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CRCエラー(巡回冗長検査エラー)とは?HDD修復方法

CRCエラー(巡回冗長検査エラー)とは?HDD修復方法

パソコンを使用中、「データエラー(巡回冗長検査エラー)です。」と表示されて戸惑った方もいるのではないでしょうか。CRCエラー(巡回冗長検査エラー)はハードディスク(HDD)やUSBメモリ、SDカードなど記録媒体でデータの読み書きを行う際に出る事のあるエラーです。CRCエラーが表示された時にはHDD内に重たい症状や障害が発生していることもあり、注意が必要です。ここでは保存している大切なデータを失わないためにCRCエラーが起きた際に知っておきたいこと、修復方法等を紹介していきます。

CRCエラー(巡回冗長検査エラー)とは

CRC(巡回冗長検査)エラーとは、ハードディスク(HDD)やUSBメモリ、SDカード、DVD、CDなどの記録媒体にデータ保存を行う際にパソコン上で表示されることのあるエラーメッセージの一つです。CRCとはCyclic Redundancy Checkを略したものになります。「データエラー(巡回冗長検査(CRC)エラー)です」等のメッセージが現れた際にはハードディスクにアクセスできない・データへのアクセスやコピーができないといったトラブルや不具合が起こります。簡潔に説明すると、このメッセージがでている時にはデータの一部が読めない状況となってしまっているのです。CRC(巡回冗長検査)はデータの送受信・コピー・記録が正確に行われているかを調査・データの誤りを検出する機能のことです。PC内で読み取り・書き込みをおこなう時にデータに何かエラーが出た時にすばやく検知を行ってデータの補正を進め正常に読み取り・書き込みが可能な状態に戻します。CRCエラー(巡回冗長検査エラー)が出た時には注意が必要です。主にハードディスク(HDD)などの記録媒体に破損や故障等、物理障害が起きている時に巡回冗長検査エラーが起こりえます。メッセージを無視して使用を続けるとメディアの状態が悪化してしまい別の不具合が起こってしまうこともあります。また、CRC (巡回冗長検査) エラーはMicrosoft Outlookなど電子メールの使用時にも出ることがあるため、このメッセージが出た時には早めの対応を心がけましょう。

CRC(巡回冗長検査)エラーが表示された際にHDDに起きるトラブルや症状は

データエラー(巡回冗長検査エラー)が出た際には下記のような症状や不具合が起こることがあります。

1.ハードディスクにアクセスできない・読み込みができない
2.ファイルやフォルダにアクセスできない
3.データが見られない
4.データのコピーができない
5.勝手にハードディスクが初期化される
6.メールの送受信やメールの削除ができない


↓HDDが読み込まない時の解決方法はこちら

CRCエラー(巡回冗長検査エラー)が生じる原因

CRC(巡回冗長検査)エラーが出る原因は下記のようなことが考えられます。

1.ハードディスクの故障や破損(メモリチップや基盤など部品損傷やプラッター部分に傷が入った等)
2.レジストリ破壊・レジストリファイルの破損
3.プログラムのインストール作業の失敗・ドライバなどが正しくインストールされていない時
4.磁気エラー
5.システムファイルの破壊
6.不良セクタ
7.SATAケーブル(シリアルATA)の接続不良
8.正しい構成ができていないファイルによるもの
9.ウイルス感染・マルウェア感染
10.パソコンに接続中に突然電源を切った・停電した

1.ハードディスクの故障や破損(メモリチップや基盤など部品損傷やプラッター部分に傷が入った等)

ハードディスクは衝撃に弱い記録媒体の一つです。衝撃や経年劣化によって磁気ヘッドとプラッターが接触してしまうとプラッターに傷が生じてデータの読み取り・書き取りが正常に行えない状態になってしまいます。USBメモリやSDカードなども衝撃に弱く、メモリチップや部品が壊れてしまうと同様にデータの読み取りや書き取りができないといったトラブルが発生します。

2.レジストリ破壊・レジストリファイルの破損

パソコンをシャットダウンした時やハードディスクなど記録媒体の電源を切る時などに起こりやすい症状がレジストリファイルの破壊です。パソコンが正しくシャットダウンできなかった・USBメモリやSDカードなどメディアの安全な取り外しができなかった時などに起こりやすいものです。

3.プログラムのインストール作業の失敗・ドライバなどが正しくインストールされていない時

プログラムやドライバのインストールの失敗や最新のドライバでは無い時、ドライバが破損している時にもエラーメッセージが出ることがあります。使っているドライバが最新の状態かも確認しましょう。

4.磁気エラー

経年劣化やホコリや汚れなどがプラッターに付いてしまった時・ハードディスクの故障、レジストリの破壊、プログラムのインストールを失敗した時などに磁気エラーが発生し、データの読み取りや書き取りが正常に行えない状況になります。

5.システムファイルの破壊

パソコンが固まったりフリーズしたり、クラッシュを起こした際など、システムファイル破壊はレジストリ破壊が起きる時と同様の状況で起こりえます。

6.不良セクタ

不良セクタは通電が行われていると状況が悪化してしまう事や不良セクタ自体が広がってしまうことがあるため、電源を切ることが最善の対処方法です。CRCエラーメッセージが出ている時には不良セクタの物理的な障害が起きている事が多いため、そのまま使い続けるとハードディスクのプラッター面の劣化や破損も招いてしまいます。
上記1~6以外にも7. SATAケーブル(シリアルATA)の接続不良8.正しい構成ができていないファイルによるもの・9.ウイルス感染・マルウェア感染・10.パソコンに接続中に突然電源を切った・停電が起きた時などにもCRCエラーが出ることがあります。

CRC(巡回冗長検査) エラーメッセージ例

G:¥(ドライブ名)にアクセスできません。データエラー(巡回冗長検査エラー)です。
DVDはエラーにより続行することができません。ファイルの読み込みに失敗しました。データエラー(巡回冗長検査(CRC)エラー)です。
をコピーできません。データエラー(巡回冗長(CRC))エラーです。

機種別のCRCエラー修復方法

エラーメッセージが出た際には下記方法を試してみましょう。機種別で紹介していきます。

ハードディスクでCRCエラーが表示された時の修復方法

・無料ソフトの利用
保存しているデータにアクセスができなくなった際には無料のデータ復旧ソフトを使う方法があります。ソフトでデータを復旧した後にCRC(巡回冗長検査) エラーの修正を行う流れです。しかしながらソフトの使用は手軽に始められる一方でリスクもあります。ソフトを使うことでデータの上書きが進むことや状態が悪化してしまうこともあるためです。自分の症状に合ったソフトを多くのソフトの中から探し出すことやマニュアルや説明が英文のみのことも多くかえって悩むこともありえます。また、CRCエラーメッセージが出た時には記録媒体に物理的な障害が発生していることも多く、その状況でソフトを使うとHDD内の状態が悪化してしまうことも多いため注意しましょう。保存しているデータが大切なものの場合はフリーソフトにこだわらないことも大事なことです。

・フリーソフト例

フリーソフト 有料の復旧ソフト 対応OS

Wondershare Repairit、Wondershare 、Recuba、Disk DiggerRecoverit、Photo Rec、Mini Tool Photo Recovery Free、ZAR(Zero Assumption Recovery)、Stellar Repair for Video、Glary Undelete、EaseUS Data Recovery Wizard Free、SFWare Video Repair、PC Inspector File Recovery、Recover Files、Pandora Recovery、Restart Explorer、DVDVob2Mpg、VLC Media Player、DivFix、WMVConcat、MMname、AVIPreview、AviFIXPなど Disk Drill、EaseUS Data Recovery Wizard,Recoverit有料版、SFWare Video Repair、restore.mediaなど Windows、Mac OS、Linuxなど

・HDDの交換
ハードディスクに物理的障害(磁気ヘッドやプラッター部分の損傷)が発生している時にも先に保存しているデータの復旧を行いましょう。物理的に故障してしまっている場合には専門のデータ復旧会社に相談することが解決への近道です。ハードディスクの交換はデータの救出後に行いましょう。
・ケーブルの交換
SATAケーブル(シリアルATA)の接続不良によって不具合が発生していることも考えられます。SATAケーブルの接続直し(ケーブルの抜き差し)・マザーボードやハードディスクドライブ部分のコネクタの再接続、SATAケーブル(シリアルATA)の交換によって問題が解決できることがあります。

SDカードやUSBメモリでCRCエラーが表示された時の修復方法

SDカードやUSBメモリでCRCエラーが出る時は、基盤、データチップ、コントローラチップなど中の部品の経年劣化や記録部分のセクタ不良によることがあります。特にSDカードやUSBメモリでエラーメッセージが出た際には物理的に故障してしまっている場合や壊れかかっている場合が多いため、作業や使用を一旦止めてデータ復旧の専門会社に相談することを考えましょう。

↓SDカードの破損でお困りの方はこちらも参照ください


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CDやDVDでCRCエラーが表示された時の修復方法

光学メディアのCDやDVDは表面にホコリや汚れ、手の指紋が付くとエラーメッセージがでることがあります。まずはCDやDVDの記録面を専用クロスや眼鏡拭きなどのクロスで丁寧に拭き取りを行いましょう。しかし、クロスで拭き取れるくらいの目に見えるホコリや汚れではなく、もっと細かい目に見えないくらいの傷が付いている場合もあるため注意しましょう。その際には光学メディア専用のキットで傷部分のふき取りをおこなうと問題の改善が見込めます。

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Microsoft Outlookを使用時にCRCエラーが表示された時の修復方法

電子メールを使用中にCRCエラーが生じるとメールの送受信やメールの削除ができない等のトラブルが発生します。Microsoft OutlookでCRCエラーが起きる際にはPSTファイル(Microsoft Outlookのデータファイル)が壊れてしまっていることやPSTファイルが保存されているメディアに不具合やトラブルが起きていることが原因の時があります。PSTファイルにはメール内容(メッセージ内容)・連絡先・予定表などの情報が保存されていて、拡張子は.pstです。PSTファイルが破損した際にはMicrosoftの受信トレイ修復ツールを使うと修復が行えます。

CRCエラーが生じた際に行ってはいけないこと・注意したいこと

1.Windowsのチェックディスク(chkdsk、check diskの略語)の利用は避ける・実行しない
2.通電を続けない・電源の入り切りや再起動の繰り返しを避ける

1.Windowsのチェックディスク(chkdsk、check diskの略語)の利用は避ける


Windowsのパソコンを使用されている方はチェックディスクツール(ドライブのエラーチェックツール)の使用を考える方もいるかもしれません。Windowsのチェックコマンド「chkdsk」に「/r」や「/f」をオプション指定し、実行するとファイルシステムの修復が実行されるツールです。しかしながらCRCエラーが起きている時には絶対に実行してはいけないツールです。注意しましょう。チェックディスク(chkdsk)はWindowsに対して正しい・適正なファイルシステムに修復を行うツールで、「chkdsk」はメディアのエラーチェックやユーザーが作成していたデータの修復や復旧を行うものではありません。また、「chkdsk」は実行を開始後、読み込み・書き込みを長時間おこなう為に大きい負担がかかり記録媒体の状態が悪化してしまいます。チェックディスク(chkdsk)をおこなうと「chkdsk」がエラーと認識したデータ部分を全部切捨て、上書きも進むことになります。「chkdsk」を実行した結果、「chkdsk」を使わなければ復旧可能だったものが難しくなってしまうこともあるため、CRCエラーが生じている時には行わないようにしましょう。

2.通電を続けない・電源の入り切りや再起動の繰り返しを避ける


パソコン内で自動的に修復ができない場合にCRCエラーは生じるためHDD、USBメモリ、SDカードなどの記録媒体にトラブルが起きている時には通電を続けることや電源の入り切り、再起動を繰り返し行うことは避けましょう。データの読み取り、書き取りを行う際に状態が悪化してしまうことやHDD、USBメモリ、SDカードなど、内部の部品が壊れることもあるため注意が必要です。HDDの症状が悪化する例としては次のようなものがあります。
・データが上書きされてしまう
・データを記録しているディスク部分に傷がつく(スクラッチ)
・不良セクタの拡大

データ復旧とCRCエラー修復を早く行いたい方は

「データエラー(巡回冗長検査エラー)です。」とメッセージが出た・上記のような症状や不具合が起きている時には慌てずにまずはパソコンの電源を切って落ち着きましょう。ハードディスクやUSBメモリ、SDカードなどに発生している不具合の原因は1つではないこともありえます。また、個人での原因特定やデータの復旧作業は難しいことも多く、通電を続けることや再起動の繰り返しなどで状態が悪化してしまうこともあるため注意が必要です。パソコンの電源を切ってデータ復旧の専門会社に相談することを検討してみましょう。大事なデータを無くしたくない・失敗したくない・問題を早く解決したい・業務に支障がでている等、トラブルが起きている時にはデータ復旧会社に相談すればすぐにCRCエラーの修復やデータの復旧が行われ、不安も解消されることでしょう。復旧会社選びで悩んだ時には技術力も判断基準にしましょう。AI技術を持っているかを見ることでデータ復旧の会社選びがスムーズになることでしょう。

まとめ・エラーが出て困った時には

CRCエラーが表示され、データやフォルダにアクセスできない・コピーができない・保存した内容を見ることができない・メールの送受信、削除ができない等のトラブルが起きた際には焦ったり不安にかられたりするものです。まずは上記で紹介してきた対処方法・修復方法を試すことや時間や費用、作業内容に不安な方はプロの復旧会社の無料相談から始めてみましょう。大切なデータを保存している際にはAI技術など技術力を持っているデータ復旧会社を選びましょう。アドバンスドテクノロジーはAI技術を持っていてHDDエラーに対する実績も多く安心です。

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