外付けHDDから必要なデータを削除してしまった・認識しない・ファイルやフォルダにアクセスできない等、トラブルが起きてしまった時には慌ててしまうことも多いものです。外付けHDDは持ち運びに便利な記録媒体の1つですが、ある日突然、様々な症状が生じてしまう機器でもあります。外付けHDDからデータ復旧を行いたいと考えた時には症状発生の原因や障害の種類の特定を行い、適切な対応と復旧作業が必要となります。ここでは、外付けHDDのデータ復旧を行いたい時に自分でできる復元方法や、障害が発生した時に注意したい事も紹介していきます。
- 1. データ復旧とは
- 2. 外付けHDDのデータ復旧、復元方法・自分で試せる簡単な方法は
- 3. 外付けHDDのデータ復旧、復元方法・ソフトを使って自分で復元するには
- 4. 外付けHDDのデータ復旧と修理作業の違い
- 5. 外付けHDDのデータ復旧が必要になる原因と復旧方法例
- 6. 外付けHDDのデータ復旧・復元方法を症状別で紹介(論理障害の場合)
- 7. 外付けHDDのデータ復旧・復元方法を症状別で紹介(物理障害の場合)
- 8. Macユーザー向けの外付けHDDのデータ復旧、復元方法を紹介
- 9. 外付けHDDのデータ復旧が必要な時にやってはいけないこと
- 10. 外付けHDDが故障する危険性を上げないために注意すべき事
- 11. 外付けHDDのメーカー一例
- 12. まとめ・万が一困った時には
データ復旧とは
データ復旧とは、外付けHDDが認識しない・アクセスができない等の不具合が出て故障したり、誤ってHDD内のファイルやフォルダを削除してしまったりした際に機器からデータを救出・復旧する事を指します。
外付けHDDのデータ復旧、復元方法・自分で試せる簡単な方法は
外付けHDDからデータ復旧を行いたい時に自分で試せる簡単な復元方法を紹介します。
- USBケーブルやACアダプタの接続を確認する
- 別のPCや他のUSBポートに接続する
- 電源スイッチ・ランプを確認する
- デバイスマネージャーを使う
- ドライバを最新版に更新する
- エラーチェックを試す
1.USBケーブルやACアダプタの接続を確認する
外付けHDDが認識しない・動作しない等の症状が生じた際に外付けHDDからデータ復旧を行いたいと思った時には外付けHDD本体に原因があるのか、付属品に原因があるのかを確認することが重要です。まずは、USBケーブルやACアダプタが正しく接続されているか・外れていないかをチェックしましょう。USBケーブルの状態を確認する時にはUSBハブ等は使わず、パソコンに直接、外付けHDDのUSBケーブルを接続して動作確認を行うようにして下さい。
2.別のPCや他のUSBポートに接続する
USBケーブルが正しく接続されていても外付けHDDが認識できない場合には別のパソコンに接続する・別のUSBポートに接続することで問題の原因が外付けHDD側にあるのか、USBケーブル側にあるのかが判別可能となります。別のパソコンや他のUSBポートに外付けHDDを接続しても認識しない場合にはHDD自体が故障していることが推測されるものです。早く安く外付けHDDからデータ復旧を行いたい・データを取り出したい時には状態を悪化させないことが最重要となります。USBケーブルやACアダプタの確認時・別のパソコンや他のUSBポートに外付けHDDを接続する場合には何度もケーブルの抜き差しや電源の入り切りを行わない様にしましょう。外付けHDDに何らかのトラブルが起きている時にケーブルの抜き差し・パソコンに接続し直すこと自体が外付けHDDの状態を悪化させる、データを失いかねない危険な行為でもあるものです。外付けHDDのデータ復旧を自分で行いたい場合にはこれらの作業を試す時には1回だけに留めておきましょう。1回試して問題が改善されなかった時には手を止めてプロのデータ復旧業者に連絡することを優先した方が良いものです。
↓外付けHDDが認識しない状況でお困りの方はこちらも参照ください。
3.電源スイッチ・ランプを確認する
外付けHDDが認識しない・反応しない時には電源スイッチが押されているか・電源ランプが点いているかも確認しましょう。うっかり外付けHDDの電源スイッチを押し忘れてしまっていることが原因でトラブル発生に繋がっていることも考えられます。電源ランプが点灯していれば外付けHDDに電力が供給されている印となります。
4.デバイスマネージャーを使う
外付けHDDに不具合が出た際にUSBケーブルやACアダプタの接続、電力供給に問題が無い場合には外付けHDD本体に原因があると考えて動きましょう。外付けHDDからデータ復旧を行いたい・ファイルやフォルダを取り出したい時にHDD自体がWindowsのパソコン上で認識できているかどうかを自分で確認したい場合にはデバイスマネージャーを使う方法が挙げられます。
・外付けHDDのデータ復旧を行いたい時にデバイスマネージャーを使って状態を確認する手順
自分で外付けHDDの状態を確認したい時には1から4の手順で進めてみましょう。
- 「Windowsメニュー」を開く
- 「デバイスマネージャー」を開く
- 「ディスクドライブ」上に外付けHDDの型番が表示されていれば認識されているサイン
- 「ディスクドライブ」上に外付けHDDの型番が表示されていない場合は認識できていないサイン
※デバイスマネージャー上で外付けHDDの型番が出ない・HDDを認識していない場合にはHDD自体が故障してしまっている事が推測される為、自分で復旧ソフトを使って、外付けHDDからデータ復旧・復元作業を行うか、早く安く確実に外付けHDDからデータを取り出したい方はプロのデータ復旧業者に相談する方法を選択する必要が出てきます。
5.ドライバを最新版に更新する
デバイスマネージャーを使って自分で外付けHDDがパソコン上で認識されている事を確認できた場合には、外付けHDDのドライバを最新版に更新しましょう。ドライバが古いことが原因でHDDが認識しない等のトラブル発生に繋がっている事も考えられるものです。
6.エラーチェックを試す
外付けHDDをWindowsのパソコンに接続した際に不具合が出た場合には自分でHDDのエラーチェックを試してみることで問題の改善・データの復旧ができることがあります。しかしながら、Windowsのエラーチェックを使って外付けHDDのデータ復旧ができるのはHDDに軽度の論理障害のみが生じている場合に限定されるものです。HDDの障害の種類が不確定・よくわからない時には手を止めることを優先しましょう。安易に復旧・修復作業を進めると状況が重篤化してしまいます。
・外付けHDDのデータ復旧を自分でエラーチェックを利用して進める手順
- フォルダを表示→PCを押す
- 外付けHDDを右クリック→プロパティ→ツールタブを選択
- エラーチェック→「ドライブのエラーをチェックします」→チェックを押す
- エラーチェックとスキャンが行われる
- 再起動→システムが修復される
※4の項目でエラーが検出された際にはファイルシステムの修復を行うためにパソコンの再起動を実施するように指示が出ます。
※外付けHDDに中度以上の論理障害や物理障害が生じている時にエラーチェックを実施するとデータの復旧ができないばかりか、かえって状況が悪化してしまう・重度の物理障害を併発させてしまうことも多いため、早く安く確実に外付けHDDからデータを復旧したい方は安易に試さない方が良い復旧方法でもあります。どうしてもエラーチェックを試したいと思った場合には操作や作業を進める前にプロのデータ復旧業者に相談することを優先した方が良いものです。
外付けHDDのデータ復旧、復元方法・ソフトを使って自分で復元するには
外付けHDDのデータ復旧を自分で行いたい時には復元ソフトを使う方法が簡単です。
・自分でできる外付けHDDのデータ復旧方法、復元ソフトの使い方
- 外付けHDD・PCのOSに対応したデータ復元ソフトを探す
- ソフトをPCにインストールする
- 外付けHDDをPCに繋ぐ
- ソフトの画面に従ってスキャンを行う
- 復旧したいデータを選択し、復元ボタンを押す
- 作業完了
1.外付けHDD・PCのOSに対応したデータ復元ソフトを探す
外付けHDDからデータ復旧を行いたい場合に簡単に試せる方法として復元ソフトを利用する方法が挙げられますが、データ復元ソフトは元々パソコンに入っていないものです。そのため、外付けHDDにトラブルが起きた時に自分でデータ復旧を行いたい場合にはデータ復旧用のソフトを探すことから始める必要があります。無料の復旧ソフト・有料の復旧ソフト・Windows用・Mac用など様々なデータ復元ソフトが流通していますが、英語だけのマニュアルしか無い・Windowsでは使えてもmacOSでは使えない・外付けHDDに対応していないデータ復旧ソフトもあるため注意が必要です。
2.ソフトをPCにインストールする
外付けHDDに対応しているデータ復元ソフトが見つかったらダウンロードを行い、パソコンにインストールすることから始めましょう。データ復旧用のソフトをインストールするだけでもデータが上書きされてしまうこともあるため、早く安く確実にデータを復旧したい・失敗したくない方はここで思い留まった方が後悔する結果に繋がることを防げます。
3.外付けHDDをPCに繋ぐ
データ復元ソフトを使って自分で外付けHDDのデータ復旧を行いたい時にはUSBケーブルなどを使用してパソコンと外付けHDDを接続させましょう。正しく接続ができたらパソコン上でデータ復元ソフトを起動させます。
4.ソフトの画面に従ってスキャンを行う
データ復元ソフトが起動したら外付けHDD内のファイルやフォルダをスキャンする画面が表示されます。スキャンボタンを押してHDD内のデータをスキャンしましょう。
5.復旧したいデータを選択し、復元ボタンを押す
スキャンが完了するとファイルの検索結果が表示されます。復旧したいデータがあれば、そのファイルを選択して復元や修復ボタンを押しましょう。
※復旧したいファイルやフォルダが見つからない時や少しでも不安を感じた時には作業を止めた方が良いものです。
※パーティション全体が失われてしまっている際には「紛失パーティション」内からデータを探しましょう。しかしながら、よくわからないまま操作を続けることは大変危険です。データ復元ソフトのスキャン機能を使うだけで復旧可能だった状態が復旧不可能な状況に陥ってしまうことも多く起こりえるものです。少しでも悩んだ時には操作を止めることが重要です。
6.作業完了
復旧されたデータの内容を確認して復元作業は終了になります。
・外付けHDDのデータ復旧を自分で復元ソフトを使って進める際に必要になる物
- 動作可能なパソコン(Windows/Mac問わず)
- データ復旧用のソフト(無料の復元ソフト・有料の復元ソフトなど)
- データを復旧したい外付けHDD
- 外付けHDDとパソコンを接続するケーブル
・データ復元(復旧)ソフトの一覧
無料のデータ復元(復旧)ソフト例 | 有料のデータ復元(復旧)ソフト例 |
---|---|
Photo Rec・ Wondershare Recoverit・ PC INSPECTOR File Recovery・ EaseUS Data Recovery Wizard Free・ Mini Tool Photo Recovery Free・ Disk Digger Recoverit・ Recuva・ iSkysoft・ Disk Drill Media Recovery・ Recover Files・ testdisk・ Pandora Recovery・ 4DDIG・ ZAR(Zero Assumption Recovery)・ Glary UndeleteSFWare Video Repair・ Restart Explorer・ AVIPreview・ Stellar Repair for Video・ DivFix・ MMname・ VLC Media Player・ AviFIXP・ DVDVob2Mpg・ WMVConcatなど | EaseUS Data Recovery Wizard有料版・ Recoverit有料版・ Recoverit Mac版・ iSkysoft有料版・ Disk Drill・ restore.media SFWare・ Video Repair・データリカバリー・ファイナルデータ・ Renee Undeleterなど |
・データ復元(復旧)ソフトで対象となるOS・機器例
データ復元(復旧)ソフトで対象となるOS例 | データ復元(復旧)ソフトで対象となる機器例 |
---|---|
Windows 11・10・8・7・XP・Vista/ macOS X 10.6から10.15/ macOS Big Sur・macOS Monterey / Linuxなど |
HDD(内蔵・外付け・テレビ接続タイプ等)/ SSD / SDカード・CFカード/ USBメモリ/パソコン/ビデオカメラなど |
※テレビ用の外付けHDDから自分でデータ復旧を行いたい場合にも復元ソフトを使う選択肢が挙げられますが、テレビ用の外付けHDDの場合、容量が大きい・不具合や症状が発生した際には物理的に故障していることが多いことから、復元ソフトを使うことで復旧が失敗するばかりか状況が重篤化してしまう事も多く起こりえるものです。録画したデータが無くなったり取り出せなくなったりしたら困ると少しでも考えた場合にはプロのデータ復旧会社に相談することを優先しましょう。
↓テレビ用の外付けHDDが認識しない時にはこちらの対処法もお試しください。
・データ復元ソフトで復旧が見込めるデータ例
- 画像・動画・音声・Word・Excel・PDF・音楽・メール・ドキュメント・圧縮ファイル・誤削除したファイルやフォルダ、消えてしまったデータ・フォーマットしたデータ・ゴミ箱に入れたファイルやフォルダ・テレビやレコーダーで録画した番組・ダウンロードしたファイル・ビデオカメラに録画した映像データなど
・復元ソフトを使って外付けHDDのデータ復旧を自分で進めるメリット例
- 復元ソフト自体は簡単に試すことができる
- 復元ソフトを使うことで外付けHDDからデータ復旧を自分でできる事もある
・復元ソフトを使って外付けHDDのデータ復旧を自分で進めるデメリット例
- 外付けHDDに物理障害が生じている時にはそもそもデータ復旧用のソフトは使えない
- 物理障害が生じている時に無料のソフトなど、復元ソフトをダウンロードしたりHDDに対してソフトの機能でスキャンしたりすることで負荷がかかり、状態が重篤化してしまう事が多い
- 論理障害だけが生じている場合でも復元ソフトを使うことでデータの上書きが進んでしまう事も多く起こりえる
- 復元ソフトを使った結果、かえってデータの復旧が難しくなるケースも多い
- 外付けHDDが壊れかけている時に復元ソフトを使うと完全に故障してしまう
- 復元ソフトのマニュアルが英文のみで紹介されている事も少なくなく、悩むことが増えてしまう
- 復元ソフトを使ってもエラーやトラブルの修復ができないばかりか復旧自体が難しくなってしまうケースに繋がることも多い
- 復元ソフトを利用しても欲しいファイルやフォルダの復旧が限定的だったり、復旧されたデータが一部だけだったり、ファイル名などが文字化けしてしまったりすることも多く起こりえる
データ復元ソフトを使って外付けHDDのデータ復旧を試みる方法はデメリットが多く目立つものです。また、復元ソフトを使ってデータ復旧が可能になる条件は軽度の論理障害が発生している場合に限定される事も認識しておく必要があります。自分では状態が軽いと思っていても実際には症状や障害が進行してしまっているケースも多く、外付けHDDの中に保存しているデータが大事なもの・ファイルやフォルダが無くなると困るかもしれない・失敗したくない・早く問題を解決したい・復旧費用を抑えたいと少しでも考えた時にはデータ復旧用のソフトの利用は避けるようにしましょう。どうしても復元ソフトを使って自分で外付けHDDのデータ復旧ができるか試したいと思った時には復旧・復元作業を進める前にプロのデータ復旧サービス業者に相談してから進めると後悔せずに済みます。復元ソフトをダウンロードした後でも作業を中断してデータ復旧業者に連絡を入れた方が良いものです。
外付けHDDのデータ復旧と修理作業の違い
外付けHDDに障害や症状が発生した際にHDDに入っている「データを復旧(復元)したい」のか「データは不要で機器が使えるように戻ったら良い」のかによって対応が変わります。データが不要で機器の修理だけ希望される方は「購入店やメーカー」へ、データを復旧したい・取り出したい方は「データ復旧サービス業者」に相談することを優先しましょう。
- 購入店やメーカーに相談する
- データ復旧・復元サービス業者へ相談する
1.購入店やメーカーに相談する
外付けHDDに入っているデータは不要で、外付けHDD自体を修理してまた使えるように直したい・動くようになれば良い方は購入店やメーカーに相談することを検討しましょう。購入店やメーカーに修理を依頼した場合には、保存されていたデータは保証されず、データは消えてしまう・無くなってしまうものと認識しておく必要があります。修理の際にはフォーマット(初期化)される、もしくは新しいHDDへの交換対応となる事が多いためです。そもそも、修理とは故障や不具合が生じた記録メディア本体や内部部品に対して修理作業や部品交換作業を行って再び使用可能な状態に戻す事を目的にしています。外付けHDDが使えるように戻るよりもデータ復旧やファイルやフォルダの救出を希望される方は他の方法を選択した方が良いものです。
※メーカーの中にはデータ復旧サービスも行っている会社もありますが、軽度の論理障害しか対応していない・依頼をしてから復旧が難しいと返却されてしまうことも多いため、注意が必要です。また、修理・復旧に出している期間も数週間以上と長期間におよぶことが多く、その間は機器が使えずに業務が止まってしまう事態にも繋がりかねません。データを早く安く確実に復旧したい場合にはまずはデータ復旧サービス業者に連絡することを優先した方が良いものです。
↓HDDの修理を行いたいと思った時にはこちらも参照ください。
2.データ復旧・復元サービス業者へ相談する
外付けHDDのデータが必要な方・安全にデータを取り出したい方はプロのデータ復旧・復元サービス業者に相談する事を優先しましょう。データ復旧の専門業者に相談した場合には高度な技術力や深い専門知識を持って症状が発生した原因や損傷箇所、障害の種類の特定ができ、論理障害でも物理障害でも復旧・復元対応が可能となります。しかしながら、データ復旧業者は数多く存在しており、どこの復旧会社を選んだら良いのかわからない等、少しでも悩んだ時には「AI技術」や「独自技術」を持っているデータ復旧業者であるかを確認しましょう。技術力の高い復旧会社を選ぶ基準となります。復旧業者ごとのサービスの内容や技術力には大きな差もあり、どの復旧会社でも同じように復旧が可能では無いため注意しましょう。万が一、技術力の無い復旧会社に出してしまうとデータの復旧ができないばかりか状態が悪化された上で機器が返却されることも起こりえます。そのため、外付けHDDに入っているデータが大事なもの・無くなると困る・失敗したくない・早く安く復旧したいと思った時には最初に相談する復旧業者は慎重に選ぶ必要があります。検索で上位に表示されたから・家やオフィスから近いからと安易に復旧会社を選んでしまうと後悔してしまう結果に繋がりかねません。1社に出してダメだったら次の復旧会社に出せば良いと考えてはいけないものです。
・データ復旧サービス業者の選び方
外付けHDDに症状や不具合が生じた時には慌ててしまうことも多いものです。少しでも悩んだ時にはプロのデータ復旧業者に相談することを優先しましょう。どこの復旧会社に連絡したら良いのか困った時には下記のような項目をチェックすることで判断がしやすくなるものです。
- 高度な技術力を持っている(AI技術や独自技術の有無)
- 復旧に要する作業スピードや対応が早い
- 復旧費用や復旧料金プランなどがホームページに明記されている
- 情報の守秘義務やセキュリティ管理が厳重
- クリーンルームなどの専門環境下で復旧・復元作業を行っている
- 復旧実績・復旧事例の有無
外付けHDDに入っているデータが大事・早く直したい・業務への支障を最小限に留めたい・ファイルやフォルダが取り出せないと困ることになる・復旧料金が気になる・復旧費用を抑えたい等、1つでも頭に浮かんだ時にはデータ復旧サービス業者に相談することを優先しましょう。アドバンスドテクノロジーは1~6の条件を全て満たしている、おすすめのデータ復旧会社です。高度な技術力を持っているからこそ、早い対応と費用を抑えたデータ復旧を可能としています。外付けHDDやNAS、内蔵HDD、SSD、PC(Windows・Mac・自作)、USBメモリ、SDカードなど、様々なメディアに対して多くの復旧実績もあり安心です。相談も無料です。
外付けHDDのデータ復旧が必要になる原因と復旧方法例
外付けHDDのデータ復旧が必要になる原因は大きく分けて3つに分類され、それぞれ復旧方法も異なるものです。
・外付けHDDのデータ復旧が必要になる3つの原因
- 外付けHDDの接続部分に問題が生じている
- 外付けHDDに論理障害が発生している
- 外付けHDDに物理障害が発生している
1.外付けHDDの接続部分に問題が生じている
外付けHDDにトラブルが発生した場合にはHDD本体の故障ではなく、付属のACアダプタやUSBケーブルが損傷した・接続状況に問題が生じた事が原因で外付けHDDが認識しない・読み込まない等の不具合が発生している事も考えられるものです。特にUSBケーブルはパソコンに接続・抜き差しを繰り返す事によって接触不良やコネクタの劣化が生じることがあります。また、ACアダプタも経年劣化によって電力の供給が不安定になったり断線が起きたりすると症状発生に繋がってしまいます。
・外付けHDDの接続部分に問題が起きた事が原因で生じる症状例
- 外付けHDDが認識しない・読み込まない・反応しない
- 電源ランプが点灯しない・電源がつかない
・外付けHDDの接続部分に問題が生じた際の復旧方法
外付けHDDが認識しない・電源ランプが点灯しない等、接続部分に問題が起きている場合には下記、復旧方法を試すことですぐに問題が解決できる事もあります。
- ケーブルの抜き差しを1回だけ試す
- 外付けHDD以外の付属機器をPCから取り外す
1.ケーブルの抜き差しを1回だけ試す
外付けHDDにトラブルが起きた場合にすぐに自分で試せる復旧方法としては、ケーブルの抜き差しを1回行うことが挙げられます。何度も試さないように注意しましょう。抜き差しを繰り返すだけでHDDの状況が悪化し、外付けHDDからデータを復旧する事自体が困難となってしまうことも多く起こりえるものです。
2.外付けHDD以外の付属機器をPCから取り外す
USBメモリや外付けSSD、キーボードやマウスなど、外付けHDD以外の機器がたくさんパソコンに接続されていると電力不足が起こり、HDDが認識しない等のトラブルが発生する原因にもなりえます。電力不足が考えられる時には外付けHDDだけをPCに接続するだけで問題が解決できることもあります。
2.外付けHDDに論理障害が発生している
論理障害とは外付けHDDなどの機器本体には問題が無い・故障していないものの、ファイルシステムやデータが破損した・データを誤削除した、間違ってHDDをフォーマットした等のヒューマンエラー・プログラム上に問題が生じた場合に発生する障害のことを指します。論理障害が生じた時には外付けHDDは動作可能・認識できる状態であることも多いため、障害発生に気づきにくく、外付けHDDを使い続けたことが原因でデータ復旧の難易度を上げてしまう他、復旧自体が難しくなることも多く起こりえるものです。
・外付けHDDに論理障害が発生した時に生じる症状例
- 「フォーマットする必要があります。」などのエラーメッセージが表示される
- データが未割り当て領域として認識される
- ファイルやフォルダを間違って消した・パーティションを誤削除した
- 間違ってフォーマット(初期化)した
- データを上書きした
- RAW状態になってアクセスができない・外付けHDDが認識されない
- 外付けHDDは認識しているがファイルやフォルダが開かない・中のデータにアクセスができない
- ウィルス感染によるアクセス不良
外付けHDD内のデータを誤って削除した・データ整理中に不要なファイルと必要なファイルを間違えて消した・ゴミ箱を誤って空にしてしまった・バックアップがある、使い終わったと思って外付けHDDをフォーマット(初期化)した後に中のデータの取り出しや復旧が必要になった・フォーマットすべき外付けHDDとフォーマットしてはいけない外付けHDDを取り違えた等、個人の不注意やヒューマンエラーによって外付けHDDからデータ復旧や取り出し作業を行う必要が出るトラブルは多く起こりえるものです。また、外付けHDD内のファイルやフォルダを移動している最中やコピー中に作業を中断したり、停電が起きたり、パソコンの電源が急に落ちたりしたことでファイルシステムが破損してしまい、症状発生に繋がることもあります。
↓「フォーマットする必要があります。」と表示された時にはこちらも参照ください。
・外付けHDDのデータ復旧方法(論理障害発生時)
論理障害が生じている外付けHDDからデータを復旧したい時には下記のような復元方法があります。
- データ復元ソフトを利用する方法
- データ復旧業者に相談する方法
1.データ復元ソフトを利用する方法
外付けHDDからデータ復旧を行いたい場合に自分で復旧作業を行いたい時には復元ソフトを利用する方法が挙げられます。しかしながら、復元ソフトを利用する方法はデータを復旧できないことが多い・かえって状態が重篤化する・データが上書きされる・取り返しのつかない状況に陥る等、デメリットが目立つ復旧方法でもあります。
2.データ復旧業者に相談する方法
外付けHDDに大事なファイルやフォルダが入っている・早く安く確実にデータを復旧したい方はプロのデータ復旧業者に相談する方法を選択した方が希望する結果に繋がるものです。少しでも悩んだ時には手を止めてデータ復旧業者の無料相談を利用する事から始めましょう。
3.外付けHDDに物理障害が発生している
物理障害とは、外付けHDD自体が物理的、機械的に故障した・HDD内の部品が損傷したことによって引き起こされる障害のことを指します。外付けHDDは多くの部品で構成されており、部品の損傷や不具合が少しでも発生すると物理障害が生じてしまうことが多いものです。外付けHDDは消耗品の1つで経年劣化やHDDの寿命によって物理障害が生じることも少なくありません。物理障害が発生している外付けHDDからデータ復旧を行いたい場合には、1.高度な技術力2.深い専門知識3.互換性のある部品の調達4.クリーンルームなどの専用環境の4つに加え、経験値や判断力も必須となるものです。
・外付けHDDに物理障害が発生した時に生じる症状例
- パソコンに外付けHDDを接続しても認識しない・起動しない
- 電源が入らない
- カチカチ、カタカタ等の異音がする
- 落下・落としてから外付けHDDが読み込まない
- 水没・水濡れしたら反応しなくなった
- 焦げ臭い・異臭がする
- 外付けHDDの動作音が聞こえない・動いていない
- 停電や落雷の後、動作がおかしくなった
- 「データエラー(巡回冗長検査(CRC)エラー)です。」などのエラーメッセージが表示される
↓HDDを落下させてお困りの方はこちら
・外付けHDDのデータ復旧方法(物理障害発生時)
外付けHDDに物理障害が生じてしまった時には自分でデータの復旧を行うことは難しいものです。安易に復旧、復元作業や操作を進めてしまうと状態が重篤化する・取り返しのつかない状況に陥ってしまうことも多く起こりえます。外付けHDDに保存しているデータが大事な方・無くなったり取り出せなくなったりすると困ると少しでも頭に浮かんだ時はプロのデータ復旧サービス業者の無料相談を利用することを優先しましょう。
外付けHDDのデータ復旧・復元方法を症状別で紹介(論理障害の場合)
外付けHDDに下記のような症状が生じた場合には論理障害が発生している事が推測され、それぞれデータ復旧・復元方法も異なります。
- エラーメッセージが表示された時の復旧方法
- データが未割り当て領域として認識された際の復旧方法
- ファイルやフォルダを間違って消した・パーティションを誤削除した時の復旧方法
- 間違ってフォーマット(初期化)した場合の復旧方法
- データを上書きした時の復旧方法
- RAW状態になって外付けHDDにアクセスできない場合の復旧方法
- ランプは点灯してもファイルやフォルダが開かない・データにアクセスができない時の復旧方法
- 外付けHDDにウィルス感染が疑われる時の復旧方法
1.エラーメッセージが表示された時の復旧方法
外付けHDDをパソコンに接続した際や使用中にエラーメッセージが表示された時には注意が必要です。
・外付けHDDの使用時に表示されるエラーメッセージ例
- フォーマットする必要があります。フォーマットしますか。(Windows)
- セットしたディスクは、このコンピュータで読み取れないディスクでした。(Mac)
- 不明・初期化されていません
- D:\にアクセスできません
- データエラー(巡回冗長検査(CRC)エラー)です。
・1.フォーマットする必要があります。フォーマットしますか。(Windows) /2.セットしたディスクは、このコンピュータで読み取れないディスクでした。(Mac)とエラーメッセージが出た時には
外付けHDDをパソコンに接続した際に「フォーマットする必要があります」や「このコンピュータで読み取れないディスクでした」と表示された時には要注意です。フォーマットすると外付けHDD内に保存されているデータは全て消えてしまいます。慌てて「はい」を押さない様に注意しましょう。
※外付けHDDをパソコンに接続した際にフォーマットに関するエラーメッセージは1.や2.のような表現だけでなく3.不明・初期化されていません/4.D:\にアクセスできませんといった文面で表示されることもあります。
・フォーマットに関するエラーメッセージが表示された際の外付けHDDの復旧方法
- データ復旧・復元ソフトを利用する
- データ復旧業者に相談する
※フォーマットに関するエラーメッセージが表示された時には外付けHDDに論理障害だけでなく物理障害が併発していることが多いため注意が必要です。データ復旧・復元ソフトを安易に使ってしまうと状態が重篤化してしまい、復元ソフトを使わなければ復旧可能だった状態が復旧不可能な状況に陥ってしまうことも多く起こりえます。データを確実に復旧したい・失敗したくない方は無闇に作業を進めない様にしましょう。外付けHDDに大事なデータが入っている・早く安く復旧したい方はプロのデータ復旧会社に相談する事を優先した方が良いものです。
5.データエラー(巡回冗長検査(CRC)エラー)です。と表示された時には
「データエラー(巡回冗長検査(CRC)エラー)です。」と表示された場合も要注意です。CRCエラーとは外付けHDDにアクセスができない状態である事を指します。CRCエラーが表示された時には外付けHDD本体や内部部品の損傷(物理障害の発生)やファイルシステムの破損や不良セクタの発生など、物理障害と論理障害のいずれか、もしくは両方が生じていることが考えられるものです。特に外付けHDDをPCに接続した際や使用中にCRCエラーが表示された場合には外付けHDDに物理障害が生じている事が多く、データを復旧したい場合には慎重な対応が求められます。
↓CRCエラー(巡回冗長検査エラー)とは?エラーメッセージが表示されてお困りの方はこちらも参照ください。
・外付けHDDにCRCエラーが表示された際の復旧方法例
- ソフトを使って自分で外付けHDDの状態を確認する
- データ復旧業者に相談する
外付けHDDの状態を自分で確認したい場合にはソフトを使ってみることで実現できることがあります。
・「CrystalDiskInfo」のソフトをダウンロードし、外付けHDDのチェックを行う
「CrystalDiskInfo」というソフトを使った時にはHDDの状態は「正常」「異常」「注意」の三段階で表示されます。巡回冗長検査エラー(CRCエラー)が生じている際には「注意」で表示されることが多いものですが、そのままソフトの機能を使い続けることは危険なことが多く注意が必要です。外付けHDDに軽度な論理障害のみが生じている場合にはソフトの機能でエラーが解消されることもありますが、中度以上の論理障害や物理障害がHDDに発生していた時にはソフトを使う事で状態が重篤化してしまいます。症状が生じた外付けHDDの状態の確認をするだけでも状況の悪化を進めてしまうことも少なくない為、早くエラーを解消したい・費用を抑えて復旧したい方は作業を進める前にプロのデータ復旧業者に相談することを優先しましょう。
2.データが未割り当て領域として認識された際の復旧方法
データ容量が大きい外付けHDDをパソコンに接続した時にはHDD内のデータが未割り当て領域として認識されてしまうことがあります。
・データが未割り当て領域に認識された外付けHDDの復旧を自分で行う手順は
外付けHDD内のデータが未割り当て領域として認識されてしまった際には、パーティションの不具合を解消することで問題が解決される・復旧できることがあります。
- Windowsマーク横の検索BOXに「コンピューターの管理」と入力して画面を開く
- 「記憶域」→「ディスクの管理」→外付けHDDをクリック
- 外付けHDDのパーティションの削除を行う
- パーティションの削除が完了→外付けHDDの全領域が未割り当てとなる
- 未割り当てとなった部分にパーティションを新しく作成する
- 新しく作成したパーティションにフォーマットを行う
- フォーマットが完了したら外付けHDDのデータが認識されるようになる
1から7の対応を行うことでデータが未割り当て領域に認識されてしまう不具合は解消できることもありますが、上記の手順の中でHDDのパーティションを自分で削除する必要があり、作業を進めることでデータが消える・操作を行うことで状態が悪化する・作業を行わなければ復旧できたものが復旧不可能な状況に陥ってしまうリスクを含んだ復旧方法でもあることも理解する必要があります。作業に不安を感じる・失敗したくない・外付けHDD内のファイルやフォルダが取り出せなくなったら困ると少しでも頭によぎった時には無理に操作を進めずにプロのデータ復旧サービス業者に連絡することを優先しましょう。
※パーティションとは、HDDやSSDなどの記録媒体に設定された領域(データ上で分割された領域)1つ1つの事を指すものです。
3.ファイルやフォルダを間違って消した・パーティションを誤削除した時の復旧方法/4.間違ってフォーマット(初期化)した場合の復旧方法/5.データを上書きした時の復旧方法
外付けHDD内のファイルやフォルダを削除した・フォーマットした・上書きした後にHDD内のデータを復旧したいと思った時にはHDDの使用を止めることが重要となります。
・外付けHDD内のファイルやフォルダを間違って削除した時には
外付けHDDから間違ってデータを消した・ファイルやフォルダを誤削除した場合には、作業やPC操作は一旦中断し、外付けHDDをPCから取り外すことから始めましょう。ファイルやフォルダを削除した際にはそのデータは見えない状態となりますが、完全には消えておらずデータは上書きされるまで残っているものです。
・パーティションを誤削除した時は
誤って外付けHDD内のパーティションを削除してしまった時も手を止めることが重要です。慌てて自分でどうにかして復旧しようとパーティションの再作成を行ってしまうと復旧可能だったものが復旧不可能な状況に陥ってしまう事も多く起こりえるものです。慌ててパーティションを再作成しないように気を付けましょう。
・間違ってフォーマット(初期化)した時には
フォーマット(初期化)を行ってしまうと記録媒体は工場出荷時の状態に戻るため、保存されていたデータは全て消えてしまいます。バックアップが取れていると思って外付けHDDをフォーマットしたらバックアップが取れていなかった・初期化してから大事なファイルやフォルダが入っていた事に気づいたなど、フォーマット(初期化)してから困ってしまう事態になることも多いものです。
・誤操作を行ったことに気付いた時は
外付けHDD内のファイルやフォルダ、パーティションを間違って削除した場合や誤ってフォーマットやデータを上書きしてしまった時には操作や作業を止めることが最優先となります。通電し続ける・インターネットの閲覧やファイルやフォルダの確認など、PC操作を止めない・電源の入り切りや再起動を繰り返すだけでもデータはどんどん上書きされ続けてしまいます。その結果、データ復旧の難易度が上がるだけでなく、復旧自体が難しくなってしまう事も多く起こりえる為、注意しましょう。
※データの上書きとは、外付けHDDをフォーマットした後に新たにデータを保存した・保存場所を間違ってファイルを上書きした・同じファイル名で保存してしまった等の操作によって引き起こされる等、自分の行動で上書きしたことをはっきり認識している場合と外付けHDDをPCに接続したままインターネットの閲覧やPC内のファイルやフォルダの確認など、直接、外付けHDDを使った作業を行っていなくても必要なファイルやフォルダが意図せず上書きされてしまうケースやデータ復旧・復元ソフトを使った結果、データが上書きされてしまう事も多く起こりえるため、外付けHDDからデータ復旧を行いたいと思った時には上書きを防ぐためにもPCから取り外す事を優先した方が良いものです。
・外付けHDDのデータを削除した場合の復旧方法
フォルダやファイル、パーティションなど、外付けHDDのデータを誤削除した場合や間違ってフォーマットやデータの上書きを行ってしまった時には2つの復旧方法があります。
- 復元ソフトを利用して自分でデータ復旧を行う
- プロのデータ復旧業者に相談する
※復元ソフトを利用して自分でデータ復旧を行う方法は、復元ソフトをインストールする・復元ソフトの機能を使って外付けHDDスキャンをかける事でかえって外付けHDDのデータを上書きしてしまう・状況を重篤化させてしまい、復旧可能だった状態が復旧不可能な状況に陥る等、リスクを伴った復旧方法でもあります。そのため、外付けHDDから消えたファイルやフォルダが重要なもの・取り出せなかったり復旧できなかったりしたら困ると少しでも頭によぎった時にはプロのデータ復旧サービス業者に相談する事を選択した方が良いものです。
6.RAW状態になって外付けHDDにアクセスできない場合の復旧方法
PCに接続した外付けHDDがRAWになってアクセスができないといったトラブルが起きることがあります。
※RAW状態とは外付けHDDがパソコン上で認識されていない状況のことを指します。
・RAWを解消して外付けHDDのデータを復旧する手順
- 外付けHDDに対応したデータ復旧・復元ソフトを探してインストールする
- PCに外付けHDDを接続する
- 復元ソフトの画面に従って外付けHDDをスキャンする
- 検出されたデータを復旧する
※パソコンに接続した外付けHDDがRAW状態になって認識しない・アクセスができない時には物理障害が発生していることがほとんどで、データ復旧・復元ソフトを使うことで状態が重篤化する・取り返しのつかない状況に陥ることも多く起こりえるものです。失敗したくない・データを確実に取り出したい・無くなったり復旧できなかったりしたら困ると少しでも考えた場合には復元ソフトを使う前にプロのデータ復旧サービス業者に連絡することを優先させましょう。後悔してしまう結果に繋がることを防げます。
7.ランプは点灯してもファイルやフォルダが開かない・データにアクセスができない時の復旧方法
外付けHDDをパソコンに接続した際にランプは点灯している・外付けHDDは認識しているが中身が見られない・ファイルやフォルダの読み込みができないといった症状が出ることがあります。この症状は論理障害、物理障害どちらでも起こりえるものです。ファイルやフォルダの読み込みできない・データにアクセスができない時にケーブルの抜き差しや電源の入り切りを行ってしまうと状態が悪化してしまい復旧自体が困難になる事も起こりえます。これらの症状が出た時には外付けHDDを極力触らない様にすることが重要となります。
・外付けHDDのデータにアクセスができない時の復旧方法(ランプ点灯時)
- 復元ソフトを利用して自分でデータ復旧を行う方法
- プロのデータ復旧業者に相談する
ランプは点灯しているのにも関わらずファイルやフォルダが読み込まない・中身を見ることができない際に自分で外付けHDDからデータ復旧を行いたい時には復元ソフトを利用する方法が挙げられます。しかしながら、ランプが点灯している状態にも関わらずファイルやフォルダが開かない・データにアクセスができない時には外付けHDDに論理障害ではなく物理障害が生じていることの方が多く、データ復旧・復元ソフトを使うことで状況が悪化してしまうことが多いため、安易に試さない様にしましょう。物理障害が生じている時には自分でデータ復旧を行うことはできません。早く安く確実に外付けHDDからデータを復旧したいと思った時にはプロのデータ復旧業者に連絡することを優先した方が良いものです。
・ファイルシステムの損傷やプログラムファイルの破損
外付けHDDなどの記録媒体は起動時やデータの読み込みを行う際には常に何かしらのデータの書き込みが行われるものです。外付けHDDをパソコンから取り外す時に安全な取り外しができなかった場合や突然、パソコンの電源が落ちた・急にシャットダウンした・停電が起きた事によってデータの書き込みが正常に終了しないとファイルシステム(管理情報部分)やプログラムファイルが破損したり異常が生じてしまったりすることがあります。ファイルシステムやプログラムファイルが破損するとデータにアクセスができない・HDD内のファイルやフォルダが開かないといった症状を引き起こすこともあり、そのような場合にケーブルの抜き差しや電源の入り切りや再起動を繰り返すだけでも状況が重篤化してしまうことも多いものです。早く安く確実に外付けHDDからデータを復旧したい方は、簡単にできるこれらの行為を繰り返さない様に注意しましょう。
8.外付けHDDにウィルス感染が疑われる時の復旧方法
外付けHDDが認識しない・アクセスができないなどのトラブルが起きた時にはウィルス感染が原因であることも少なくないものです。ウィルス感染が疑われる時には自分でセキュリティソフトを使い、感染チェックと駆除を行いましょう。ウィルスに感染してしまうと外付けHDD内のファイルが削除されてしまったり隠されてしまったりすることも起こりえます。
・コマンドプロンプトを使ってウィルスに隠された外付けHDD内のファイルを復旧する手順
- 「Win」+「R」キーを同時に押す→「CMD」を入力→コマンドプロンプトを開く
- コマンドプロンプトを右クリック→「管理者として実行」をクリック
- コマンドラインを入力する度に、エンターキーを押す
- プロセスが完了したらパソコンを再起動→PCに外付けHDDを再度接続し直す
- 消失していたファイルの復旧が確認できたら作業終了
※3の項目で入力するコマンドラインは下記のような例が挙げられます。
chkdsk F: /f (F部分は外付けHDDのドライブ文字に変更しましょう)
Y
F
F:\>attrib -h -r -s /s /d *.*
※コマンドプロンプトを使った復旧方法は操作を1つでも誤ってしまうとデータの復旧や取り出しが完全にできなくなる事態に陥ることも多い危険な対処法でもあります。少しでも不安に思ったり機器の操作や知識に自信が持てなかったり、作業途中で困った時には無理に進めることは避けた方が良いものです。
・外付けHDDのファイルを隠してしまった時の復旧手順(補足)
データの安全性の確保のために外付けHDD内のファイルを隠した後に再表示させたい時には下記のような手順で復旧しましょう。
- 「Win」+「E」キーを押す→エクスプローラーを開く
- 「フォルダオプション」もしくは「ファイルエクスプローラーオプション」に移動→「表示」をクリック
- 「隠しファイルとフォルダ」内「隠しファイル、フォルダ、およびドライブを表示する」オプションをクリック
- 「適用」→「OK」を押す→外付けHDDで隠したファイルが再表示(復旧)される
外付けHDDのデータ復旧・復元方法を症状別で紹介(物理障害の場合)
外付けHDDに下記のような症状やトラブルが起きた場合には物理障害が発生してしまっていることが推測され、それぞれデータ復旧・復元方法も異なります。
- パソコンに外付けHDDを接続しても認識しない・起動しない場合の復旧方法
- 電源が入らない時の復旧方法
- カチカチ、カタカタ等の異音がする際の復旧方法
- 落下・落としてから外付けHDDが読み込まない時の復旧方法
- 水没・水濡れしたら反応しなくなった場合の復旧方法
- 焦げ臭い・異臭がする際の復旧方法
- 外付けHDDの動作音が聞こえない・動いていない場合の復旧方法
- 停電や落雷の後、動作がおかしくなった時の復旧方法
- CRCエラーなどのエラーメッセージが表示された際の復旧方法
1.パソコンに外付けHDDを接続しても認識しない・起動しない場合の復旧方法/2.電源が入らない時の復旧方法
外付けHDDが認識しない・電源が入らない時の復旧方法を紹介します。
- 電源スイッチがオンになっているかを確認する
- ケーブルの抜き差しを1回だけ試す
- 電源の入り切りを1回試す
- ケーブルを変えてみる
- 接続するパソコンを変える
- USBポートを変更して接続し直す
外付けHDDが認識しない・電源が入らないといったトラブルは多く起こりえるものです。パソコンに接続しても外付けHDDが認識しないといった症状が生じた時にはケーブルの抜き差しや電源の入り切りなど、簡単にできる操作はすぐに試してしまうかもしれません。しかしながら、外付けHDDが認識できない・データの読み込みができない場合には物理障害が生じている事がほとんどで、ケーブルの抜き差しや電源の入り切り、再起動を繰り返すだけでも状態が重篤化してしまう事が多いため注意が必要となります。ケーブルを繋いだまま・外付けHDDをPCに接続したままの状態にしてしまうと通電が起こり、自分で作業や操作を行っていなくともパソコンやHDDが動作してしまい、データが保存されているプラッタに傷や溝を作ってしまうこともあります。1から6の手順を進めることで復旧できる見込みもある一方で希望する結果とは逆の結果になってしまうことも少なくありません。不安な方やデータが大事な方・失敗したくない・早く問題を解決したい・復旧費用を抑えたい方は試す前にプロのデータ復旧会社に連絡することを優先しましょう。外付けHDDは精密機器の1つで簡単にできることを安易に進めてしまったせいで復旧ができないばかりか取り返しのつかない状況に陥ってしまう事も多く起こりえるものです。
3.カチカチ、カタカタ等の異音がする際の復旧方法/4.落下・落としてから外付けHDDが読み込まない時の復旧方法/5.水没・水濡れしたら反応しなくなった場合の復旧方法/6.焦げ臭い・異臭がする際の復旧方法
3から6のような症状やトラブルが起きた時には自分で外付けHDDのデータ復旧を行うことは難しい状況と言えます。これらの問題が起きた時にはほとんどの場合、HDD本体や内部部品が故障している・物理障害が発生しているため、操作や作業を止めないとデータが永遠に失われてしまう危険性が高まります。電源を入れているだけでも状態が重篤化してしまうため、1秒でも早く電源を切る・パソコンから取り外すことが重要となります。
↓HDDから異音が聞こえる状態になった時にはこちらも参照ください。
・外付けHDDに物理障害の発生が疑われる時に優先したい対処法3選
- 外付けHDDの電源を切る
- ケーブルを抜く・パソコンから外付けHDDを取り外す
- データ復旧業者に相談する
1.外付けHDDの電源を切る
外付けHDDは持ち運びがしやすい分、外的な要因によって故障してしまう事が多い記録媒体の1つです。落とした・落下させた・衝撃が加わった時には内部の部品が壊れてしまったり外れてしまったりします。少しでも外付けHDDに衝撃や振動が加わった記憶がある時に中のデータが大事・早く安く復旧したいと思った場合には電源を切ることを優先しましょう。通電を続けたり、電源の入り切りや再起動を試したりするとデータを保存しているプラッタと呼ばれる円盤状の部品に傷や溝ができてしまいます。最悪、データが入っている部分が削られてしまう事も起こりえます。
2.ケーブルを抜く・パソコンから外付けHDDを取り外す
外付けHDDに物理障害が生じた時にはパソコンから取り外すことが重要となります。ケーブルが接続されたまま・パソコンに繋いだままの状態が続くと通電が起きてしまい、HDD内の部品が動く・傷や溝が発生する・状況が重篤化することにも繋がりかねません。
3.データ復旧業者に相談する
物理障害が起きた時には自分で外付けHDDのデータ復旧を行うことは難しいため、少しでも早くデータ復旧業者に相談することを優先すべき事態となります。
7.外付けHDDの動作音が聞こえない・動いていない場合の復旧方法
外付けHDDのランプは点いている・パソコンに接続させているのにも関わらず、何も音がしない・動いていない場合には内部部品のモーターや電源周りの故障、データを記録しているプラッタとデータを読み取る磁気ヘッドが癒着してしまっていることが推測されるものです。このような症状が出ている時には、プラッタ部分に損傷が起きていなければすぐにデータの復旧が可能になることが多いものです。しかしながら、自分でデータ復旧の作業や操作を進める事は難しい状況のため注意しましょう。動いていない外付けHDDからデータを復旧するにはHDD自体を開封して復旧・修理作業を行う必要があり、1.クリーンルームなどの専用施設2.互換性のある専用部品の調達3.深い専門知識4.高度な技術力の4つに加え、経験値や判断力も必須となります。外付けHDDなど記録メディアの開封を家やオフィス内で行う事は厳禁です。すぐにホコリや塵が付着して状況を重篤化させてしまいます。人間の手術を普通の部屋では行わずに専用の手術室で行うのと同じイメージです。外付けHDDの動いている音が聞こえない場合も論理障害ではなく物理障害が発生している状況となります。外付けHDD内のデータを取り出したい・早く安く確実に復旧したい方は専門のデータ復旧業者に相談することから始めましょう。
8.停電や落雷の後、動作がおかしくなった時の復旧方法
外付けHDDをパソコンに接続して使用していた時に予期せぬ停電や落雷の影響で電力供給に問題が起きると機器に症状や障害が発生してしまうことも少なくありません。停電や雷が鳴った後に外付けHDDに何かしら不具合が出た時にはそれ以上、機器の使用は止めた方が良いものです。データを失ってしまう重篤な障害が起きている事が多く、自分でどうにかしようと使用を再開しようとするだけで状態を悪化させてしまいます。自分で復旧することは難しい状況となるため、プロのデータ復旧会社に任せることを検討しましょう。
9.CRCエラーなどのエラーメッセージが表示された際の復旧方法
外付けHDDの使用中にエラーメッセージが表示された時には論理障害・物理障害のいずれか、もしくは両方が発生してしまっていることが多く注意が必要となります。特に「データエラー(巡回冗長検査(CRC)エラー)」が出た時には外付けHDD本体が故障している・物理障害が発生している事が多いものです。エラーメッセージが表示された際に安易に復元ソフトを使ってしまうとデータの復旧ができないばかりか復旧不可能な状況に陥ってしまうことも少なくありません。何かしらエラーメッセージが表示された際には余計な事をせずに専門のデータ復旧業者に連絡することを優先した方が後悔せずに済むものです。
・その他の症状が出たら
外付けHDDに発生する症状は様々です。大事に使っていても経年劣化や外付けHDD自体の寿命などによってトラブルが生じてしまう事は誰にでも起こりえるものです。外付けHDD等の記録メディアに何かしら症状や不具合が発生した時には手を止めてプロのデータ復旧サービス業者に連絡することから始めましょう。早く連絡した方が悩みも症状もすぐに解決され、HDD内のデータも無くならずに済みます。また、プロのデータ復旧会社に頼った方が結果的に復旧料金も抑えられることの方が多いものです。復旧費用を抑えたい人こそ、データ復旧業者の無料相談を利用することから始めましょう。
Macユーザー向けの外付けHDDのデータ復旧、復元方法を紹介
外付けHDDからデータ復旧を行いたい場合、WindowsとMacではデータ復旧、復元方法が異なります。Macユーザーの方は下記、対処法を進めましょう。
・外付けHDDのデータ復旧、復元方法(Mac向け)
- Macに対応したデータ復元ソフトを探す
- Mac非対応の外付けHDDでは無いか確認する
- Macを再起動する
- Finder環境設定を見直す
- ディスクユーティリティ→First Aidを試す
- データ復旧業者へ相談する
1.Macに対応したデータ復元ソフトを探す
Macに接続した外付けHDDのデータ復旧を行いたいと思った時にはMacに対応したデータ復元ソフトを探す必要が出てきます。しかしながら、Macに対応した復元ソフトは流通している数がWindowsと比べて圧倒的に少ないため注意しましょう。復旧ソフトはOSに対応していなければ使うことができません。macOSに対応している復旧ソフトもありますが、Windowsの時と同様、1.データ復元ソフトの機能、スキャンをかけることで状況が悪化する/2.データ復元ソフトを使っても希望するファイルやフォルダが復旧されないことが多い・データの上書きが進むことも少なくないなどデメリット部分は共通しています。復元ソフトを使用しなければ早く安く復旧できたものが復旧不可能な状態に陥ってしまうことも多く起こりえるため、どうしても復元ソフトを使いたいと思った時には試す前にプロのデータ復旧業者に相談した方が後悔せずに済むものです。
2.Mac非対応の外付けHDDでは無いか確認する
外付けHDDのほとんどはWindows・MacとパソコンのメーカーやOSを問わず使用ができるものではありますが、流通している外付けHDDの中にはMacに対応していない機種もあるため注意しましょう。普段、Windowsで使っている外付けHDDをMacで使おうとした際に認識しない等の症状が出た時にはWindowsのPCに繋ぎ直すだけで問題が解決されることも多いものです。
3.Macを再起動する
Macで使っている外付けHDDに症状が発生した時にはMac自体を再起動してみることで状況が改善される・復旧されることもあります。しかしながら、何度も試してはいけません。Macに接続した外付けHDDが認識しないなど、トラブルが起きている時には深刻な不具合が生じていることも多く、再起動など、簡単にできることを繰り返す事で取り返しのつかない状況に陥ってしまうことも多く起こりえるものです。
↓Macが外付けHDDを認識しない状況になった時はこちらも参照ください。
4.Finder環境設定を見直す
Macに外付けHDDは正しく接続されていてもアクセスできない等の症状が出ている時にはFinderの設定も見直すことも重要です。「Finder環境設定」→「一般」→「デスクトップに表示する項目」→「外部ディスク」にチェックが入っていなければチェックを入れましょう。
5.ディスクユーティリティ→First Aidを試す
外付けHDDやMacが物理的に壊れていない・損傷が起きていないと断言できる場合にはディスクユーティリティ→First Aidを試すことでデータの復旧・復元ができることもあります。ディスクユーティリティとはMacに標準で搭載されているファイルシステムの修復やエラーチェックを行う機能のことです。しかしながら、外付けHDDなどの記録メディアに損傷や物理的な故障が生じている時にディスクユーティリティ→First Aidを使ってしまうと復旧ができないばかりか状況が重篤化する・様々なデータが上書きされてしまう事も多く起こりえるものです。どうしてもFirst Aidを使って復旧できるか試したいと思った時には作業を進める前にプロのデータ復旧業者に連絡することを優先しましょう。
・Macのディスクユーティリティ、First Aidを使った外付けHDDの復旧手順
- 「ユーティリティ」→「ディスクユーティリティ」をクリック
- 外付けHDDを選択→First Aidをクリック
- ファイルシステムの修復が可能な場合は修復・復旧が行われる
6.データ復旧業者へ相談する
Macは元々、不具合が起きにくい機種とも言われており、何かしらトラブルが起きた時には自分で復旧することは難しい状況に陥っていることも多く、慎重な対応が求められます。Macのパソコンはデータの保存容量が少ないモデルも流通しており、Macユーザーの方は主に外付けHDDや外付けSSDにデータを保存している方も多いものです。万が一、Macで使用している外付けHDDや外付けSSDに不具合が起きた時には余計な操作や作業を行うことで復旧の難易度が上がるばかりか取り返しのつかない状況に陥ってしまうことも多く起こりえます。早く安く安全にデータを復旧したい方は余計なことをせずにプロのデータ復旧業者に相談した方が希望する結果に繋がるものです。
外付けHDDのデータ復旧が必要な時にやってはいけないこと
外付けHDDに故障が疑われる・症状が生じている時にデータ復旧を行いたいと考えた場合には注意すべき点・やってはいけない事があります。データが大事な方や復旧料金を抑えたい方は特に下記項目を確認してから動きましょう。
- 電源の入り切りや再起動の繰り返しは危険
- 通電し続けない・ケーブルを接続したままにしない
- 初期化やフォーマットを行う事はNG
- 分解してはいけない
- Windowsのチェックディスク(chkdsk)の利用は避ける
- 無理にデータ復旧・復元作業を進めないように
1.電源の入り切りや再起動の繰り返しは危険
外付けHDDが認識しない・データにアクセスができない等の症状が出ている時や故障が疑われる際には電源の入り切りや再起動を繰り返すことは避けましょう。これらの行為は外付けHDDに大きな負荷がかかる行為となります。不具合やトラブルが起きた際に復旧できるかも・自分でどうにかしたいと思って電源の入り切りや再起動を複数回行ってしまうと状況が重篤化することも多いものです。トラブルが起きた直後は早く安く復旧可能な状態だったものが簡単にできることを繰り返したせいで復旧不可能な状況に陥ってしまうことも多く起こりえます。データが失われてしまう危険性も高まるため、注意しましょう。
2.通電し続けない・ケーブルを接続したままにしない
外付けHDDが壊れたかもしれないと思った時や何らかの症状が生じた際には電源を切り、ケーブルを取り外して通電されないようにすることから始めましょう。外付けHDDの故障が疑われる時に通電し続けるとHDDの中でデータを読み取る針のような部品、磁気ヘッドが動作してデータを記録しているプラッタ面に傷を付けてしまうことやデータを記録している部分を削ってしまう事も起こりえます。何かしらトラブルが生じている時には電気が通らないように電源を切ることが重要です。パソコンにケーブルを接続したままにしているだけでも電気が外付けHDDに流れ続けてしまう為、症状が出た時にはケーブルも抜くようにしましょう。
3.初期化やフォーマットを行う事はNG
外付けHDDをPCに接続した時に「フォーマットする必要があります」などのエラーメッセージが表示されてHDDが使えない状況になってしまう事も多く起こりえるものです。フォーマットや初期化は機器を工場出荷時の状態に戻す作業のことで、エラーメッセージに従って「はい」を押してフォーマットしてしまうと保存されているデータは全て削除されるため注意が必要です。万が一、誤ってフォーマットしてしまった時にはデータ復旧業者にすぐに連絡しましょう。フォーマットや初期化した後に何かしら操作をしてしまったり自分で復元ソフトを使ったりするとデータは上書きされ続けてしまいます。データの復旧の難易度が上がるだけでなく復旧自体が困難になることも多く、すぐにプロのデータ復旧業者に相談した方が後悔せずに済むものです。
4.分解してはいけない
HDDに不調が生じた時には自分でその原因を確かめたいと考えるかもしれません。しかしながら、HDDなどの記録メディアは個人で分解してはいけないものです。HDDはとても繊細な精密機器です。少しのホコリや小さな塵などが入ってしまうだけでもすぐに故障してしまいます。そのため、HDDを分解・開封する際にはクリーンルームなどの専用環境での対応が必須となります。オフィス内や家庭内など、通常の環境下で分解してしまうとホコリや塵が中に入りHDD内のプラッタに付着します。その上を磁気ヘッドが通ることでプラッタに傷や溝を作ってしまいます。データが入っている部分をえぐってしまうこともあり、データが失われてしまう危険性も高まります。また、HDDは分解することを前提には作られておらず、個人でHDDを分解してしまうとメーカー保証の対象外にもなってしまいます。また、せっかく早く安く復旧可能だった状態が自分で分解してしまったことが原因で復旧不可能な状況に陥ってしまうことも起こりえるものです。分解はしないようにしましょう。
5.Windowsのチェックディスク(chkdsk)の利用は避ける
外付けHDDをWindowsのパソコンに接続していてエラーが生じた時には、チェックディスク(chkdsk)ツールを利用して修復したい・自分で復旧できるのではと考えるかもしれません。しかしながら、この「chkdsk」はWindowsに対して適切なファイルシステムに修復するツールのため、外付けHDDなど外部メディアのエラーチェックやトラブルが起きた時の修復には向いていない・データ復旧を行いたいと思っても希望する結果には繋がらない機能となります。また、「chkdsk」を実施してしまうと「chkdsk」がエラーと認識したデータは全て切り捨てる・データの上書きを進めることが多いため、外付けHDDのデータを復旧したいはずが「chkdsk」を試すことで復旧不可能な状況に陥ってしまうことも起こりえます。また、「chkdsk」を実施した際には外付けHDDに対して読み書きが長時間行われるため、HDDにも多大な負荷がかかってしまいます。状況の重篤化を促進してしまうため、HDDからデータを復旧したい時には「chkdsk」の利用は避けた方が良いものです。
6.無理にデータ復旧・復元作業を進めないように
外付けHDDに何かしら症状が出た際には障害の種類(論理もしくは物理)や障害の程度(軽度・中度・重度)や故障箇所の特定を行った上で慎重な対応が求められます。しかしながら、障害の種類や程度、故障箇所の特定には深い専門知識や高度な技術力が必要になるため、個人で判別することは難しいものです。よくわからないまま、自分でデータ復旧用のソフトをインストールしたり、復元ソフトの機能でスキャンしたりすることでデータが上書きされてしまったり、電源の入り切りや再起動など簡単にできることを繰り返すことでHDD内部のデータを記録しているプラッタに少しでも傷が入ってしまったりすると元には戻りません。外付けHDDは繊細な機器であり消耗品の1つでもあります。HDDの状況が悪化してしまうとデータが取り出せなくなる・復旧自体が難しくなってしまう事も起こりえます。自分でできることを試したい・どうにか復旧できないかと思った時にはまずは手を止めることを優先しましょう。どうしても自分で外付けHDDを復旧したいと考えた際には復旧、復元作業を進める前にプロのデータ復旧サービス業者に相談してから進めると後悔せずに済むものです。
・論理障害の程度例
論理障害(軽度から中度) | 論理障害(重度) |
---|---|
データの誤削除・ウィルス感染・軽度の認識不良・エラーメッセージが表示される場合など | ファイルシステムの異常や破損・フォーマットに関するエラー・初期化した場合など |
・物理障害の程度例
物理障害(軽度から中度) | 物理障害(重度) |
---|---|
基盤の損傷・PCBの損傷・内部部品の微損傷が起きている場合など | 磁気ヘッドの損傷・プラッタに傷が発生・モーターが動かない・外付けHDDが動作しない・水没・異音がする場合など |
※人間のケガや病気の診断と同様で外付けHDDに症状や不具合が生じた時には機器を正しく診断する必要がありますが、同じ症状でもHDDの状態によって障害の種類・程度は異なるものです。トラブルが生じた外付けHDDなどの機器の状態を正しく把握、診断するには1.高度な技術力2.深い専門知識を持った上で3.クリーンルーム等の専用環境下での復旧・修復作業が必須となります。安易に判断して自分で操作や復旧、復元作業を進めてしまうと復旧の難易度を上げるばかりか取り返しのつかない状況に陥ってしまうことも多く起こりえるものです。早く・安く外付けHDDからデータを復旧したいと考えた場合にはプロのデータ復旧業者の無料相談を利用することから始めましょう。
外付けHDDが故障する危険性を上げないために注意すべき事
HDDはSSDよりも衝撃に弱く、外的な要因によって故障しやすい精密機器の1つです。HDDが故障してしまうリスクを下げるためには下記のようなことに注意しましょう。
・HDDを取り扱う上で注意したい事
- パソコンに接続している外付けHDDは無理に抜いてはいけない
- 叩かない・衝撃を与えない・HDDの上に物を置かない
- HDDに熱が籠らない様に涼しい場所での使用を心がける
- PCに長時間、繋ぎ続けることは危険
- ケーブルは元々付属していたものを使う
1.パソコンに接続している外付けHDDは無理に抜いてはいけない
HDDが動作中に無理やりケーブルを抜いてしまうと故障の原因になりかねません。外付けHDDなどPCに繋いで使用する記録メディアは安全な取り外しを選択した上で取り外しましょう。万が一、安全な取り外しができなかった後に何かしら不具合が生じた時にはすぐにデータ復旧の専門会社に連絡を入れた方が良いものです。自分でどうにかしたい・復旧できるのではと考えてケーブルの抜き差しを繰り返してしまうと状況が重篤化してしまいます。早く安く復旧可能だったものが復旧不可能な状態に陥ってしまうことも起こりえます。注意しましょう。
2.叩かない・衝撃を与えない・HDDの上に物を置かない
HDDは衝撃や振動に弱い機器です。トラブルが起きた後は叩いたり振ってみたりして衝撃を与えない様に注意しましょう。また、磁気ヘッドとプラッタが接触しないようにHDDの上には何も置いてはいけません。
3.HDDに熱が籠らない様に涼しい場所での使用を心がける
HDDやパソコンなどの精密機器は熱に弱いため、適度に放熱ができる環境での使用が望ましいものです。狭い所や奥まった場所で使用しない様にしましょう。
4.PCに長時間、繋ぎ続けることは危険
外付けHDDをPCに繋いだまま・通電し続けると劣化が進みます。外付けHDDの寿命は3年から5年とも言われていますが、使い方によっては寿命が短くなることも起こりえるため注意しましょう。
5.ケーブルは元々付属していたものを使う
ケーブルが増えると挿し間違えてしまい、外付けHDDをショートさせてしまう事や認識しない等のトラブルを引き起こしてしまう事も多く起こりえるものです。ケーブルは元々、製品を購入した際に付属していたものを使いましょう。また、ケーブルを交換したいと思った時には純正品を選ぶようにした方が良いものです。純正品では無いケーブルを使った際には思わぬトラブルの発生に繋がってしまう事もありえます。
外付けHDDのメーカー一例
外付けHDDは様々なメーカーが製造・販売を行っていますが、どのメーカーの製品であっても不具合やトラブルは突然起こりえるものです。外付けHDDに保存しているデータが大事な方・早く安く復旧したい方はプロのデータ復旧サービス業者に連絡することを優先しましょう。
- バッファロー(BUFFALO)/ IODATA/ロジテック/ WESTERN DIGITAL/エレコム/ Silicon Power/ LaCie/ ADATA/トランセンド/ HGST/ FFF SMART LIFE CONNECTED/ SEAGATE/ Apricorn/ Glyph Production Technologies/東芝/ FREECOM/ PQI/ハギワラソリューションズ/ Lenovo/ IMATION/メルコシンクレッツ/ SONY/ Appleなど
アドバンスドテクノロジーでは、メーカー・機種を問わず、外付けHDDの様々なトラブルに対して費用を抑えたデータ復旧が可能です。
まとめ・万が一困った時には
外付けHDDに何かしら症状やトラブルが発生した時には慌ててしまうことも多いものです。HDDに保存しているデータが大事・無くなったり取り出せなくなったりしたら困ると少しでも頭によぎった時には機器の使用を止めることから始めましょう。無闇に作業を進めたり復旧ソフトを試してしまったり、ケーブルの抜き差しや電源の入り切りを繰り返すだけでも取り返しのつかない状況に陥ってしまい、データが無くなってしまうことも起こりえるものです。症状が出た時に原因がわからない場合や早く安く外付けHDDからデータを復旧したい方はプロのデータ復旧サービス業者の無料相談を利用することを優先しましょう。プロのデータ復旧サービス業者に相談した方が不安もすぐに解消され、データも早く安く復旧されて戻ってくるものです。データ復旧の業者選びで悩んだ時にはサービス内容や技術力などをチェックしましょう。アドバンスドテクノロジーはAI技術や独自技術を持っており、高度な技術力で復旧、復元作業を行っているからこそ早い対応と費用を抑えたデータ復旧を可能としています。HDDやNAS、SSD、パソコンなど様々な記録媒体に対して多くの復旧実績もあり安心です。困った時に親身に対応してくれるので、まずは無料の相談から始めてはいかがでしょうか。