RAID10の復旧・データ復元方法|RAID10の仕組みと故障原因も紹介!

RAID10の復旧・データ復元方法|RAID10の仕組みと故障原因も紹介!

RAID10はペアを組んでいるHDDが同時に故障しなければHDDの交換を行うだけで別のペアのHDDからデータを復旧できる見込みがあるRAID方式で、法人向けのサーバーや家庭内のNASなど幅広い場所で活用されているものです。しかしながら、RAID10で運用していたサーバーが起動しない・共有フォルダにアクセスできない・エラーメッセージが表示される等、機器に不具合が生じてしまうことも多く起こりえる事で、RAID10機器に何かしらトラブルが発生した際には慎重な対応が求められます。ここでは、RAID10の特徴やRAID10で運用しているサーバーやNASに問題が生じた時に試せるデータ復旧・復元方法も紹介していきます。

RAID10とは?


RAID10は、RAID1とRAID0を組み合わせたRAIDレベルのことで、RAID(1+0)とも呼ばれています。RAID10は、RAID1のように2台のHDDに同じデータを複製・コピーして保存しつつ、RAID0のようにデータの書き込み時にはブロック単位で分割・並列で書き込みを行うため、データの処理速度が速い事が大きな特徴として挙げられます。
・RAID1(ミラーリング)の特徴
RAID1(ミラーリング)は2台以上のHDDに全く同じデータを書き込む事で高い耐障害性を保つRAIDレベルです。RAID1の場合、HDDが1台故障したとしても、もう1台に同じデータがあるためデータ消失のリスクが無いままNASの運用が可能となります。しかしながら、複数のHDDに同じデータを書き込む必要があるため、書き込み時間は2倍かかります。
・RAID0(ストライピング)の特徴
RAID0(ストライピング)は2台以上のHDDにデータを分割し、それぞれのHDDに別の内容の書き込みを行うRAIDレベルです。同じ時間内に2倍のデータの書き込みが可能であることが大きな特徴として挙げられます。また、RAID0は大容量のデータ保存が見込めるなど、HDDの記録容量をもっとも効率的に使用ができるRAIDレベルでもあります。RAID0は全てのRAIDレベルの中で最も処理速度が速いものの、冗長性が無く、データ消失を防ぐ仕組みが無いことがデメリットとして挙げられます。
・RAID1とRAID0を組み合わせたRAID10の特徴は
RAID10はRAID1のメリットである耐障害性とRAID0のメリットである処理速度の高速化・使用容量の効率性、それぞれを兼ね備えたRAIDレベルとなります。RAID10はHDD2台でデータを複製・2重化したペアを作った上で、それぞれのペアを更にまとめて1組のディスクアレイとしてデータを分散して保存する構造になっており、各ペアのHDDにはそれぞれ同じデータが記録されるものです。RAID10を構築しているペアのうちのHDDが1台故障した際には壊れたHDDを交換することで別のペアのHDDからデータを復旧することが見込めます。しかしながら、同じデータを保存したペアが同時に故障してしまうとHDDの交換作業ではデータの復旧はできなくなるため注意が必要です。
※耐障害性とは、NASやサーバーなどデータ運用を行っている上で構成の一部が停止・故障したとしても予備の系統や予備の部品に切り替えることで機器の機能は止まらず、稼働し続けることができる仕組みや状態、設計の事を指します。
・RAID10のメリット

  1. ペアを組んでいるHDDが同時に故障しなければ自分でRAID10のデータ復旧が行えることがある
  2. RAID10はRAID1のメリットである耐障害性を活用して安定したデータの運用が見込める
  3. RAID10はRAID0のメリットである処理速度の高速化・使用容量の効率性を兼ね備えている

・RAID10のデメリット

  1. RAID10を作るには最低4台のHDDが必要で導入コストが高い
  2. 使用可能なディスク容量が全体の半分で使用・利用効率が悪い

RAID10でデータが保存される仕組み


RAID10でデータが保存される場合には下記のような仕組み・流れになります。

  1. パソコンからデータがNASのドライブに転送される
  2. NASがデータを受け取るとRAIDコントローラ上でデータがブロックに分割される
  3. 同時に分割されたデータは同じ内容で複製される
  4. HDD2台を1組とした各ミラーセットにデータを分散して書き込みと保存が行われる

※HDD2台を1組としたミラーセットをミラーセット1、ミラーセット2として考え、それぞれを1台のHDDとして扱うとわかりやすいのではないでしょうか。ミラーセット1とミラーセット2の2台のHDDでRAID0を構築しているイメージとなります。

RAID10の復旧・データ復元が必要になる原因は


データ消失に強く耐障害性に優れたRAID10ではあるものの、データ復旧が必要になる問題が生じることがあります。
・RAID10のデータ復旧が必要になる原因例

  1. 内蔵HDDの故障
  2. NASの基盤の故障した
  3. リビルドの失敗
  4. ディスクの取り外し時の失敗
  5. 管理画面での操作ミス
  6. RAIDコントローラの損傷

1.内蔵HDDの故障

RAID10で運用しているTerastationやLinkStation、LANDISK、ReadyNAS、SynologyのNASの中にはRAIDを構築しているHDDが複数、搭載されています。しかしながら、経年劣化や過流電・停電や自然災害の影響、転倒や落下などの衝撃によって故障してしまうことも多く起こりえるものです。HDD自体にも寿命があり、機器をRAID10で構築している場合には常時稼働していることが多いことから損傷しやすく、何かしら不具合やトラブルが生じた時にはデータ消失に繋がることもありえるため注意が必要となります。特にRAID10の場合には、RAID機能を過信し過ぎて他にバックアップを取っていなかった際に複数のHDDが壊れてしまうとデータの取り出しや復旧が困難となってしまうことも起こりえるものです。

↓LinkStationからデータ復旧を行いたいと思った時にはこちらも参照ください。

・HDDに生じる障害は
RAID10を構成しているHDDに生じる障害は「物理障害」と「論理障害」に分けられます。共有フォルダから間違ってデータを消した・パーティションを誤削除したなどのヒューマンエラー以外はRAID10機器に何かしらトラブルが発生した際には物理障害が生じていることがほとんどであるため、電源の入り切りや再起動など、簡単にできることを繰り返すだけでも状況が重篤化してしまうことも多く起こりえるものです。RAID10で運用しているNASやサーバーから早く安く確実にデータを復旧したい場合にはプロのデータ復旧業者に相談することを優先しましょう。余計な操作や作業を進める事で後悔する結果に繋がることは避けた方が良いものです。

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2.NASの基盤の故障した

台風や大雪、地震などの自然災害の影響による停電や点検のための年次停電、計画停電の後や落雷の影響によってRAID10で運用しているNASやサーバー内の基盤がショートしたり損傷したり故障することもありえます。RAID10のTeraStationやLinkStation、LANDISKやQNAP・Synology製のNASなどが起動しない・共有フォルダにアクセスができない等の不具合が出た場合には内蔵HDDが故障していることが原因で症状発生に繋がっていることが大半であるものの、HDD以外の部品、基板などが故障することによってトラブルが生じることもあるため注意しましょう。
※突然、停電が起きた場合の他、事前に停電することがわかっていて対策を行っていたとしても電力が回復してからNASやサーバーに問題が出てしまうことは多く起こりえるものです。何かしらトラブルが生じた時には電源の入り切りや再起動を繰り返す、機器に通電を続けることは避けましょう。状態が重篤化してしまいます。

↓停電の後、トラブルが起きてお困りの方はこちら

3.リビルドの失敗
リビルドの失敗によってRAID10機器に不具合や症状が発生することもあるため注意しましょう。RAID10を構築しているドライブのペアのうち、1台のHDDが故障した場合には新しいHDDに交換してRAIDのリビルド(再構築)を行えばデータの復旧ができることがある一方でリビルドが失敗する・途中で止まることによってデータの復旧ができないばかりかデータの上書きが進むことや他の障害が併発する等、取り返しのつかない状況に陥ってしまう事も多く起こりえるものです。これはRAID機器に搭載されているHDDは同時期に製造されたものがほとんどで1台HDDが故障した場合には他のHDDも壊れかけているかすでに故障していることが多いことが原因として挙げられます。リビルドはHDDに大きな負荷をかける行為でもあり、リビルド作業を進めることで故障本数が増えたり損傷具合が進んだりすることも起こりえます。また、リビルドが止まったり、リビルドが失敗したりするとデータ消失に繋がることもあるためリビルド自体が危険な行為であることも認識しておく必要があります。RAID10機器からデータが無くなったり取り出せなくなったりしたら困ると少しでも考えた場合にはリビルドの作業・操作は進めない方が良いものです。どうしてもリビルドを行いたいと思った時にはプロのデータ復旧業者に相談した上で進めましょう。

※TeraStationやLinkStation、LANDISK、SynologyのNASなどはランプが赤や橙色になることでHDDの故障を知らせてくれる仕様になっています。ランプが赤点滅・赤点灯になった際にはデータ消失に繋がる重篤な障害が発生していることが多いため、早めにプロのデータ復旧業者に相談することを検討しましょう。

↓LinkStationが赤ランプ、赤点灯になった時にはこちらの対処方法もお試しください。

↓LANDISKが赤点滅になってお困りの方はこちらも参照ください。

4.ディスクの取り外し時の失敗

RAID10は最低4台のHDDを用意してRAIDを構築しますが、HDDの取り外しや交換を行った際に誤って順番を間違えてしまうとデータの整合性が壊れてしまい、RAID崩壊に繋がることもありえます。RAID10に限らずRAID機器を使っている場合にはデータの整合性を保つ為にHDDの順番が決まっているため、データを消失したくない方は取り外し・交換は慎重に対応する必要があります。少しでも悩んだ場合には作業を進める前にプロのデータ復旧会社に相談することを優先しましょう。万が一、取り外しや交換時に順番を間違えてしまった・違う場所にHDDを設置した際にはすぐに手を止めて専門業者に連絡すべき事態となります。

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5.管理画面での操作ミス
RAID機器の管理画面で操作ミスを行ってしまうとRAID崩壊やデータ消失に繋がることがあるため注意しましょう。RAIDレベルを誤って設定した・間違ってRAIDレベルを変更した・HDDを初期化してしまった等、ヒューマンエラーによってトラブルが生じてしまうこともありえます。操作ミスに気付いた時には機器の使用を止めることが最優先となります。作業を続ける・データの確認やファイル、フォルダの作成、更新などを行ってしまうとデータの上書きが進み、データ復旧の難易度が上がるばかりか復旧不可能な状況に陥ってしまうことも起こりえるものです。
6.RAIDコントローラの損傷
RAID10の場合、最低3台のRAIDコントローラが必要になります。RAID10はRAID1やRAID0よりRAIDコントローラが故障、損傷することが多いため注意しましょう。RAIDコントローラが故障した際にはRAIDの構成情報が乱れる・損傷するため、HDDが認識できない・共有フォルダにアクセスができないといったトラブル発生に繋がります。
※RAIDコントローラは複数のHDDやSSDなどの記録媒体をまとめて仮想的に1つの装置のように運用・制御を行うシステムの事です。

↓共有フォルダにアクセスできない状況でお困りの方はこちら

RAID10の復旧・データ復元方法を紹介


RAID10装置からデータ復旧を行いたい場合にはデータ復旧ソフトを使う方法・故障したHDDを交換する方法・データ復旧業者へ相談する方法が挙げられます。

  1. データ復旧ソフトを使う方法
  2. 故障したHDDを交換する方法
  3. データ復旧業者に相談する方法

1.データ復旧ソフトを使う方法
RAID10機器から自分でデータ復旧を行いたい時には復旧ソフトを使う方法が挙げられます。
・データ復旧ソフトを使ってRAID10の復旧を行う方法

  1. RAIDレベル・HDDの本数を確認する
  2. RAID10に対応した復旧ソフトを探してインストールする
  3. NASからHDDを2台取り出してPCに繋ぐ
  4. ソフトの画面に従ってスキャンする
  5. 復旧可能なデータを選択する
  6. 作業完了

※HDDを4台使ってRAID10を構築している際に復旧ソフトを使ってデータ復旧を自分で行いたい場合にはNASから取り出すHDDの必要台数は2台になります。HDDを2台同時に接続可能なUSB接続スタンドやSATA-USB変換ケーブルを複数使って、取り出した2台のHDDをパソコンに接続しましょう。
※NASから取り出すHDDの例を紹介します。
・1番と2番のHDDでRAID1のペア
・3番と4番のHDDでRAID1のペア
2つのペアをRAID0で束ねてRAID10を作っている場合には、パソコンに接続するHDDの選出は以下のようになります。
・1番と2番のHDDのいずれか1台
・3番と4番のHDDのいずれか1台
※ペアを組んでいるHDDが両方とも故障してしまった場合には自分で復旧することは困難な状況となるため、余計な操作を行わずにプロのデータ復旧会社に任せることを検討しましょう。
・データ復旧ソフトを使ってRAID10の復旧を行う際のメリット

  1. 自分で手軽に復旧できる事がある
  2. 復旧費用が安く済むことがある

・データ復旧ソフトを使ってRAID10の復旧を行う際のデメリット

  1. 中度以上の論理障害や軽度でも物理障害が生じている時には復旧ができない
  2. 復旧ソフトを使うことで状態が重篤化することが多い
  3. 復旧ソフトを使わなければ早く安く確実にデータ復旧できたものが復旧不可能な状況に陥ることも多い
  4. 復旧ソフトのスキャン機能によってデータが上書きされることも多い
  5. 目に見える形で状態の悪化がわかることが多く、ソフトを使った事を後悔する事が多い

データ復旧ソフトを使ったRAID10の復旧・復元方法はデメリットが目立ち、データ消失に繋がるリスクも大きい方法ともなるため、データが消えても良い・失敗しても良い方以外は試さない様にした方が良いものです。
2.故障したHDDを交換する方法
HDDを4台使ってRAID10を構成していた場合にHDDのいずれか1台だけが故障した場合にはその壊れたHDDを新しい交換することでデータが復旧されることがあります。
・故障したHDDを交換してRAID10のデータ復旧を行う方法

  1. 内蔵HDDのうち、故障したディスクを1台だけ取り出す
  2. 故障したHDDと新しいHDDを交換する
  3. RAIDのリビルドを進める
  4. 二重化されたデータを元にデータが復旧される
  5. 復旧作業が完了

※HDDが1台故障した際には他のディスクも壊れかかっているか、一緒に故障していることがほとんどです。1台だけが故障したと安易に判断してHDDの交換を行ってしまうとデータが復旧されないばかりか復旧の難易度を上げる・復旧不可能な状況に陥ってしまうことも多く起こりえるものです。また、HDDの交換時に行うリビルドはディスクに多大な負荷をかける操作ともなるため、データ消失に繋がる行為でもあることを認識しておきましょう。HDDの交換を行ってみたいと考えた時こそ、手を止めてプロのデータ復旧業者に相談することを優先した方が良いものです。
※HDDが2台故障した場合にはすぐにプロのデータ復旧業者に連絡すべき事態となります。ペアとなるデータを保存したHDDが無事だったとしても自分で復旧・交換作業を行う方法はデータを失うリスクが大きいため、失敗したくない・データが無くなったり取り出せなくなったりしたら困ると少しでも頭に浮かんだ場合には進めない方が良いものです。

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3.データ復旧業者に相談する方法
RAID10で運用しているNASやサーバーに入っているデータが大事なもの・早く安く確実にデータを取り出したいと思った時にはデータ復旧業者の無料相談を利用することが解決への近道となります。RAID10の機器からデータ復旧を行いたいと思うトラブルが発生した際には様々な障害や損傷が起きていることが多く、安易に自分で復旧ソフトを使ったり電源の入り切りや再起動など簡単にできることを行ってしまったりするだけでも取り返しのつかない状況に陥ってしまう事も起こりえるものです。データ復旧業者に相談した際には深い専門知識や深い技術力を持って症状が生じた原因や障害の種類、機器内の損傷官署の特定を的確に行うことができ、論理障害・物理障害どちらの障害が発生していたとしても対応が可能となります。しかしながら、データ復旧業者は数多く存在していることからどこの会社を選べば良いのか悩んでしまうかもしれません。そんな時には復旧業者が「独自技術」や「AI技術」を持っているかをチェックしましょう。技術力が高い業者を選ぶ基準となります。技術力の高い復旧業者に相談することで初めて早くて安いデータ復旧が実現可能となるものです。また、RAID10の復旧を行いたい際にどこの会社でも同じように復旧ができるわけでもありません。データ復旧会社によって技術力やサービス内容には大きな差もあります。万が一、技術力が低い会社に依頼してしまうと復旧が難しいと後から言われる・状態が悪化された状態で機器が戻されることも多く起こりえるものです。そのため、最初に相談する業者は慎重に選択する必要があるものです。
・データ復旧業者の選び方
RAID10の復旧を行いたい・NASやサーバーに症状やトラブルが起きた際に少しでも悩んだり困ったりした際にはプロのデータ復旧業者の無料相談を利用することから始めましょう。業者を選ぶ時には下記のような項目をチェックすると選択がスムーズとなります。

  1. 独自技術やAI技術を有しており、高度な技術力で復旧作業を行っている
  2. 復旧スピードや対応が早い
  3. 復旧費用や料金プラン例がホームページに記載されている
  4. クリーンルームなど専用の環境下で復旧・修理作業を行っている
  5. 情報の守秘義務・セキュリティ管理が徹底されている
  6. 復旧実績や復旧事例の有無

RAID10機器に保存しているデータが大事なもの・ファイルやフォルダが取り出せなくなったり無くなったりしたら困る・失敗したくない・業務への支障を最小限に留めたい・問題を早く解決したい・費用を抑えて復旧したいなど1つでも頭によぎった場合には技術力の高いデータ復旧業者を選ぶ事が最重要となります。アドバンスデータ復旧は1から6、全ての項目を満たしているおすすめのデータ復旧会社です。独自技術やAI技術を持っており、高度な技術力で復旧作業を行うからこそ、早い対応と費用を抑えたデータ復旧を可能としています。TeraStationやLinkStation、LANDISK、QNAP・Synology・DELLのNASやサーバーなど様々な機種・全てのRAIDレベル(RAID1・RAID0・RAID5・RAID6・RAID10・RAID01など)に対して復旧実績も多くあり、安心です。

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RAID10の復旧を行いたい時に注意したい事


RAID10でNASやサーバーを運用している時に何かしら症状やトラブルが生じた場合には、下記のような事は行わない様にしましょう。

  1. 内蔵HDDを直接パソコンに繋ぐ
  2. HDDの交換や順番の入れ換えを試す
  3. リビルド・再構築を行う
  4. 電源の入り切りや再起動を繰り返す
  5. 通電し続ける
  6. RAIDカードの交換を行う

1.内蔵HDDを直接パソコンに繋ぐ
TeraStationやLinkStation、LANDISKやReadyNAS、QNAP製やSynology製のNASなどRAID10で運用している機器にトラブルが生じた際に内蔵HDDを取り出して直接パソコンに接続することは避けておきましょう。RAID10を構築しているHDDを取り出して外付けHDDのようにパソコンに繋いだとしても中身を見ることはできない・ファイルやフォルダにアクセスすることはできないばかりか、HDDを直接パソコンに接続したせいで状態が悪化する・データの上書きが進むなど希望しない結果に繋がってしまうものです。また、取り出したHDDをNASに戻した際にはRAID構成が壊れる・勝手にリビルドがかかってデータが破損する・RAID10を構成するHDDとして使えなくなる等、取り返しのつかない状況に陥ってしまう事も多く起こりえます。また、HDDを直接パソコンに繋いだ際には「フォーマットする必要があります。フォーマットしますか?」といったエラーメッセージが出ることがあり、慌てて「はい」を押してしまうと中に入っていたデータは全て消えてしまいます。RAID10を構築しているHDDを直接パソコンに繋ぐ行為はデータを消失させるリスクだけが高まる作業となるため行わない様に注意しましょう。

↓QNAPのNASからデータ復旧を行いたいと思った時にはこちらも参照下さい。

2.HDDの交換や順番の入れ換えを試す

複数のHDDを使ってRAIDを構築する際にはそれぞれのディスクにデータが分割・規則的に保存がされるものです。しかしながら、RAID10を構築しているHDDが1台故障した際にデータの復旧を行おうとディスクを取り出して新しいHDDを交換する際に順番を間違えて入れ替えてしまうとデータの規則性が乱れた状態でデータが上書きされる・データの破損が起きるなど大事なデータが消える事態に繋がってしまいます。また、1台HDDが壊れかけている時に交換作業や入れ替えを行ってしまうと自動的にリビルドもかかるため状況が重篤化してしまうことも起こりえるものです。

3.リビルド・再構築を行う
RAIDのリビルドとは、RAIDシステムにおいてRAIDを構築しているHDDが故障した際に新しいディスクと交換した後、リビルドを実施することで残りのディスクからRAIDシステムおよびデータを再構築する作業の事を指します。しかしながら、RAID10を構築しているHDDはほとんどの場合で同時期に製造されたものが機器に搭載されており、1台ディスクが故障した際には他のディスクも壊れかかっているか、一緒に故障していることがほとんどで、そんな時にリビルドを行ってしまうとディスクに大きな負荷がかかり取り返しのつかない状況に陥ってしまう事も多く起こりえるものです。リビルドをかけることでデータ消失に繋がることも多いため、どうしてもHDDの交換やリビルドを行ってみたいと考えた際には作業を進める前にプロのデータ復旧業者に相談することを優先しましょう。
4.電源の入り切りや再起動を繰り返す
TeraStationやLinkStation、LANDISKやReadyNAS、QNAP製やSynology製のNASなどRAID10で運用しているNASに不具合が出た際には電源の入り切りを1回だけ試すことで状況が改善されることがあるものの、そうではないことの方が多い他、電源の入り切りや再起動を数回行ってしまうと状態が重篤化して復旧の難易度を上げるばかりか復旧不可能な状況に陥ってしまうことも起こりえるものです。RAID機器に何かしらトラブルが生じた場合には内蔵HDDが故障したことが原因で症状発生に繋がっていることが多く、電源の入り切りや再起動を繰り返すとその都度、HDDに大きな負荷がかかってしまいます。ディスクに傷を作る他、データが保存されている箇所そのものをえぐり取ってしまうこともありえます。早く安く確実にRAID10機器からデータを復旧したい・取り出したいと思った時にはNAS本体の電源を切ることから始めた方が良いものです。

↓Synology製のNASからデータ復旧を行いたいと思った時にはこちらも参照ください。

5.通電し続ける
RAID10装置に不具合や症状が発生した際には電源を切る事が最重要となります。何かしらトラブルが発生した後にも機器の電源を切らず、通電し続けてしまうと状態が重篤化するばかりかHDDの損傷やデータの上書きを進めるなどデメリットだけが目立つ行為となります。RAID10で構築しているデータが大事・早く安く問題を解決したい・データが無くなったり取り出せなくなったりしたら困ると少しでも考えた場合にはNASの電源を切り、電源コードも抜いてしまった方が良いものです。

6.RAIDカードの交換を行う
RAIDカードの故障が考えられる際に新しいRAIDカードに交換することはデータ消失に繋がる事があるため注意が必要です。まず、RAIDカードは特殊なものが多い・互換性の無いRAIDカードに交換してしまうとデータの読み取りができなくなる他、データが間違った状態で上書きされるなどデメリットが目立つものです。RAID10のデータ復旧が必要になる症状が発生した際にはRAIDカードではなくHDDの故障によって不具合が生じていることが圧倒的に多く、安易にRAIDカードを交換してしまうとデータの復旧ができないばかりかHDDの状態を悪化させ、データ復旧の難易度を上げてしまうことにも繋がりかねません。RAIDカードを交換したいと思った時には手を止めてプロのデータ復旧会社に相談することを優先しましょう。

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RAID10に生じる物理障害と論理障害


RAID10はHDDが1台壊れても稼働し続けることができるなど物理障害に強い反面で共有フォルダの誤削除や初期化、ウィルス感染、機器の誤動作によるデータの破損など論理障害にはRAID機能では耐性が無いため注意が必要です。特にRAID10・RAID5・RAID0は3台以上のディスクを組み合わせて仮想ドライブとしてデータを分散した上でファイルやフォルダを保存しています。そのため、RAID10機器で誤削除や誤動作によってデータが消えたり、誤ってデータを消してしまったりした際には簡単にはデータの復旧ができなくなってしまうため注意しましょう。また、HDDは消耗品でもあり、外付けHDDやパソコンとは違って随時、稼働し続けていることが多い事からRAID10機器の中のディスクは壊れやすい傾向もあります。経年劣化や台風・大雪・地震の影響による停電や落雷の影響によるショート、気温差による損傷などによってNASが起動しない・共有フォルダにアクセスできない・データが読み込めない等のトラブルを引き起こすことも多く起こりえるものです。RAID10機器にトラブルが生じた時には障害の種類を的確に見極めた上で適切な判断が必須となりますが、個人では判別が難しい事の方が多いため、早く安く確実にデータを復旧したい場合にはプロのデータ復旧業者の無料相談を利用することを優先しましょう。

まとめ・万が一、困った時には

RAID10は耐障害性と処理速度の高速化、両方を兼ね備えた信頼ができるRAIDでもありますが、過信し過ぎることは危険です。HDDが1台壊れたとしても稼働し続けることができるため、他のディスクの故障に気付かず、症状が発生した時には重篤な障害やトラブルが生じてしまっていることが多く電源の入り切りや再起動など簡単にできることを行ったがために復旧の難易度を上げるばかりか復旧不可能な状況に陥ってしまうことも起こりえるものです。何かしらトラブルが生じた時には操作を止めてプロのデータ復旧業者の無料相談を利用することが問題解決への近道となります。自分でHDDの交換を行ったり、リビルドを進めてしまったりするとデータの復旧ができないばかりかデータ消失に繋がることも多いため注意しましょう。アドバンスデータ復旧は独自技術やAI技術を持っており、高度な技術力で復旧・修理対応を行うことから早い対応と費用を抑えたデータ復旧を可能としています。RAID機器に多くの復旧実績もあり、安心です。

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