LinkStationにアクセスできない?すぐに解決する方法

LinkStationにアクセスできない?すぐに解決する方法 LinkStationにアクセスできない?すぐに解決する方法

LinkStationにアクセスできない、エラーコードやエラーメッセージが表示された、共有フォルダにアクセスができない、ランプが赤点滅になる等、LinkStationにトラブルが発生し、使えなくなった場合には慌ててしまうことも多いものです。LinkStationにアクセスできなくなった際には発生原因を特定した上で適切な対応が求められます。ここでは、LinkStationにアクセスができない場合の原因やすぐに試せる復旧方法とともに注意点についても紹介していきます。

目次

LinkStationにアクセスできない原因例


LinkStationにアクセスできない原因は下記のようなものが挙げられます。

  1. ケーブルの損傷や筐体故障
  2. ファームウェアの損傷
  3. HDDの故障
  4. RAIDコントローラの不具合
  5. リビルドの失敗
  6. パソコン側の不具合
  7. 設定の問題

1.ケーブルの損傷や筐体故障

・電源ケーブルの接触不良や損傷は無いか

LinkStationにアクセスできない際にNAS本体が起動しない・電源が入らない状態であった場合には起動ランプが点灯しているかを確認しましょう。起動ランプ・電源ランプなどが点灯していない場合には電源ケーブルの接触不良や損傷、コンセントが抜けてしまっている事が原因で症状発生に繋がっていることもありえます。

・LANケーブルが抜けていないか、断線していないか


LinkStationなどのNASはLANケーブルを介してネットワークに接続しているものです。LANケーブルが抜けていたり断線していたりするとアクセスができなくなります。LANケーブルも正しく接続がされていればアクセスランプが点灯するため、ランプが消灯している場合にはLANケーブルを挿し直す事でトラブルが解決できることもあります。1回挿し直してもランプが点灯しない・LinkStationにアクセスができない場合にはケーブルの交換や他の原因を考える必要が出てきます。

・ルーターやハブがフリーズしている

LANケーブルの接続を確認する際にはNAS側だけでなく、ルーターやハブ側も確認しましょう。ルーターやハブ側に不具合が生じている際にはネットワークに接続しているパソコンでインターネットに繋がらない・メールの受信ができないなど、他のトラブルが発生している事が多いものです。そんな時にはルーターやハブの再起動、ケーブルを接続し直すだけで解決できる事もあります。

・筐体故障


LinkStationにアクセスできない際にはNAS本体のマザーボードなどの重要基板や電源ユニットなど筐体が損傷したり故障したりすることで症状発生に繋がっていることも多いものです。

2.ファームウェアの損傷

ファームウェアとは、NASなどの機器の動作を制御するシステムのことを指します。ファームウェアは更新に失敗すると異常や損傷が生じます。ファームウェアはネットワークを介してアップデートが行われますが、途中で通信が途切れてしまったりNAS側に不具合が生じたりするなど、正常に作業が完了しなかった場合には損傷してしまう事があるものです。
ファームウェアの損傷が原因でLinkStationにアクセスができない場合にはファームウェアを最新版にアップデートする事で不具合が解決できることもありますが、データの上書きやハードディスクの状態を悪化させてしまうことが多く、LinkStationに保存しているデータが大事・無くなったり取り出しができなくなったりしたら困ると少しでも頭によぎった場合にははプロの復旧業者に相談した上で操作を進めましょう。安易にアップデートしてしまうと後悔する結果に直結してしまいます。

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・WindowsのUpdate後にLinkStationにアクセスできなくなった場合には

WindowsのUpdate後にLinkStationにアクセスできなくなってしまう事も稀な事象ですが、起こりえるものです。WindowsUpdateはセキュリティ強化など必要があって行われるものですが、アップデート後にLinkStationにアクセスができない等、機器に不具合が起きた時には一旦、アップデート内容をアンインストールしてみることで問題の解決が見込めます。

3.HDDの故障


LinkStationにアクセスができない際には内蔵HDDが故障したことが原因でトラブル発生に繋がっている事が一番多いものです。HDDの故障は磁気ヘッドやプラッタ、基板の損傷などによって生じる物理障害とファイルシステムの破損などによって生じる論理障害のどちらか、もしくは両方によって引き起こされます。LinkStationのランプが赤点滅になっている場合にはHDDが故障したサインである事が多いため、特に注意が必要となります。内蔵HDDが故障している際には電源の入り切りや再起動を1回試すだけでも致命傷を与え、状況が重篤化してしまいます。
電源ケーブルを繋いだまま通電し続けることも危険なため、データを失いたくない・早く安く確実にLinkStationからデータを取り出したい方は機器の電源を切ってプロのデータ復旧会社に相談することを優先しましょう。

↓LinkStationやTeraStationのランプが赤点滅・赤点灯になった時にはこちらも参照ください。

4.RAIDコントローラの不具合

HDDに論理障害もしくは物理障害が発生するとRAIDコントローラにも異常が生じるものです。LinkStationなどのNASは複数のハードディスクを使ってRAIDを構築していることから冗長性が保たれますが、HDDが故障した際には冗長性が確保されず、データを消失させてしまう危険性が高まります。
LinkStationにアクセスできない場合の原因がHDDにあった場合にはディスクに生じている障害の種類(物理なのか論理なのか)、程度(軽度・中度・重度)、損傷箇所を特定した上で適切な対応が必要となります。安易に判断して作業や操作を進めると状態が重篤化し、取り返しのつかない状況に陥ってしまう事も多く起こりえるものです。少しでも困ったり悩んだりした際にはプロの復旧会社の無料相談を利用することを優先しましょう。

5.リビルドの失敗

LinkStationなどのNASは複数のディスクを使ってRAIDを構築していますが、ディスクが1台故障した際などに特定のディスクの交換や入れ替えを行うと自動的にリビルドがかかってしまいます。RAIDのリビルド(再構築)はディスクに大きな負荷をかける操作となり、ディスクが壊れかけている時にリビルドを行うと複数のディスクが完全に故障してしまいます。
LinkStationに内蔵されているHDDは、ほぼ同時期に製造されていたものが搭載されており、1台故障した際には他のディスクも壊れかけているか、すでに故障してしまっている事が多いものです。LinkStationにアクセスができないなどの症状が出ている際に安易にリビルドをかけると失敗する・リビルドが終わらない・ファイルシステムが損傷するなどのトラブル発生に繋がってしまいます。データを復旧したいはずが逆の結果になる事が多いため、リビルドを行う方法やHDDの交換、入れ替えを行う方法は危険な作業であることも認識しておきましょう。
どうしてもHDDを入れ替えたい場合やリビルドを行ってみたいと思った時には作業を進める前にプロの復旧会社の無料相談を利用しましょう。後悔する結果に繋がることを防げます。

6.パソコン側の不具合

LinkStationにアクセスできない際にはアクセスしたいパソコン側に不具合が生じていることも考えられるものです。他のパソコンからは正常にアクセスができていて特定のパソコンのみ、LinkStationにアクセスができない場合には、そのパソコンだけを再起動する・ケーブルやLANポートなどの接続具合、IPアドレスの確認を行う事でトラブルの解決が見込めます。

7.設定の問題

ファイアウォールなど、セキュリティの設定が原因でLinkStationにアクセスができない状態になっていることもありえます。セキュリティソフトを入れた場合やソフトのアップデートを行った後にNASにアクセスができない等の症状が発生した際には一時的にファイアウォールを無効にする方法がありますが、この方法を試した後にはすぐに設定を戻すようにしましょう。
無効にしたままだとセキュリティ面で新たな問題が発生してしまいます。設定の問題でトラブルが引き起こされているのであればファイアウォールの設定を見直す・特定のIPアドレスの機器にだけアクセスを許可するなどの対策が必要となります。

LinkStationにアクセスできない時に簡単に試せる対処方法は

LinkStationにアクセスができない場合の復旧方法を紹介します。

  1. LinkStationを再起動する
  2. PCを再起動する
  3. 周辺機器を確認する
  4. 機器周りを掃除する
  5. ファームウェアを更新する
  6. ネットワーク環境を確認する
  7. 復旧業者に相談する

1.LinkStationを再起動する


LinkStationにアクセスできない場合にすぐに試せる対処方法としてはLinkStation本体を再起動する方法が挙げられます。何かの影響でLinkStation本体が正常に起動していない・止まってしまっていることもありえるためです。しかしながら、再起動や電源の入り切りを試す事で内蔵HDDの損傷具合が悪化する・故障箇所が増える・データが上書きされる・他の障害や症状が併発するなど状態が重篤化してしまうも多く起こりえるため注意が必要となります。
1度、再起動を行ってみてLinkStationにアクセスができない等のトラブルが解決しなかった時には電源を切ってそれ以降は何もしないことが最善の対処方法となります。再起動も難しい状況であれば電源を切りましょう。

※内蔵HDDが故障したことが原因でLinkStationにアクセスができない状態に陥っている時には電源の入り切りや再起動を1回行うだけでも機器に致命傷を与えてしまうこともありえます。
LinkStationにアクセスができない際にエラーコードやエラーメッセージが表示された・筐体のランプが赤く点滅しているような時にはデータが失われる危険なサインであることが多いものです。データを失いたくない・早く安く確実にLinkStationからデータを取り出したいと少しでも頭によぎった場合には操作や作業を進める前にプロの復旧業者の無料相談を利用することを検討しましょう。

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・停電や雷の影響でLinkStationにアクセスできなくなった時には

LinkStationなどの精密機器は停電や瞬電、雷の影響によって電力供給に問題が生じた時には共有フォルダにアクセスができない・NASが起動しない、再起動ができない等の症状が発生してしまう事があります。
特に停電の後にLinkStationにアクセスができないなどの不具合が生じた時には内蔵HDDに重篤な障害が発生している事が多く、電源の入り切りや再起動など簡単に試せる対処方法を行うだけでも復旧・修理作業の難易度が上がる・状態が重篤化するなど取り返しのつかない状況に陥ってしまう事も多く起こりえるものです。停電後にLinkStationに不具合が生じた時には余計な操作や作業は行わずにプロに相談することを優先しましょう。

↓停電の後、LinkStationなどのNASにトラブルが発生してお困りの方はこちら

2.PCを再起動する


1台のパソコンからLinkStationにアクセスできない場合には症状発生の原因がパソコン側にあることも考えられるものです。1台のパソコンからLinkStationにアクセスできない時にはパソコンを再起動するだけで問題が解決されることもあります。しかしながら、複数台のパソコンからLinkStationにアクセスできない時にはNAS側に問題が生じている事がほとんどです。その際にはLinkStationや内蔵HDDに対して適切な対応を行う必要が出てきます。

3.周辺機器を確認する

LinkStationは社内や家庭内で設置した後は移動する事が少なく、設置時の状態のままで電源を切る事がないまま運用を続ける事が多いものです。バッファロー製に限らず、NASは部屋の隅に置く事が多く、ケーブルの上に物を置いてしまって接続が不安定になる・ケーブルが椅子やテーブルの下に挟まってしまって断線するなど、LinkStation本体ではなくケーブルなど周辺部品の損傷や電源ケーブルが抜けている事が原因となってアクセスができない等のトラブルを引き起こしていることもありえます。
LinkStationにアクセスができなくなった際にはケーブル類がしっかり刺さっているか・断線していないか・通電に問題が無いかを今一度確認しておきましょう。

4.機器周りを掃除する

通電に問題がない場合には筐体やモデム、ルーター周りの確認を行うことも重要です。NAS本体や機器周辺が埃などで汚れてしまっていると精密機器は正常に動作しなくなり、LinkStationにアクセスができないなどの不具合を引き起こす事があります。
機器周りを掃除する事で不具合の解決が見込めることもあるため、LinkStationにアクセスができなくなった際には掃除する方法を試してみましょう。掃除する場合には掃除機は使わない・水拭きしないことが重要です。また、NAS本体を開けてHDDが内蔵されている部分を普通に掃除してしまうとすぐに状態が重篤化するため、掃除する際には外装部やケーブル部分など外側だけに留めておきましょう。LinkStationの外側を掃除してみてもトラブルが解決できなかった場合にはプロに相談する方法を選択した方が良いものです。

5.ファームウェアを更新する

LinkStationにアクセスができない時には、ファームウェアを更新する方法を試す事も対処方法の1つとして挙げられます。

・ファームウェアのアップデートが実施可能な前提条件

  1. HDDが故障していない・認識できている・経年劣化(自然故障)の疑いが無い
  2. NASに内蔵されているHDDが1台でRAIDを構築していない

前提条件を満たす場合にはファームウェアのアップデートを行ってみる事でLinkStationにアクセスできない等のトラブルの解決が見込めます。しかしながら、複数のディスクを使ってRAIDを構築している場合にはファームウェアのアップデートは行わない様にした方が良い対処方法の1つでもあります。ファームウェアのアップデートを進める事でRAID崩壊が起きてしまうことも多く、ひとたびRAID崩壊が発生するとファイルシステムが損傷する・データの上書きが進む・状態が重篤化するなど不具合が解決できないばかりか取り返しのつかない状況に陥ってしまうことも多く起こりえます。
LinkStationなどのNASは複数のディスクを使ってRAIDを構築していることがほとんどで、アクセスができなくなった際にはHDDが故障・物理障害が生じていることが推測されるものです。1年以上NASを使っていて経年劣化(自然故障)が疑われる時にはファームウェアのアップデートを行う方法は進めない様にしましょう。
特にエラーコードやエラーメッセージが表示された・筐体のランプが赤く点灯や赤点滅しているような時にはHDDが物理的に故障していることがほとんどで、ファームウェアのアップデートを試すことはおすすめできない対処方法となります。早く安く確実にデータを復旧したいと考えた場合には手を止めてプロの復旧業者の無料相談を利用することを検討しましょう。

6.ネットワーク環境を確認する

LinkStationにアクセスができない際にはNAS・パソコン側に問題があるわけでは無く、無線LAN、有線LANなどネットワーク上に問題が発生したことが原因で症状が引き起こされていることも稀ですが、ありえます。LinkStationやパソコンが故障していないと考えられる際にはネットワーク環境も確認してみましょう。

・LinkStationにアクセスできない際に確認したいネットワーク環境

  1. LinkStationに接続させる端末台数
  2. NASにアクセスできない端末以外の端末から接続を試す
  3. 有線LANの場合にはケーブル類に断線、損傷が無いかを確認する
  4. IPアドレス設定を見直す
  5. ルーターに故障が無いかを確認する

↓NASにアクセスができない状況でお困りの方はこちらの対処方法もお試しください。

7.復旧業者に相談する

LinkStationにアクセスできない等のトラブルが生じた際には慌ててしまうことも多いものです。LinkStation内のデータが大事・無くなったり、ファイルやフォルダの取り出しができなくなったりしたら困る・業務への支障を最小限に留めたい・早く元のように使えるように直したい・料金が気になる・費用を抑えたいなど一つでも当てはまる場合には余計なことをせずにプロの復旧業者に相談することを優先しましょう。
メーカーや購入店に相談を行った場合には主に修理やディスクの交換作業の受付となり、LinkStation内のデータは保証されず、データは初期化される、もしくは新しいディスクに交換され、データは全て消えた状態で機器が手元に戻ってくることになります。また、機器が返却されるまでには数週間から数か月単位で時間を要する事がほとんどで、業務に大きな支障が出ることもありえます。
LinkStationにアクセスができない等の症状が出た際にはデータ復旧の専門業者に連絡した方がすぐに問題が解決され、費用も抑えられるものです。LinkStationに何かしらのトラブルが生じて少しでも困ったり悩んだりした際には一旦作業を止めて、プロのデータ復旧業者の無料相談を利用することを優先しましょう。

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LinkStationにアクセスできない場合に生じる症状例

LinkStationにアクセスできない際には下記のような症状が発生する事があります。

  1. LinkStationが起動しない・電源が入らない
  2. 共有フォルダにアクセスできない
  3. ランプが赤点滅・赤点灯になる
  4. エラーコードやエラーメッセージが表示される
  5. データの読み書きができない
  6. NAS Navigator2にLinkStationが表示されない

↓共有フォルダにアクセスできない状況でお困りの方はこちら

LinkStationにアクセスできない際に表示されるエラーメッセージ

LinkStationにアクセスができない際にパソコン上にエラーメッセージが表示された場合には内部部品やHDDが損傷し、データ消失の危険性が迫っていることが多く、慎重な対応が求められるものです。

・LinkStationにアクセスできない際にWindowsのパソコンに表示されるメッセージ例

  1. ¥¥192.168.○.○にアクセスできません。このネットワークを使用するアクセス許可がない可能性があります。アクセス許可があるかどうかこのサーバーの管理者に問い合わせてください。指定されたログオンセッションは存在しません。そのセッションはすでに終了している可能性があります。
  1. 通信エラー:ディスク情報で、取得に失敗した情報がありました。エラー情報の取得に失敗しました。

・LinkStationにアクセスできない際にMacに表示されるメッセージ例

  1. サーバー“〇〇〇〇”への接続で問題が起きました。サーバー名またはIPアドレスを確認して、やり直してください。問題を解決できない場合は、システム管理者に問い合わせてください。

LinkStationにアクセスできない時に表示されるエラーコードは


LinkStationなどのNASはある日突然、アクセスできないなどのトラブルが生じてしまうことがあり、NASに保存しているデータを失いたくない方は確認作業を進めることが重要となります。内蔵HDDが認識しない・共有フォルダにアクセスができない・作成したデータを保存しようとした時に保存先がないといったエラーメッセージが出る・データの書き込みやデータの読み込みができない等、様々な症状が生じる事がありますが、LinkStationやTeraStationなどバッファロー製のNASは表示されるエラーコードから機器のどこに障害が発生しているのかを推測する事ができるものです。

LinkStationに表示されるエラーコード例 エラーコードが示す内容例
E04 E06 EMモード ファームウェアやNASが損傷してしまっている事を示すエラーコード
E11 E12 ファン・冷却機能に異常があることを示すエラーコード
E13 E14 RAID情報に異常や不具合が出ていることを示すエラーコード
E07 E15 E16 E22 E23 E30 HDDが故障していることを示しているエラーコード

※LinkStationにアクセスができない際にE04・E06・E07・E13・E14・E15・E16・E22・E23・E30・EMモードなどのエラーコードが表示された場合にはNASに重篤な障害が発生している・内部部品に故障が生じていることを示していることが大半で、データ消失の危険性が迫っている状況となります。
LinkStation内のデータを失いたくない・早く安く確実にデータを取り出したいと少しでも考えた場合にはプロのデータ復旧業者の無料相談を利用することを検討しましょう。

↓LinkStationやTeraStationにエラーコード、エラーメッセージが表示された時にはこちらも参照ください。

LinkStationに表示されるエラーコード別の対処方法を紹介

LinkStationにアクセスができない場合に表示されるエラーコード例とエラーコード別の対処方法を紹介します。

LinkStationに表示されるエラーコード例 エラーコード別の対処方法
ファームウェアやNASが損傷してしまっている事を示すエラーコードE04・E06・EMモード ファームウェアを更新することで問題が解決できることがあります。
しかしながら、NAS本体や内蔵ディスクが故障していることが多く、ファームウェアのアップデートを行う方法を試すことでデータの上書きが進む・ディスクの故障本数が増える・部品の損傷具合が悪化する他、復旧、修理作業の難易度が上がるなど取り返しのつかない状況に陥ってしまうことも多く起こりえるものです。LinkStationのデータが大事・無くなったり取り出せなくなったりしたら困ると思った方は作業を進める前にプロの復旧会社へ相談することを優先しましょう。
ファン・冷却機能に異常があることを示すエラーコード E11 E12 異物や埃がないかを確認して筐体外部の掃除を行う方法が有効な手段となります。
機器を涼しい場所へ移動する事で不具合が解決できる事もあります。
RAID情報に異常や不具合が出ていることを示すエラーコードE13 E14 ディスクチェック・ディスクの交換・RAIDアレイのリビルド(再構築)を行う方法などでLinkstationにアクセスができないなどのトラブルが解決できることがあるものの、ハードディスクに少しでも損傷や故障が起きていた場合に上記のような対応・方法を試してしまうと状態が重篤化し、取り返しのつかない状況に陥ってしまうことも多く起こりえるものです。データを失いたくない方は作業を進める前にプロの復旧会社に相談することを検討しましょう。
HDDが故障していることを示しているエラーコードE07 E15 E16 E22 E23 E30 E40 HDDの交換を行う事でLinkstationにアクセスできないなどの不具合を解決できる事もあります。しかしながら、LinkStationに搭載されているHDDは同時期に製造されたものがほとんどで1台のHDDが故障した際には他のディスクも同様に故障しているか壊れかかっていることがほとんどです。そのような場合に壊れたと思われるHDDだけを交換し、RAIDのリビルド(再構築)をかけてしまうとデータの上書きが進む・RAID構成が崩れる・ディスクの損傷具合が悪化する・故障台数が増えるなどデータ復旧・修理作業の難易度が上がる他、取り返しのつかない状況に陥ってしまうことも多く起こりえるものです。データを失いたくない・早く安く確実にデータを取り出したい方は機器の電源を切って専門の復旧会社の無料相談を利用することを優先しましょう。

アクセスができないLinkStationからデータを復旧したい場合には


LinkStationにアクセスができない・データを見る事ができない・ファイルやフォルダが開かない・LinkStationが起動しないなど、使っているNASに何かしらのトラブルが発生した時には慌ててしまうことも多いものです。少しでも悩んだり困ったりした際にはプロの復旧業者の無料相談を利用することが問題解決への近道となります。
LinkStationに保存しているデータが不要な方はメーカーや修理の専門会社、購入店に修理を依頼する方法も選択肢として挙げられますが、メーカーや修理の専門会社、購入店にLinkStationを修理に出した場合にはデータが保存されているハードディスクは初期化される、もしくは新しいハードディスクに交換された上での修理対応となるため、LinkStation本体は使えるように戻ったとしてもデータは全て消された状態で返却されてきます。
NASの中のデータが無くなったり取り出せなくなったりしたら困ると少しでも考えた場合にはデータ復旧業者に連絡することを優先しましょう。

・データ復旧業者の選び方

LinkStationにアクセスができないなどのトラブルが発生した際に早く安く確実にデータを取り出したい時には復旧業者選びが重要となります。どこの復旧業者を選べば良いのか悩んだ時には下記の様な項目をチェックしましょう。困らずに済みます。

  1. 高度な技術力を持っている(独自技術やAI技術の有無)
  2. 復旧、修理に要するスピードや対応が早い
  3. 料金プランや復旧費用例がホームページに記載されている
  4. クリーンルームなど専用環境下で修理・復旧作業を行っている
  5. 情報の守秘義務・セキュリティ管理が万全
  6. 復旧実績・復旧事例の有無

データ復旧業者は数多く存在していますが、復旧・修理技術やサービス内容には大きな差もあるものです。どこの復旧業者に出しても同じように早い対応と費用を抑えた上で確実にデータが復旧できるわけではないため注意しましょう。

アドバンスデータ復旧は1から6の項目、全てを満たしているおすすめのデータ復旧業者です。独自技術やAI技術を持っており、高度な技術力で復旧・修理作業を行うからこそ、迅速な対応と低価格でのデータ復旧を可能にしています。LinkStationやTeraStationなどのNASやRAIDサーバー、外付けHDD、SSD、USBメモリ、パソコン(Windows・Mac・自作)、SDカードなど、様々な機種に対して復旧・修理実績も多くあり、安心です。

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LinkStationのシリーズ・型番例

LinkStationのシリーズや型番例を紹介します。

・ネットワーク対応HDD(NAS)

  1. LS200シリーズ:LS210D・LS210DC・LS210DG・LS220D・LS220DC・LS220DG
  2. LS400シリーズ:LS410D・LS410DC・LS420D・LS420DC・LS421D・LS411D
  3. LS500シリーズ:LS510D・LS510DG・LS520D・LS520DG・LS520DN
  4. LS700シリーズ:LS710D・LS720D
  5. LS-QVL/R5・LS-VL・LS-WVL/R1・LS-WVL/RF・LS-WXBL/R1・LS-WXL/R1・LS-X2.0TL ・LS-XL・LS-YL・BK441Dシリーズ・CS-WV/R1シリーズなど

・法人向けNAS

  1. LS210DNB・LS220DNB・LS220DNB・LS510DNB・LS520DNB・LS700DNB・LS710DNB ・LS720DNBなど

上記は一例となります。アドバンスデータ復旧ではLinkStationに生じる様々なトラブルに対して、型番や種類を問わず復旧・修理対応が可能です。

↓アドバンスデータ復旧のLinkStationの対応実績・実例はこちらで紹介しています。

LinkStationにアクセスができない時にやってはいけない事

LinkStationにアクセスができない時にデータを失いたくない方は下記のような事は行わないように注意しましょう。

  1. 電源の入り切り、再起動を繰り返す
  2. 通電し続ける
  3. HDDの交換を行う
  4. RAIDのリビルド作業を進める
  5. HDDを取り外して直接パソコンに繋ぐ
  6. 復旧ソフトを使う
  7. リセットボタンやファンクションボタンを押す

1.電源の入り切り、再起動を繰り返す

LinkStationにアクセスができない際には内蔵HDDが故障している事が大半で、データが失われる危険性が高まっていることが多く、慎重な対応が求められるものです。LinkStationにエラーコードやエラーメッセージが表示される・ランプが赤点滅の状態になるような場合にはデータが保存されているHDDが損傷している事を示していることがほとんどです。
そのような場合に電源の入り切りや再起動を繰り返すとその都度、データを読み取る為の針のような部品、ヘッドがハードディスク内のデータを記録しているプラッタと呼ばれる円盤状の部品の上を接触してプラッタに傷や溝を作る他、データが記録されている部分そのものをえぐり取ってしまうことも起こりえるものです。
データが無くなったり取り出せなくなったりしたら困る・早く安く確実にアクセスができなくなったLinkStationからデータを復旧したい・取り出したいと考えた時には電源の入り切りや再起動は繰り返さない様に注意しましょう。
LinkStationにアクセスができない時に電源の入り切りや再起動など簡単にできることを1回試すだけでも機器に致命傷を与えてしまうこともありえます。失敗したくない・後悔したくない方は操作や作業を止めることから始めた方が良いものです。

↓LinkStationからデータを復旧したいと思った時にはこちらも参照ください。

2.通電し続ける

LinkStationにアクセスができない場合にはNASに搭載されているHDDや基板など重要な部品が損傷している事が大半で、データ消失の危険性が迫っている事が多いものです。正常にNASが動作しない時に通電し続ける・電源が入ったままの状態を保つだけでもHDDに大きな負荷がかかる・データの上書きが進む・HDDの故障の具合が重篤化するなど取り返しのつかない状況に陥ってしまう事も多く起こりえるものです。
LinkStationにアクセスができないなどの症状が発生した際には機器の電源を切り、それ以上、状態を悪化させない様に努めることが最重要となります。

3.HDDの交換を行う

LinkStationなどのNASは複数のハードディスクを使ってRAIDを構築しているものです。そのため、RAIDを構成しているHDDが1台故障したとしてもRAID機能によってバックアップが取れている・RAIDを構築しているから特定のハードディスクが壊れても大丈夫だと認識しているなど、RAID機能を過信してHDDの交換を安易に行ってしまうとRAIDのリビルドが自動的にかかり、RAID情報のアルゴリズムが崩れる・ファイルシステムが破損する・データの上書きが進む・データの読み書きができなくなるなど、データを消失させる事態に直結する事の方が多く起こりえるため、注意が必要です。
LinkStationを1年以上使っていて経年劣化(自然故障)が疑われる・停電や瞬電が起きた・引っ越しや配置換えの後にNASにアクセスができない・雷や地震、台風、豪雨、大雪など自然災害の後に機器に不具合が起きた・NASをRAID0で運用している・内蔵ハードディスクが2台だけのモデルを使っている・エラーコードやエラーメッセージが表示される・LinkStationのランプが赤点滅の状態になるなど少しでも機器が物理的に壊れていると懸念される場合にはHDDの交換を行うことは避けましょう。
同様にディスクの順番を変える・抜き差しを行うとデータ消失のリスクが急激に高まってしまいます。

4.RAIDのリビルド作業を進める

HDDが故障している・壊れかかっている時にRAIDのリビルド(再構築)作業を行ってしまうと機器内のデータが消える・上書きが進む・データ復旧、修理作業の難易度が上がる等、取り返しのつかない状況に陥ってしまう事態に繋がることも多く起こりえるものです。
LinkStationにアクセスができない場合にE04・E06・E07・E13・E14・E15・E16・E22・E23・E30・EMモードなどのエラーコードやエラーメッセージが表示された・筐体のランプが赤点滅になった場合にHDDの交換およびRAIDのリビルド(再構築)を行ってしまうとリビルドが失敗する事や途中で止まることが多く、RAIDのリビルドが正常に完了しなかった際には故障の具合が重篤化する・データの上書きが進む・他の障害が生じるなどデータ消失の危険性が高まってしまいます。
HDDの交換や抜き差し、順番の入れ換え後に自動でかかるリビルドだけでなく、LinkStationから費用を抑えてデータを復旧したい・早く問題を解決したい場合には自発的にリビルド作業を進めることは避けた方が良いものです。

↓LinkStationの修理を行いたいと考えた場合にはこちらもご確認ください。

5.HDDを取り外して直接パソコンに繋ぐ


LinkStationにアクセスができなくなった際に内蔵HDDを取り外して外付けハードディスクのようにパソコンに繋げば使えるのでは?と考えてしまうかもしれません。しかしながら、LinkStationなどに内蔵されているハードディスクをそのままパソコンに接続したとしても中のデータを見たり使ったりするとはできないため注意が必要となります。
使えないだけでなく、NASに内蔵されていたハードディスクを直接パソコンに繋ぐことでデータの上書きが進む・フォーマットを促される・ファイルシステムが損傷するなど、新たな障害が生じてしまうことの方が多いものです。デメリットしかない対処方法の1つとなります。自分でどうにかしたいと思った時こそ行わないようにしましょう。

6.復旧ソフトを使う

LinkStationにアクセスができなくなった時には復旧ソフトの使用は避けた方が良いものです。安易に復旧ソフトをダウンロードしたり、スキャン機能を使ったりするだけでデータの上書きが進む・状態が重篤化する事が多く起こりえるものです。そもそも、復旧ソフトは軽度の論理障害が発生している場合にしか対応ができず、ハードディスクが少しでも物理的・機械的に壊れている時には使えません。
LinkStationにアクセスができない等のトラブルが生じた時には論理障害ではなく物理障害が発生していることが大半で、復旧ソフトの機能を無理に使ってしまうとデータの取り出しができないばかりか取り返しのつかない状況に陥ってしまうことも多いものです。データを失いたくない方は復旧ソフトを利用する方法は選択しないようにしましょう。

7.リセットボタンやファンクションボタンを押す

LinkStationの中にはリセットボタンやファンクションボタンが搭載されている機種もあります。LinkStationにアクセスができない等の不具合が生じた時にはこれらのボタンを押すように促される事もありますが、ボタンを押すと初期化される・データが消えてしまう対応となるため、押さないように注意しましょう。万が一、押してしまった場合にはその場でプロのデータ復旧業者に連絡すべき事態となります。

まとめ・困ったときには余計なことをせずに復旧業者へ相談を

LinkStationにアクセスできない等のトラブルが発生した時には慌ててしまうことも多いものです。NASの中に大事なファイルやフォルダが入っている・無くなったり取り出せなくなったりしたら困る・早く問題を解決したい・費用を抑えてデータを取り出したいと少しでも考えた場合には機器の使用を止めることから始めましょう。
機器を使い続けようとする・電源の入り切りや再起動を行うだけでも取り返しのつかない状況に陥ってしまう事も多いものです。少しでも困ったときにはプロの復旧業者の無料相談を利用することを優先しましょう。データが失われるリスクを回避でき、不安もすぐに解消され費用も抑えられるものです。
アドバンスデータ復旧は独自技術やAI技術を持っており、高度な技術力で復旧作業を行っているからこそ、迅速な対応と低価格でのデータ復旧を可能にしています。NASやHDD・SSD・パソコンなど、様々な機種に対して多くの復旧実績もあり安心です。

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