LinkStationやTeraStationにアクセスできない、エラーコードやエラーメッセージが表示される、共有フォルダにアクセスができない、データが読み込めない・書き込めない、ランプが赤点灯、赤点滅になっている等、LinkStationやTeraStationにトラブルが発生し、使えなくなった場合には慌ててしまうことも多いものです。LinkStationやTeraStationにアクセスできない等の不具合が生じた時には発生原因を把握した上で適切な対応が必要になります。ここでは、大事なデータが入っているLinkStationやTeraStationにアクセスができない時の原因や復旧方法とともに注意点も紹介していきます。
- 1. LinkStation・TeraStationにアクセスできない時に生じる症状例
- 2. LinkStationやTeraStationにアクセスできない際に表示されるエラーメッセージ例
- 3. LinkStationやTeraStationにアクセスできない時に試せる対処方法を紹介
- 4. LinkStationやTeraStationにアクセスできない原因は
- 5. LinkStation・TeraStationに生じるトラブルとエラーコード例
- 6. LinkStationやTeraStationに表示されるエラーコード別の解決方法を紹介
- 7. アクセスができないLinkStation やTeraStationからデータ復旧を行いたい場合には
- 8. LinkStationやTeraStationにアクセスができない時にやってはいけない事
- 9. まとめ・困ったときには余計なことをせずに復旧業者へ相談を
LinkStation・TeraStationにアクセスできない時に生じる症状例
LinkStationやTeraStationにアクセスできない際には下記のような症状が発生する事があります。
- NASが起動しない・電源が入らない
- 共有フォルダにアクセスできない
- ランプが赤点滅・赤点灯になっている
- エラーコードやエラーメッセージが表示される
- データの読み書きができない
↓共有フォルダにアクセスできない状況でお困りの方はこちら
LinkStationやTeraStationにアクセスできない際に表示されるエラーメッセージ例
LinkStationやTeraStationにアクセスができない際に次のようなエラーメッセージが表示されたら注意が必要となります。
<Windowsを使用している方>
¥¥192.168.○.○にアクセスできません。このネットワークを使用するアクセス許可がない可能性があります。アクセス許可があるかどうかこのサーバーの管理者に問い合わせてください。指定されたログオンセッションは存在しません。そのセッションはすでに終了している可能性があります。
通信エラー:ディスク情報で、取得に失敗した情報がありました。エラー情報の取得に失敗しました。
<Macを使用している方>
サーバー“〇〇〇〇”への接続で問題が起きました。サーバー名またはIPアドレスを確認して、やり直してください。問題を解決できない場合は、システム管理者に問い合わせてください。
LinkStationやTeraStationにアクセスができない際にパソコン上にエラーメッセージが表示された場合には内部部品やハードディスクが損傷している・データ消失の危険性が迫っていることが多く、慎重な対応が求められるものです。
LinkStationやTeraStationにアクセスできない時に試せる対処方法を紹介
LinkStationやTeraStationにアクセスができない時に試せる復旧方法は下記の通り
- LinkStation・TeraStationを再起動する
- PCを再起動する
- 周辺機器を確認する
- 機器を掃除する
- ファームウェアを更新する
- 復旧業者に相談する
1.LinkStation・TeraStationを再起動する
LinkStationやTeraStationにアクセスできない場合にすぐに試せる解決方法としてはNAS本体を再起動する方法が挙げられます。何かの影響で機器本体が正常に起動していない・止まってしまっていることもありえます。機器の電源を切り、1回だけ再起動を行ってみましょう。何度も行なってはいけません。再起動や電源の入り切りを試す事で内蔵HDDの損傷具合が悪化する・故障箇所が増える・データが上書きされる・他の障害や症状が併発するなど状態が重篤化してしまうも多く起こりえるものです。
1度、再起動を行ってみてLinkStationやTeraStationにアクセスができない等のトラブルが解決しなかった時には電源を切ってそれ以降は何もしないことが最善の対処方法となります。再起動も難しい状況であれば電源を切りましょう。
※内蔵HDDが故障したことが原因となり、LinkStationやTeraStationにアクセスができない状態に陥っている時には電源の入り切りや再起動を1回行うだけでも機器に致命傷を与えてしまうことが多く注意が必要となります。
LinkStationやTeraStationにアクセスができない際にエラーコードやエラーメッセージが表示された・筐体のランプが赤点灯や赤点滅しているような時にはデータが失われる危険なサインであることが多いため、データを失いたくない・早く問題を解決したい・費用を抑えてLinkStationやTeraStationからデータを取り出したいと少しでも頭によぎった場合には操作や作業を進める前にプロの復旧業者の無料相談を利用することを検討しましょう。
※LinkStationやTeraStation、パソコンなどの精密機器は停電や落雷の影響によって電力供給に問題が生じた時には再起動ができなくなる・共有フォルダにアクセスができない・NASが起動しない等の症状が発生してしまう事があります。
特に停電の後にNASにアクセスができないなどの不具合が生じた時には内蔵HDDに重篤な障害が発生している事が多く、電源の入り切りや再起動を行う方法を試すだけでも状態が悪化してしまい復旧・修理作業の難易度が上がるばかりか取り返しのつかない状況に陥ってしまう事も多く起こりえるものです。停電後にNASに何かしら不具合が生じた時には余計な操作や作業は行わずにプロに相談することを優先しましょう。
↓停電の後、NASにトラブルが発生してお困りの方はこちら
2.PCを再起動する
LinkStationやTeraStationにアクセスできない原因がパソコン側にあることも考えられるものです。アクセスできない等の不具合が生じた時にはパソコンを再起動してみることで問題が解決されることもあります。しかしながら、複数台のパソコンからLinkStationやTeraStationにアクセスできない場合にはNAS側に問題が生じている事が推測されるため、NASや内蔵HDDに対して適切な対応が必要となります。
3.周辺機器を確認する
LinkStationやTeraStationは社内や家庭内で設置した後は移動する事が少なく、設置時の状態のままで電源を切る事がないまま運用を続ける事が多いものです。NASなどの機器は部屋の隅に置く事が多く、ケーブルの上に物を置いてしまって接続が不安定になる・ケーブルが椅子やテーブルの下に挟まってしまって断線するなど、NAS側ではなくケーブルなど周辺部品の損傷や電源ケーブルが抜けている事が原因となってアクセスができない等のトラブルを引き起こしていることもありえます。
LinkStationやTeraStationにアクセスができない・接続ができなくなった際にはケーブルがしっかり刺さっているか・コンセントから機器までの動線を確認して電気が通っているかも今一度確認しておきましょう。
4.機器を掃除する
通電に問題がない場合には筐体やモデム、ルーター周りの確認を行うことも重要です。NAS本体や機器周辺が埃などで汚れてしまっていると精密機器は正常に動作しなくなり、LinkStationやTeraStationにアクセスができないなどの不具合を引き起こす事があります。
機器の掃除を行う事で不具合の解決が見込めることもあるため、試すことも対処方法の1つとして挙げられます。掃除を行う際には掃除機は使ってはいけません。また、内蔵ハードディスク部分を普通に掃除してしまうと状態が重篤化するため、外装部やケーブル部分を掃除してみてもトラブルが解決できなかった場合にはプロに相談する方法を選択した方が良いものです。
5.ファームウェアを更新する
LinkStationやTeraStationにアクセスができない状況になった際には、ファームウェアを更新する方法を試す事も対処方法の1つとして挙げられます。
・ファームウェアのアップデートが実施可能な前提条件
- HDDが故障しておらず認識されている・経年劣化(自然故障)の疑いが無い
- NASに内蔵されているHDDが1台でRAIDを構築していない
前提条件を満たす場合にはファームウェアのアップデートを行ってみる事でトラブルの解決が見込めます。しかしながら、複数のディスクを使ってRAIDを構築している場合にはファームウェアのアップデートは行わない様にした方が良い方法の1つとなります。ファームウェアのアップデートを行う事でRAID崩壊が起きてしまうことも多く、ひとたびRAID崩壊が発生してしまうとデータが壊れてしまいデータの復旧自体が難しくなってしまうケースに直結することもありえます。
LinkStationやTeraStationなどのNASを運用している場合にはRAIDを構築していることがほとんどで、アクセスができない際にHDDに何かしらの障害が発生していることが懸念される・1年以上NASを使っていて経年劣化(自然故障)が疑われる時にはファームウェアのアップデートを行う方法は進めない様にしましょう。不具合が解決されないばかりか状況の悪化を招いてしまいます。少しでも困った時には操作を行う前に専門業者に相談することを優先しましょう。
特にエラーコードやエラーメッセージが表示された・筐体のランプが赤点灯や赤点滅しているような時にはHDDが故障していることがほとんどで、ファームウェアのアップデートを試すことはおすすめができないものです。早く問題を解決したい・費用を抑えて確実にデータを復旧したいと考えた場合にはプロの復旧業者の無料相談を利用することを検討しましょう。
↓TeraStationからデータを取り出したいと考えた場合にはこちらも参照ください。
6.復旧業者に相談する
LinkStationやTeraStationにアクセスできない・NASが起動しない等のトラブルが起きた際には慌ててしまうことも多いものです。保存しているファイルやフォルダが大事・無くなったり、取り出しができなくなったりしたらと困る・業務への支障を最小限に留めたい・早く元のように使えるように直したい・料金が気になる・費用を抑えたいなど一つでも当てはまる場合には余計なことをせずにプロの復旧業者に相談することを優先しましょう。
メーカーや購入店に依頼した場合には主に修理やディスクの交換作業を行っているため、中に入っているデータは保証されず、データは初期化される対応となるか、新しいディスクに交換されてデータは消えた状態で機器が戻ってくることになります。また、手元に戻ってくるまでに数週間から数か月単位で時間を要する事やデータの復旧対応を行っていたとしても軽度の論理障害にしか対応がされておらず、後から復旧ができないと返却されてくることも多く起こりえるものです。
LinkStationやTeraStationの状態が悪化し、復旧困難な状況に陥って戻ってくることもありえます。LinkStationやTeraStationにアクセスができない等の症状が出た際にはデータ復旧の専門業者に連絡した方がすぐに問題が解決され、費用も抑えられるものです。使っているLinkStationやTeraStation等のNASに何かしらの症状が出た際には一旦作業を止めて、プロの復旧業者に相談することを優先しましょう。
LinkStationやTeraStationにアクセスできない原因は
LinkStationやTeraStationにアクセスできない原因は下記のようなものが考えられます。
- ケーブルの損傷や筐体故障
- ファームウェアの損傷
- HDDの故障
- RAIDコントローラの不具合
- リビルドの失敗
- PC側の不具合
- 設定の問題
1.ケーブルの損傷や筐体故障
・電源ケーブルの接触不良や損傷は無いか
LinkStationやTeraStationにアクセスできない際にLinkStationやTeraStation本体が起動しない・電源が入らない状態であった場合には起動ランプが点灯しているかを確認しましょう。起動ランプ・電源ランプなどが点灯していない場合には電源ケーブルの接触不良や損傷、コンセントが抜けてしまっている事が原因で症状発生に繋がっていることもありえます。
・LANケーブルが抜けていないか、断線していないか
LinkStationやTeraStationなどのNASはLANケーブルを介してネットワークに接続しています。LANケーブルが抜けていたり断線していたりするとアクセスができなくなります。LANケーブルも正しく接続がされていればアクセスランプが点灯するため、ランプが消灯している場合にはLANケーブルを挿し直す事でトラブルが解決できることもあります。1回挿し直してもランプが点灯しない・LinkStationやTeraStationにアクセスができない場合にはケーブルの交換や他の原因を考える必要が出てきます。
・ルーターやハブがフリーズしている
LANケーブルの接続を確認する際にはNAS側だけでなく、ルーターやハブ側も確認しましょう。ルーターやハブ側に不具合が生じている際にはネットワークに接続しているパソコンでインターネットに繋がらない・メールの受信ができないなど、他のトラブルが発生している事が多いものです。そんな時にはルーターやハブの再起動、ケーブルを接続し直すだけで解決できる事もあります。
・筐体故障
LinkStationやTeraStationにアクセスできない際にはNAS本体のマザーボードなどの基板や電源ユニットなど筐体が損傷したり故障したりすることで症状発生に繋がっていることも多いものです。
2.ファームウェアの損傷
ファームウェアとは、NASなどの機器の動作を制御するシステムのことを指します。ファームウェアは更新に失敗すると異常や損傷が生じます。ファームウェアはネットワークを介してアップデートが行われますが、途中で通信が途切れてしまったりNAS側に不具合が生じたりする事で損傷してしまう事があるものです。
ファームウェアの損傷が原因でLinkStationやTeraStationにアクセスができないなどのトラブル発生に繋がっている場合にはファームウェアを最新版にアップデートする事で不具合が解決できることもありますが、データの上書きやハードディスクの状態を悪化させてしまうことも多いため、LinkStationやTeraStationに保存しているデータを失いたくない・早く問題を解決したい・費用を抑えてデータを取り出したい方はプロの復旧業者に相談した上で操作を進めましょう。安易にアップデートしてしまうと後悔する結果に繋がってしまいます。
・WindowsのUpdate後にLinkStationやTeraStationにアクセスできなくなった場合には
WindowsのUpdate後にLinkStationやTeraStationにアクセスできなくなってしまう事も起こりえるものです。WindowsUpdateはセキュリティ強化など必要があって行われるものですが、アップデート後にLinkStationやTeraStationにアクセスができない等の機器に不具合が起きた場合には一旦、アップデート内容をアンインストールしてみることで問題が解決できる事もあります。
しかしながら、WindowsUpdateによってトラブルが起きる事が稀であり、LinkStationやTeraStationにアクセスができなくなった場合には他の原因を疑った方が良いものです。
3.HDDの故障
LinkStation・TeraStationにアクセスができない際には内蔵HDDが故障したことが原因でトラブル発生に繋がっている事が一番多いものです。HDDの故障は磁気ヘッドやプラッタ、基板の損傷などによって生じる物理障害とファイルシステムの破損などによって生じる論理障害のどちらか、もしくは両方によって引き起こされます。ランプが赤点灯や赤点滅になっている場合にはHDDが故障したサインである事が多いため、特に注意が必要となります。内蔵HDDが故障している際には電源の入り切りや再起動を行うだけでも状況がすぐに重篤化してしまいます。
電源ケーブルを繋いだまま通電し続けることも危険なため、データを失いたくない・早く問題を解決したい・費用を抑えてLinkStationやTeraStationからデータを取り出したい方は機器の電源を切ってプロのデータ復旧会社に相談することを優先しましょう。
↓LinkStationやTeraStationのランプが赤点滅・赤点灯になった時にはこちらも参照ください。
4.RAIDコントローラの不具合
HDDに論理障害もしくは物理障害が発生するとRAIDコントローラにも異常が生じます。LinkStation・TeraStationなどのNASは複数のハードディスクを使ってRAIDを構築していることから冗長性が保たれるものですが、HDDが故障すると冗長性が確保できないばかりかデータを消失させてしまう危険性が高まります。
LinkStationやTeraStationにアクセスできない際の原因がHDDにあった場合にはHDDに生じている障害の種類(物理なのか論理なのか)、程度(軽度・中度・重度)、損傷箇所を特定した上で適切な対応が必要となります。安易に判断して作業や操作を行ってしまうと状態を重篤化させてしまい取り返しのつかない状況に陥ってしまう事も多く起こりえるものです。少しでも困ったり悩んだりした際にはプロの復旧会社の無料相談を利用することを優先しましょう。
5.リビルドの失敗
LinkStation・TeraStationなどのNASは複数のディスクを使ってRAIDを構築していますが、ディスクが1台故障した際などに特定のディスクを入れ替えてしまうと自動的にリビルドがかかってしまいます。RAIDのリビルド(再構築)はディスクに大きな負荷をかける操作となり、ディスクが壊れかけている時にリビルドを行うと完全に故障してしまいます。
LinkStationやTeraStationなどに内蔵されているHDDは、ほぼ同時期に製造されていたものが搭載されており、1台故障した際には他のディスクも壊れかけているか、すでに故障してしまっている事が多いものです。LinkStationやTeraStationにアクセスができないなどの症状が出ている際に安易にリビルドをかけると失敗する・リビルドが終わらない・ファイルシステムが損傷するなどのトラブル発生に繋がってしまいます。データを復旧したいはずが逆の結果になる事が多いため、リビルドを行う方法やHDDの交換、入れ替えを行う方法は危険な作業であることも認識しておきましょう。
どうしてもHDDを入れ替えたい場合やリビルドを行ってみたいと思った時には作業を進める前にプロの復旧会社の無料相談を利用することを優先しましょう。後悔する結果に繋がることを防げます。
6.PC側の不具合
LinkStationやTeraStationにアクセスできない場合にはアクセスしたいパソコン側に不具合が生じていることも考えられるものです。他のパソコンからは正常にアクセスができていて特定のパソコンのみアクセスができない場合には、そのパソコンのみを再起動する・ケーブルやLANポートなどの接続具合、IPアドレスの確認を行う事でトラブルの解決が見込めます。
7.設定の問題
ファイアーウォールなど、セキュリティの設定が原因でLinkStationやTeraStationにアクセスができない状態になっていることもありえます。セキュリティソフトを入れた場合やソフトのアップデートを行った後にNASにアクセスができない等の症状が発生した際には一時的にファイアーウォールを無効にする方法がありますが、この方法を試した後にはすぐに設定を戻すようにしましょう。
無効にしたままだとセキュリティ面で新たな問題が発生してしまいます。設定の問題でトラブルが引き起こされているのであればファイアーウォールの設定を見直す・特定のIPアドレスの機器にだけアクセスを許可するなどの対策が必要となります。
↓NASにアクセスができなくなった時にはこちらも参照ください。
LinkStation・TeraStationに生じるトラブルとエラーコード例
LinkStationやTeraStationなどのNASはある日突然、アクセスできないなどのトラブルが生じてしまうことがあり、NASに保存しているデータを失いたくない方は確認作業を進めることも重要です。内蔵HDDが認識されず、共有フォルダにアクセスができない・作成したデータを保存しようとした時に保存先がないといったエラーメッセージが出る・データの書き込みやデータの読み込みができない等、様々な症状が発生する事がありますが、LinkStationやTeraStationは表示されるエラーコードから機器のどこに障害が発生しているのかを推測する事ができるものです。
LinkStationやTeraStationに表示されるエラーコード | エラーコードが示す内容例 |
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E04 E06 EMモード | ファームウェアやNASが損傷してしまっている事を示すエラーコード |
E11 E12 | ファン・冷却機能に異常があることを示すエラーコード |
E13 E14 | RAID情報に異常や不具合が出ていることを示すエラーコード |
E07 E15 E16 E22 E23 E30 | HDDが故障していることを示しているエラーコード |
※LinkStationやTeraStationにアクセスができない際にE04・E06・E07・E13・E14・E15・E16・E22・E23・E30・EMモードなどのエラーコードが表示された場合にはNASに重篤な障害が発生している・内部部品に故障が生じていることを示していることが大半で、データ消失の危険性が迫っている状況となります。
データを失いたくない・早く問題を解決したい・費用を抑えてデータを取り出したいと少しでも考えた場合にはプロのデータ復旧業者の無料相談を利用することを検討しましょう。
↓TeraStationやLinkStationにエラーコード、エラーメッセージが表示された時にはこちらも参照ください。
LinkStationやTeraStationに表示されるエラーコード別の解決方法を紹介
LinkStationやTeraStationにアクセスができない場合に表示されるエラーコード例とエラーコード別の解決方法を紹介します。
LinkStationやTeraStationに表示されるエラーコード内容 | エラーコード別の解決方法 |
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ファームウェアやNASが損傷してしまっている事を示すエラーコードE04・E06・EMモード | ファームウェアを更新することで解決できることがあるものの、NAS本体やHDDが故障していることも多く、ファームウェアのアップデートを行う方法を試すことでデータの上書きが進む・ディスクの故障本数が増える・部品の損傷具合が悪化する他、復旧、修理作業の難易度が上がるなど取り返しのつかない状況に陥ってしまうことも多く起こりえるため、データが大事な方・無くなったり取り出せなくなったりしたら困ると思った方は作業を進める前にプロの復旧会社へ相談することを優先しましょう。 |
ファン・冷却機能に異常があることを示すエラーコード E11 E12 | 異物や埃がないかを確認して掃除を行う方法が有効です。 機器を涼しい場所へ移動する事で不具合が解決できる事もあります。 |
RAID情報に異常や不具合が出ていることを示すエラーコードE13 E14 | ディスクチェック・ディスクの交換・RAIDアレイのリビルド(再構築)を行う方法などでトラブルが解決できることがあるものの、HDDに少しでも損傷や故障が起きていた場合に上記のような対応・方法を試してしまうと状態が重篤化し、取り返しのつかない状況に陥ってしまうことも多く起こりえるものです。データが大事・無くなったり取り出しができなくなったりしたら困ると少しでも考えた場合には作業を進める前にプロの復旧会社に相談することを検討しましょう。 |
HDDが故障していることを示しているエラーコードE07 E15 E16 E22 E23 E30 E40 | HDDの交換を行う事で不具合が解決できる事もあります。しかしながら、LinkStationやTeraStationに搭載されているHDDは同時期に製造されたものがほとんどで1台のHDDが故障した際には他のディスクも同様に故障しているか壊れかかっていることがほとんどです。そのような場合に壊れたと思ったHDDだけを交換し、RAIDのリビルド(再構築)をかけてしまうとデータの上書きが進む・RAID構成が崩れる・ディスクの損傷具合が悪化する・故障台数が増えるなどデータ復旧・復元作業の難易度が上がる他、取り返しのつかない状況に陥ってしまうことも多く起こりえるものです。データを失いたくない・早く問題を解決したい・費用を抑えてデータを取り出したい方は機器の電源を切って専門の復旧会社に相談することを優先しましょう。 |
アクセスができないLinkStation やTeraStationからデータ復旧を行いたい場合には
LinkStationやTeraStationにアクセスができない・データを見る事ができない・ファイルやフォルダが開かない・LinkStationやTeraStationが起動しないなど、使っているNASに何かしらのトラブルが生じた時には慌ててしまうことも多いものです。少しでも悩んだり困ったりした際にはプロの復旧業者の無料相談を利用することが問題解決への近道となります。
機器に保存しているデータが不要な方はメーカー修理や修理専門会社に依頼する方法も選択肢として挙げられますが、メーカー修理や修理専門会社にNASを修理に出した場合にはデータが保存されているHDDは初期化される、もしくは新しいHDDに交換された上での修理対応となるため、LinkStationやTeraStationは使えるように戻ったとしてもデータは全て消された状態で返却されてきます。
中のデータが無くなったり取り出せなくなったりしたら困ると少しでも考えた場合にはデータ復旧業者に相談することを優先しましょう。
・データ復旧業者の選び方
LinkStationやTeraStationにアクセスができない・接続ができなくなった際にデータを復旧したい時には復旧業者選びが重要となります。どこの復旧業者を選べば良いのか悩んだ時には下記の様な項目をチェックしましょう。困らずに済みます。
- 高度な技術力を持っている(独自技術やAI技術の有無)
- 復旧、修理に要するスピードや対応が早い
- 料金プランや復旧費用例がホームページに記載されている
- クリーンルームなど専用環境下で修理・復旧作業を行っている
- 情報の守秘義務・セキュリティ管理が万全
- 復旧実績・復旧事例の有無
データ復旧業者は数多く存在していますが、復旧・修理技術やサービス内容には大きな差もあるものです。どこの復旧業者に出しても同じように早い対応と費用を抑えた上で確実にデータが復旧できるわけではないため注意しましょう。
アドバンスドテクノロジーは1から6の項目、全てを満たしているおすすめのデータ復旧業者です。独自技術やAI技術を持っており、高度な技術力で復旧・修理作業を行うからこそ、迅速な対応と低価格でのデータ復旧を可能にしています。LinkStationやTeraStationなどのNASやRAIDサーバー、外付けHDD、SSD、USBメモリ、パソコン(Windows・Mac・自作)、SDカードなど、様々な機種に対して復旧・修理実績も多くあり、安心です。
・アクセスできない等のトラブルが起きても復旧が可能なLinkStation・TeraStation例
LinkStationのシリーズ・型番例 | TeraStationのシリーズ・型番例 |
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LS200・LS200DNBシリーズ、LS400シリーズ、LS500・LS500DNBシリーズ、LS700・LS700DNBシリーズ、LS710Dシリーズ、LS720Dシリーズ、 LS210DG・LS210DNB・LS220DG・LS220DNB・LS411D・LS420D・LS510DG・LS510DN・LS510DNB・LS520DG・LS520DN・LS520DNBなど | LS200・LS200DNBシリーズ、LS400シリーズ、LS500・LS500DNBシリーズ、LS700・LS700DNBシリーズ、LS710Dシリーズ、LS720Dシリーズ、 LS210DG・LS210DNB・LS220DG・LS220DNB・LS411D・LS420D・LS510DG・LS510DN・LS510DNB・LS520DG・LS520DN・LS520DNBなど HS-DHTGLシリーズ、TS1000シリーズ、TS3000・TS3010・TS3020シリーズ、TS5000・TS5010シリーズ、TS6000シリーズ、TS3210DN・TS3220DN・TS3410DN・TS3410RN・TS3420DN・TS3420RN・TS51210RH・TS5210DF・TS5210DN・TS5410DN・TS5410RN・TS5610DN・TS5810DN・TS6200DN・TS6400DN・TS6400RN・TS-2RZH・TS-2RZS・WS5220DN・WS5420DN・WS5420RN・WSH5420DN・WSH5420RN・WSH5620DN・WS5400RN・WSH5411DN・WSH5610DNなど |
上記は一例です。LinkStation・TeraStationに発生する様々なトラブルに対して、機種や型番を問わずアドバンスドテクノロジーでは対応が可能です。
LinkStationやTeraStationにアクセスができない時にやってはいけない事
LinkStationやTeraStationにアクセスができない時には下記のような作業は行わないように注意しましょう。
- 電源の入り切り、再起動を繰り返す
- 通電し続ける
- HDDの交換を行う
- RAIDのリビルド作業を進める
- HDDを取り外して直接PCに繋ぐ
- 復旧ソフトを使う
- リセットボタンやファンクションボタンを押す
1.電源の入り切り、再起動を繰り返す
LinkStationやTeraStationにアクセスができない際には内蔵HDDが故障している事が多く、慎重な対応が求められるものです。LinkStationやTeraStationにエラーコードやエラーメッセージが表示される・ランプが赤点灯や赤点滅の状態になるような場合にはデータが保存されているHDDが損傷している事を示していることがほとんどです。
そのような場合に電源の入り切りや再起動を繰り返すとその都度、データを読み取る為の針のような部品、ヘッドがハードディスク内のデータを記録しているプラッタと呼ばれる円盤状の部品の上を接触してプラッタに傷や溝を作る他、データが記録されている部分そのものをえぐり取ってしまうことも起こりえるものです。
データが無くなったり取り出せなくなったりしたら困る・早く問題を解決したい・費用を抑えて確実にアクセスができなくなったLinkStation・TeraStationからデータを復旧したい・取り出したいと考えた時には電源の入り切りや再起動は繰り返さない様に注意しましょう。
LinkStationやTeraStationにアクセスができない時に電源の入り切りや再起動など簡単にできることを1回試すだけでも機器に致命傷を与えてしまうこともありえます。失敗したくない・後悔したくない方は操作や作業を止めることから始めた方が良いものです。
2.通電し続ける
LinkStationやTeraStationにアクセスができない場合にはNASに搭載されているHDDや基板など重要な部品が損傷している事が大半で、データ消失の危険性が迫っている事が多いものです。正常にNASが動作しない時に通電し続ける・電源が入ったままの状態を保つだけでもHDDに大きな負荷がかかる・データの上書きやHDDの故障の具合が重篤化するなど取り返しのつかない状況に陥ってしまう事も多く起こりえるものです。
Buffalo製のNASが起動しない、動かない・共有フォルダにアクセスができないといったトラブルが生じた際には機器の電源を切り、それ以上、状態を悪化させない様に努めることが最重要となります。
3.HDDの交換を行う
LinkStation・TeraStationなどのNASは複数のディスクを使ってRAIDを構築しているものです。そのため、RAIDを構成しているHDDが1台故障したとしてもRAID機能によってバックアップが取れている・RAIDを構築しているから特定のディスクが壊れても大丈夫だと認識しているなど、RAID機能を過信してHDDの交換を安易に行ってしまうとRAIDのリビルドが自動的にかかり、RAID情報のアルゴリズムが崩れる・ファイルシステムが破損する・データの上書きが進む・データの読み書きができなくなるなど、データを消失させる事態に繋がる事の方が多く起こりえるため、注意が必要となります。
LinkStationやTeraStationを1年以上使っていて経年劣化(自然故障)が疑われる・停電や瞬電が起きた・引っ越しや配置換えの後にNASにアクセスができない・雷や地震、台風、豪雨、大雪など自然災害の後に機器に不具合が起きた・NASをRAID0で構築している・内蔵ハードディスクが2台だけのモデルを使っている・エラーコードやエラーメッセージが表示される・筐体のランプが赤点灯、赤点滅の状態になるなど少しでも機器が物理的に壊れていると懸念される場合にはHDDの交換を行うことは避けましょう。
同様にディスクの順番を変える・抜き差しを行ってしまうとデータ消失のリスクが急激に高まってしまいます。
4.RAIDのリビルド作業を進める
HDDが故障している・壊れかかっている時にRAIDのリビルド(再構築)作業を行ってしまうと機器内のデータが消える・上書きが進む・データ復旧、修理作業の難易度が上がる等、取り返しのつかない状況に陥ってしまう事態に繋がることも多く起こりえるものです。
LinkStationやTeraStationにアクセスができなくなった際にE04・E06・E07・E13・E14・E15・E16・E22・E23・E30・EMモードなどのエラーコードやエラーメッセージが表示された・筐体のランプが赤点灯・赤点滅になった場合にHDDの交換およびRAIDのリビルド(再構築)を行ってしまうとリビルドが失敗することや途中で止まることが多く、正常に完了しなかった場合には故障の具合が重篤化する・データの上書きが進む・他の障害が生じるなどデータ消失の危険性が高まってしまいます。
HDDの交換や抜き差し、順番の入れ換え後に自動でかかるリビルドだけでなく、LinkStation・TeraStationから費用を抑えてデータを復旧したい・早く問題を解決したい場合には自発的にリビルド作業を進めることは避けた方が良いものです。
5.HDDを取り外して直接PCに繋ぐ
LinkStationやTeraStationにアクセスができなくなった際に内蔵HDDを取り出して外付けハードディスクのようにパソコンに繋げば使えるのでは?と考えてしまうかもしれません。しかしながら、LinkStationやTeraStationなどに内蔵されているハードディスクを取り出してそのままパソコンに接続したとしても中のデータを見たり使ったりするとはできないため注意が必要となります。
使えないだけでなく、内蔵ハードディスクを直接パソコンに繋ぐことでデータが上書きされてしまう事や状態が悪化してしまう・フォーマットを促されるなど、新たな障害が生じてしまうことの方が多いものです。デメリットしかない方法の1つです。自分でどうにかしたいと思った時こそ行わないようにしましょう。
↓LinkStationからデータを復旧したいと思った時にはこちらも参照ください。
6.復旧ソフトを使う
LinkStationやTeraStationにアクセスができなくなった時には復旧ソフトの使用は避けた方が良いものです。安易に復旧ソフトをダウンロードしたり、スキャン機能を使ったりするだけでデータの上書きが進む事や状態が重篤化する事が多く起こりえるものです。そもそも、復旧ソフトは軽度の論理障害が発生している場合にしか対応ができず、ハードディスクに少しでも物理的・機械的損傷が起きている時には使えません。
LinkStationやTeraStationにアクセスができない等のトラブルが発生してしまった時には論理障害ではなく物理障害がハードディスクに生じてしまっていることの方が多く、復旧ソフトを無理に使ってしまうとデータの取り出しができないばかりか取り返しのつかない状況に陥ってしまうことも多いものです。復旧ソフトを利用する方法は選択しないようにしましょう。
7.リセットボタンやファンクションボタンを押す
筐体部分をよく見るとリセットボタンやファンクションボタンが搭載されている機種もあります。NASにアクセスができない等のトラブルが発生した時にはこれらのボタンを押すように促される事もありますが、ボタンを押してしまうと初期化されてしまう・データが消えてしまう対応となるため、押さないように注意しましょう。万が一、押してしまった場合にはその場でプロのデータ復旧業者に連絡すべき事態となります。
↓TeraStationのデータを復旧したい方・料金を抑えたい方はこちらも参照下さい。復旧のプロが詳しい解説をAT公式ページで行っています。相談も無料です。
まとめ・困ったときには余計なことをせずに復旧業者へ相談を
LinkStationやTeraStationにアクセスできない等のトラブルが発生した時には慌ててしまうことも多いものです。NASの中に大事なファイルやフォルダが入っている・無くなったり取り出せなくなったりしたら困る・早く問題を解決したい・費用を抑えてデータを取り出したいと少しでも考えた場合には機器の使用を止めることから始めましょう。
機器を使い続けようとする・電源の入り切りや再起動を行うだけでも取り返しのつかない状況に陥ってしまう事も多いものです。少しでも困ったときにはプロの復旧業者の無料相談を利用することを優先しましょう。データが失われるリスクを回避でき、不安もすぐに解消され費用も抑えられることに繋がります。
復旧業者を選ぶ時に迷った際には技術力やサービス内容をチェックしましょう。アドバンスドテクノロジーは独自技術やAI技術を持っており、高度な技術力で復旧作業を行っているからこそ、迅速な対応と低価格でのデータ復旧を可能にしています。NASやHDD・SSD・パソコンなど、様々な機種に対して多くの復旧実績もあり安心です。