった時には原因を突き止めたいと考えるかもしれません。しかしながら、損傷箇所の確認や個人で修理作業を行おうとNASやハードディスクを分解してはいけません。分解してデータ復旧や修理を行うには①クリーンルームなどの専用の環境②高度な技術力③深い専門知識④互換性のある部品の調達、この4つが必須となります。万が一、個人で分解してしまうと状態が重篤化し、早く安く復旧が可能だったものが復旧の難易度が上がり、復旧自体も難しくなってしまう事も起こりえます。人間の手術を専門の医師が手術室で行うのと同様でNASやハードディスクの修理やデータ復旧を行うには専門の技術員が専門の場所で作業して初めて成功へと繋がります。NASを使用していて不具合が出た時には技術力の高いデータ復旧の専門会社に任せることを優先しましょう。その方が確実に早く、安いデータ復旧が可能となります。
7.万が一、操作や作業を進めてしまった時には
NASに不具合が出てしまった時にデータ復旧ソフトのスキャンやファームウェアのアップデート、OSの再インストール、RAIDの再構築など何かしらの操作を行う事は避けた方が良いものの、万が一、行ってしまった時にはすぐに手を止めて機器の電源を切ることを優先しましょう。自分でどうにかしようと思って操作や作業を進めることは大変危険です。データの上書きを進めてしまう・復旧の難易度を上げてしまうなど希望しない結果に繋がることが多いものです。障害が発生した直後は早く安く復旧ができたものが、自分で操作や作業を行ったために復旧不可能な状況に陥ってしまうことも少なくありません。万が一、操作や作業を進めてしまった場合や途中で不安に感じたり、困ったりした際にはプロのデータ復旧業者に相談するべき事態です。

NASのメーカー一覧

NASは様々なメーカーが製造・販売を行っています。どのメーカーのNASでも突然、トラブルや不具合は起きてしまうものです。NASに保存しているデータが大事な方、早く安く安全にデータを復旧したい・失敗したくない方はプロのデータ復旧業者に相談することを優先しましょう。

  1. Buffalo(バッファロー)・IODATA(アイ・オー・データ機器)・QNAP・富士通・DELL・HP・Synology(シノロジー)・HPE(ヒューレット・パッカード・エンタープライズ)・ELECOM(エレコム)・NETGEAR・YANO・Apple・CENTURY・IBM・WESTERN DIGITAL・Lacie・SONY・COMPAQ・ASUSTOR・東芝・メルコシンクレッツ・Hitachi・マウスコンピューター・ニューテック・Lenovo・drobo・Princeton(プリンストン)・ASUS・Thecus・Infortrend・パナソニック・Corega・ハンファ・IMATION・Bluesound・トランセンドなど

まとめ・NASからデータを復旧したい時には

NASはある日、突然使えなくなってしまう等、トラブルが発生してしまうことが少なくありません。万が一、NASが起動しない・データにアクセスができない・共有フォルダのデータが消えてしまった・エラーコードが表示されている等、NASの故障や内蔵HDDの損傷が考えられる場合やNASのデータ復旧が必要かもと思った時には、まずは慌てずに機器の電源を切って状態が悪化しない様に努めましょう。余計な操作や作業を行ってしまうとデータが戻らなくなってしまう・データの取り出しが難しくなってしまうことも起こりえます。アドバンスドテクノロジーは独自技術やAI技術を持っており、高度な技術力でNASのデータ復旧と機器の修理、両方に対応が可能です。スピードも早く、復旧料金も抑えられるためおすすめです。NASやRAIDの復旧に多くの実績があり安心です。まずは無料の相談から始めてはいかがでしょうか。

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